34話 夜を掌握したキャバ嬢式のカツアゲ。
34話 夜を掌握したキャバ嬢式のカツアゲ。
(え、やば……なに、こいつ……さっき、それを言って怒られたばっかりなのに、なんで直後に、また同じことを……え、どういうこと……どういうキチ○イ? おまけに、旦那様とかいう、ナメた呼び方で、一発カマしてきやがっているし……え、ほんと、なに、こいつ……こわっ……シューリなみにヤバくて、引くっ……!)
なんだかんだ常識人のセンにとって、
レイナの行動は、あまりにもキチ〇イが過ぎた。
『理解できる範囲の外』を、回遊魚のごとく、さまよっている。
ちなみに、『旦那様』の語源であるサンスクリット語のダーナには、『金づる』という意味もある。
そんな、『偏った知識を持つセン』の耳には、レイナの発言が『キャバ嬢式のカツアゲ』にしか聞こえない。
困惑が止まらないセンに、
レイナは、続けて、
「あたしも、コスモゾーンにハックをかけて、旦那様の知りたいことを探ってみようと思うんや。トウシでも見つからんかったもんが、あたしに見つけられるかどうか分からんけど、あたしとトウシでは、性別・感性・指向・視点に、大きな違いがあるんは事実やから、トウシが見逃した大事なもんを、あたしが見つけられる可能性はゼロやない。というわけで、携帯ドラゴンをちょうだい、旦那様」
『語尾にハートがついているとしか思えない声音』でおねだりをしていく彼女に、
センは、最初の方こそ、戸惑いを隠せなかったが、
(……こいつから感じる、この小悪魔感……俺には分かる……これは、『己の生理的本音』を殺してでも男から金品を巻き上げる『揚羽蝶』の毒牙……夜を掌握したキャバ嬢の手練手管……こいつ、この年齢で、すでに、その領域に到っているというのか……こちらをだまそうという気配を微塵も感じさせずに、ブランドバッグや高級時計を買わせて、すぐに換金する生粋の悪意。したたかな性根の腐り方……その浅ましさを、表には一切出さず、バカな男に儚い夢だけを魅せる、小悪魔の皮をかぶった大魔王……おそろしや、おそろしや……)
戸惑うターンが終わったセンは、
次に、ドン引きのターンに入っていた。
何年経っても、『女性の本心』だけは分からない閃光。
流石、200兆年童貞の年代物は、格が違った。
恋愛経験はしょっぱいくせに、耳年増で、危機管理能力と自意識とプライドだけは一丁前のモンスター。
わかったふりをして、本当は何もわかっていないダメ男。
そんなバカダンディズム・センエースに、
レイナの本気の想いが伝わるわけがない。
ここでレイナの本気が理解できるほど察しのいい男なら、
200兆年も童貞でいるわけがないのだ。
(欲望のためならカメレオンになれる、この尖った狡猾さは……『人間性の評価』という視点ではクソ以下のカスだが、しかし、『武器の性能』という視点でみれば、なかなかの輝きを放つ狂気と言える。トウシの情報によると、こいつは、田中家の中でも屈指の頭脳を持つ天才という話。……その上で、これほどの腐った性根……下手したら、蝉原に匹敵するんじゃないかと思うほどの穢れ……その『歪んだ強さ』と『天才性』が合わさった時、高潔なトウシでは届かなかった何かを見つけ出す、という可能性は、ありえん話ではない……)
漫画としてのクオリティを高め、
バリエーションを増大させるため、
色々と、「手段」を画策しております。
具体的に言うと、普通に、まあまあのお金を使っておりますw
現段階で、すでに、5万以上は使っていますねぇw
もちろん、初期投資なので、毎月、そんなにかかるわけではないのですがw
とりあえず、本気であるということと、
必死に作業を行っており、前に進んでいる、
ということをお知らせします(*´▽`*)
現時点で、すでに、キャラで言えば50枚分ぐらいの下絵を描いておりますw
センの色々な視点、動き、表情で20枚……
シグレも同じく……
アダムも同じく……
これでも、まだ、半分……気が遠くなる……
下はネームのラフです。
ここからラフの仕上げ、ペン入れ、色塗り……
ほんとに気が遠きなりうえぃふじおk(´Д`)




