57話 ほんまもんのサイコ。
前に、自作コミカライズ版は、横読みになると思う……と書きましたが、
実際にpdf入稿したものを確認すると、縦読み以外でみる方法がありませんでした。
pdf漫画の仕様を知らなかったのと、入稿段階では、実際に「本になった時」のプレビューしか見れなかったので、pdfでも横読みが出来ると勘違いしてしまいました。
本当に申しわけありません<m(__)m>
57話 ほんまもんのサイコ。
「その人、ほんまに頭おかしいから、相手したないねん……」
「禿同なんだよ。ちょっと、手におえねぇから、そっちで対応してくれや。この変態は、お前たち(田中家)が始めた物語だろ」
「いや、どっちかっていうたら、おどれが始めた物語な気がするが……」
などと、『ハリケーンボンビー(セラ)』を押し付け合っている二人。
セラは、その中に割って入ってきて、
「なーなー、センせー、どうやってシューリを殺す? ボクは、首絞めが一番ええと思っとるんすけど、センセーは、どの殺し方が好みっすか?」
「……最初は、冗談で言っているのかと思っていたが……こいつの、このサイコベビーみたいな目……もしかして、マジか? え、このナチュラルボーン精神異常者、本気で、シューリを殺そうとしてる? え、やばぁ……こいつ、やばぁ」
「セラ姉はヤバいで。ほんまもんやからな」
と、そこで、
それまでは、黙って影に控えていた女、
『童那』が、イスから立ちあがり、
「主よ、よろしいでしょうか」
と、センに声をかけてきた。
「え、あ、はい。なんでしょう?」
「そのバカ女を殺す許可をいただきたい。これ以上、身内の恥を晒し続けるのは我慢できません」
田中・イス・童那は、
そう言うと、懐に忍ばせている拳銃を抜いて、
セラの頭に標準を合わせる。
「どうか、発砲の許可を……主よ」
「いや、まあ、ぜひとも、ゴーを出したいところではあるのだけれども……えっと、とりあえず……、その物騒なブツをしまおうか。そして、座ろうか」
「しかし、主よ! そのイカれたバカを、これ以上のさばらせておくわけにはまいりますまい!」
「そうねぇ……それには大いに同意するところなんだけどねぇ……ただ、だからって殺そうとするのは、いただけないねぇ……もっと、穏やかに、生産的な会議をしていきたいなぁってのが、俺の本音なわけで――」
「そのバカが生きている限り、それは不可能です、主よ」
と、バキバキの殺気を放つドウナに、
セラは、
「そこの『出来損ないのダルマ』みたいな、ブスのオバハン、もしかして、ボクに嫉妬してるんすか?」
と、やべぇ煽りをかましていく。
流石に、そのセリフはヤバすぎる……と、センも、他の田中も、皆、思ったらしく、
ピーンと、えげつないほどに空気が張り詰める。
ドウナは、あえて、表情をフラットにして、
「……あわてんなよ、セラぁ……そんなに死に急がんでも、許可さえもらえたら、すぐにブチ殺したるから……」
凍える瞳と声音。
一般人なら、震えることしか出来ないであろう、
ドウナの御局力を前に、
しかし、セラは、
あえてヘラヘラと、黒く笑って、
「なんか、もう、『かわいそう』を通り越して『哀れ』っすねぇ。もし、ボクが、そんな終わっとる顔面で産まれとったら、物心がつく前に自殺しとったやろうなぁと思うっす。よく、そんなルックスで生きてられるっすね。羞恥心とかプライドとか、ないんすか? 産まれてから、ずっと、どういう気持ち? ねぇ、ずっと、どういう気持ち?」
「BOOTH」にて、自作コミカライズ版のサンプルを無料配布しております。
どんな感じで、購入できるのか、確認していただければ幸いです。
クロッカ版の続き、1話分もダウンロードできるようにしてあります。
分からない人はいないと思いますが、一応、ダウンロード手順を記載しておきます。
・ブースは、ピクシブアカウントがあればログインできて、ピクシブアカウントは、メアド一つあれば獲得できます。アカウントがなくても、1分あればログインできると思います。
・センエースで検索。サンプルをダウンロード。
……以上です。
来年の一月からご購入していただく場合の手順は、
アマゾンで購入するパターンと同じで、
買い物カゴに入れて、クレカかコンビニでお金を払い、ダウンロード。
……以上です。
もし、ダウンロード手順が分からない、ダウンロードされたものの保存方法がわからない、ダウンロードされたものを見る方法が分からない、という場合は、遠慮なく質問していただきたいです。




