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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光A章 この上なく尊き命の王センエース。

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76話 生まれながらの家猫がヘソ天する勢い。


 76話 生まれながらの家猫がヘソ天する勢い。


「じ、慈悲を……」


 と、許しを乞うてくる龍に、

 センさんは、


「慈悲ならくれてやっているだろう? お前は俺の家族を食おうとしたんだ。もし、それが悪意によるものだったなら、お前は俺に知覚されたと同時に死んでいた。お前の行動の起因は、悪意や食欲ではなく、この森周辺の均衡を保とうとしたが故の、責任感からくるソレだったから、流石に殺すのもアレかなぁ、と思い、こうして生かしてやっている。これが慈悲以外のなんだってんだ。……己の現状が理解できたかな? ワンダーボーイ」


 センの言葉を受けて、

 龍は震えながら、

 平伏のポーズをより深くして、


「も、申し訳ありません。まさか、あなた様ほどの強者の家族だとは思ってもおらず――」


「オーライ、オーライ、オーライだぜ、ボーイ。そう畏まらなくても、取って食いやしねぇよ。楽にしてくれ。ここはお前の森だろう? 生まれながらの家猫がヘソ天する勢いで、豪快に、くつろいでくれや」


「……」


 恐怖で震えて、何も喋れなくなる龍。

 ついには、ストレスに耐えきれなくなり2度目の失神。

 秒で回復されて、逃げ道なし。


 メンタルズタボロの龍に、

 センは、


「ところで、ボーイ。お前、『ポガッサの加護』がかかっているな。あいつに召喚され、かつ、知性を爆上げされている。……その認識で間違いないな?」


「わ、我が主を……ご存知で……?」


「俺はポガッサの父親だ、ボーイ」


「な、なんと……」


「天帝ポガッサは、『壊れたモンスターの駆除で忙しい』から、『地上の管理は、お前みたいな召喚獣に任せている』……という認識で問題ないかな、ボーイ」


「は、はい……神の父よ」


「おいおいおい、ボーイ、ボーイ、ボーイ。硬い硬い硬い。神の父とか、そんなしんどい呼び方は、ナンセンスで、バッドで、気品がなく、ちゃちで、矮小で、何より、速さが足りないぜ。俺のことは、気軽に『家族が増えるよ、やったねセンちゃん』とでも呼んでくれ」


「……?」


「ああ、そんな不思議そうな顔をする必要はない。俺の発言は、一から十までデフォルトでバグっている。まともに相手をしていたら心をやられるから、気をつけろ」


 と、好き放題なことをほざき散らかしてから、


「さて、と。それじゃあ、ボーイ。お前に命令だ。『初対面の顔面偏差値48』にいきなり命令されるとか『冗談じゃない』と思うかもしれないが、死にたくなければ、黙っていうことを聞いた方が身のためだぜ」


 と、前を置いてから、


「……『この二人(アモンとUV1)』のことはいったん放置しておけ。で、もし、こいつらが接触してきたら、黙って要求に従っておけ。バカな態度さえ取らなければ、こいつらがお前に危害を加えることはない。そして、この世界が害意に晒されることもない。理解したか、ボーイ」


 センの言葉を受けて、

 龍は、何度も、首を縦に振った。


「いい子だ、ボーイ」


 センはそう言い残し、

 瞬間移動で、その場を後にした。


俯瞰背景つきのコマを、産まれて初めてかきました……

もちろん、クオリティに関してはアレですが……

流れは理解しました。

このやべぇレベルが、一年後、どうなるのか、

その辺も、楽しみにしていただけたらなぁ、と思っております。

挿絵(By みてみん)

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