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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光A章 この上なく尊き命の王センエース。

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40話 愛の奇跡という冗談。


 40話 愛の奇跡という冗談。


 レイナの中で、ロマンチック乙女ゲージが、さらなる暴走を開始する。

 『出会えた』と思った時から、ずっと、宇宙みたいに、無限の膨張を続けている乙女心。

 レイナの視点では、白馬に乗った王子様が、ずっと、理想以上の美しさを魅せつけてくる。と、言った感じ。だから、彼女の中で、想いが膨れ上がっていく。

 ずっと、欲しい言葉をくれる。ずっと、欲しい想いをくれる。


 那由他を積む覚悟はあった。

 けど、それが大変であることぐらい、頭がいいので想像できた。

 自分のがんばりを認めて欲しいと思った。

 少しでもいいから、その苦労をねぎらってほしいと思った。

 欲望は無限、

 欲しい言葉は無限。

 その全てを叶えてくれる男は流石にいないだろう……

 そう思っていた彼女の心。

 その全てを、完璧に包み込んだ閃光。


 レイナは沸騰する。

 脳の中で、さらなる革命が起きる。

 さっき、大きな革命が起こったばかりなのに、

 そんなものじゃ足りないとばかりに、

 彼女の全部が、ありえないほどの沸騰を起こす。


 バリィンッッ!


 と、鎖が引きちぎれる音が響いた。

 自分を縛っている鎖が死んだ。

 彼女は、

 『本来の自分』を取り戻す。


 それと同時、

 パァアアっと、

 何かが開く音が、確かにした。


 自重を忘れて、連続する革命。

 『愛の奇跡』などという『ふざけ尽くした冗談』で、

 世界のルールや倫理をあざ笑っていく。


 神種の覚醒にともない、

 彼女の中で、


「……プラチナ……スペシャル……っ……」


 目覚めた可能性。

 暴走が、いつまでたっても終わらない。


 彼女の中で目覚めた可能性、

 それは、『サンスクリットアライブ』。

 一言で言えば『愛の奇跡』を現実にする力。

 愚直に言えば、不可能を可能にする力。


(……出力が、演算速度が、机が足りん……これだけやと……王の妻は名乗られへん……)


 愛とプライドに後押しされて、

 より深く刻まれていく想いの結晶。

 重たく、じっとりと、ズンと、メンヘラに、膨れ上がっていく混沌。


 レイナは、さらなる追及を開始する。

 足りない全てを翼に変えて、

 剣の強度を補っていく。


 携帯ドラゴンが慟哭をあげた。

 技術者でなくとも分かる、誰の目にも明らかなオーバーヒート。

 それでも、レイナは止まらない。

 きっと、ぶっ壊れて、歪んで、腐っても、その暴走は止まらない。

 休憩なし、ノルマ激重、報酬無し、魂魄がバグる可能性あり、

 狂気の領域に至ったブラック企業シフト。


 深く、深く、自分の中へと没頭していくレイナ。

 結果、


「……超神化……」


 足りない出力を、自分の中から捻出する。

 覚醒のバーゲンセール。

 もはや、ここまでくると、天才がどうとか、そういう次元でもないような気がする。


 明らかな異常事態。

 何が起こっているのか、

 究極超神センエースでも、理解できなかった。


(神種が芽吹いて、プラチナが目覚めて、その上で、超神化した? この数秒の中で? なんだ、こいつ……マジか……超神になるのに、俺がどれだけ苦労したと思ってんだ……俺だけじゃねぇ……バーチャとか、ゼノリカの面々とか……みんな、どれだけ……)


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[良い点] 愛スゲーwとさっそく言いたくなった。 凄い小学生 センエースは純情に恋愛の順序を守るというか守りすぎるというか 少なくとも小学生に欲情する奴じゃないから そういう点は安心できる
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