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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光A章 この上なく尊き命の王センエース。

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77話 常識的厨ニ発想。


 77話 常識的厨ニ発想。


 ……アモンとUV1、

 この二人は、共に、センエースを愛している。

 どちらもセンエースを『絶対に揺るぎない頂点』と認識し、『センエースのためなら何でもできる』と腹を括っている。

 魂の深部、その芯が重なっている二人だが、しかし、方向性はまるで違った。


 UV1は、光になりたいと思っている。

 センエースを飾る剣、宝石になりたい。

 ……その想いは、実のところ危ういけれど、でも、その分だけ、とても眩く輝いている。

 『センエースの輝きの一部になれたら、どんなに幸福だろう』と夢を見ている。


 対して、

 アモンは、『センエースの領域にたどり着くこと』が天才として生まれた自分の使命であると考えている。


 この辺は、まだまだガキであるが故の、いわゆる『常識的厨ニ発想(センのように狂った厨ニではなく、常識の範囲に収まる上品な厨ニ)』とも言うべき幼稚思想。

 尊き主に才能がないのは事実。

 それをアモンは受け止めている。

 神を盲目的に信仰している者の中には、『センエースは超天才』と誤認している者もいるが、アモンはそうじゃない。

 アモンは、むしろ、その認識は不敬であると考えている。


 センエースは、努力の鬼ではあるが天才ではない。

 努力の量がいかついだけの凡人。

 ならば、つまり、極論、

 ――『天才である自分アモン』が『尊き主』と『同じ努力』をすれば、『果てなき主以上の存在』になれる。

 もちろん、主と同じ努力はできない。

 あれは異常。

 あれと同じことが出来る者は存在しない。


 ただ『できる限り近しい努力』を積んで、『存在値パワー』で主を越えることができれば『主に余計な仕事をさせること』がなくなる。

 主は存在してくれればいい。

 『世界の支柱として座してもらう』……それだけでいい。

 あの尊き主に、それ以外を望むのは不敬。

 ……と、アモンは考えている。


 主の『最も特筆すべき偉大さ』は『強さ』ではなく、その魂の美しさ。

 あの美しさが、ゼノリカの中心であり続ける限り、世界は安泰である。

 ゼノリカの永久不滅を維持するためには、『センが死ぬ可能性』を『極限まで削ること』が大事だ――と、アモンは考える。



 対して、

 UV1は、『自分など剣の一つになるのが精々』だと思っている。

 努力はもちろん限界以上にやる。

 しかしセンと同じこと……同じ領域は『絶対にムリだ』と認識している。

 諦めているとかではなく、同じことができるものは存在しない、という事実に対する確信が強いだけ。

 それもまた信仰ゆえ。

 アモンの目標など、ガキの妄想に過ぎないと考える。子供が『ガチの仮面ライダーになりたい』と言っているようなもの。

 バカなクソガキの迷想でしかない。

 UV1は、アモンの夢を、そう認識している。

 そこらのガキが不相応な夢を見るのは別にいい。

 だが、正式なる『ゼノリカの天下』に属する修羅が、いつまでも無邪気に『仮面ライダーになりたい』などと宣っているのは、なかなかの大問題と言えるだろう。

 正直、アモンを見ていると、普通にイライラする。

 厳格な大人の職場に、園児の妄想を持ち込むな。

 それがUV1の視点。


 ……対して、

 アモンは、UV1が『挑戦もせずに諦めている』と感じている。

 だから心の中で見下す。

 その心情がわからないほどUV1はバカじゃない。

 この二人が必要以上にピリピリしてしまうのは必然だった。


『神を知りながら、成長できないアモンにイラつくUV1』

『神を知りながら、夢を見れないUV1にイラつくアモン』


 どちらが間違っているとか、どっちが正しいとか、そういう問題ではない。

 それぞれの意見と夢と未来があるという、たったそれだけの、当たり前の話。


来年1月から発売予定の自作コミカライズ版ですが、

以前から言っている通り、毎月二周目の土曜日に販売し、

毎月、発売日に、

「一日10話投稿」のイベントを敢行しようと思っております!


今回に限っては、流石に、時間的厳しさから、

「本編の方でのイベントはやめておこう」と思っていたのですが、

私の中のセンエースが「まだだ、もっとよこせバルバトス」とうるさいので、

毎月「1日10話投稿」のイベントを行うことに決めました。



舞い散る閃光「え……言ってない……え? なんで、俺のせいにしたの? あんたが勝手にやっていることなのに……てか、無理だろ。今の段階で、ギリギリのパンパンなのに……」



確かに、時間的に厳しいです。

しかし、私の中のセンエースが「とまるんじゃねぇぞ」とうるさいので――



舞い散る閃光「だから、言ってないって。この人、おかしくなってるよ、ほんと。やばいって」


おかしくなるぐらいじゃないと届かない……そんな世界に、お前と一緒にいく。

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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[良い点] この投稿頻度だと、いつか言ってた一か月百話投稿に近いものを感じる。 更に漫画も描きながらって本当にセンエースエンジン全開ですね。 センエースを書くためには限界を超え続けるアリア・ギアスを実…
[気になる点] なんかもう一周回ってバカになり始めてないかこれ
[一言] おめでとうございます! ついに念願の"オーラドール・アバターラ"を会得したんですね! じゃないと生身で"1日2話投稿&月一コミカライズ60ページ&月一クロッカ編25話&月一10話投稿"を成そ…
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