表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光A章 この上なく尊き命の王センエース。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4171/6058

21話 俺の中での最優先殺戮ターゲットは、あくまでもタナッカマン……貴様だ。


 21話 俺の中での最優先殺戮ターゲットは、あくまでもタナッカマン……貴様だ。


 『ウルトラバイオレット001(ロビント・ユニ・K・オーン)』

 『亜門あもん(ラピッド・ヘルファイア)』


 どちらも、優れた資質と野心を持つ『天才超人』であり、

 『多く』を経験したことで、精神的にも成長している。

 その上で、まだ『天上の面々』のような『完全な魂魄』にはなり切れていない、という『バランスのいい未成熟さ』が『選ばれた理由』の最上位。


 『資質』の観点で、この両名は、『いずれ十席に上がること』がほぼ確定している。

 今回の『宣教師としてのミッション』を完璧にこなすことで、精神的に、もうワンランク成長してもらい、即戦力として十席に昇格させることが、ゼノリカにとってもっとも有益である、という、多角的な視点での総合判断が下された。


 ちなみに、宣教師チームに選ばれなかったことで、楽連のトップ『長強グランゼル・マイルール』が、頭を抱えて、のたうちまわりながら、悔しさをあらわにしたのだが、それは、また別の話。

 この上なく尊き神を深く知ったことで、長強は、より強く激しく強烈に、『神族になりたい』と願うようになり、だからこそ、今回の選抜チームに選ばれなかったことを、奥歯がへし折れるほど、悔しく思っている。

 ……長強も、昔は、ただ、『ビッグになりたいだけ』だった。

 神族になることで、真の幸福を得られる。

 そういった視点で、上を目指していた。

 だが、そういった『俗な欲望』は、現状、かなり薄くなっている。

 まったくないとは言わない。

 彼も人間だから。

 しかし、昔と今では、明らかに、『動機の一等賞』に変革が起きている。

 『より近い場所で、神に尽くしたい』

 それが、長強の願い。

 そして、ゼノリカの天下に属する者全員の願い。

 今後、天下に属する全員が、天上を目指して、これまで以上の努力を積んでいく。



 ★



 ――センは、今、『第一アルファ』にきていた。

 懐かしい故郷の風景を見ながら、


「へっ、汚ねぇ世界だ」


 と、センは吐き捨てる。


 Tシャツ・ハーフパンツという、

 とても神の王とは思えないラフな姿で、

 超高層タワマンのペントハウスから、

 『でけぇ窓』の外に広がる世界を眺めている。


「セン、お前、ほんまに、第一アルファがキラいなんやのう」


 と、ソファーに腰かけている天敵に、そう声をかけられたセンは、


「ああ。大嫌いだ。吐き気がする。だが、この世界以上に嫌いな男……それが、貴様だぁ!」


 ビシィっと、トウシを指さして宣戦布告をするセン。


「俺の中での最優先殺戮ターゲットは、あくまでもタナッカマン……貴様だ」


「タナッカマン呼び、やめれる? キモいねん、そのあだ名」


 と、心底ダルそうにつぶやいてから、


「てか、セン……お前、ほんまに、自由な異世界移動が可能になったんやな」


「くく……俺はまた一つ完璧に近づいてしまった。貴様を超える日も近いだろう」


「とっくに超えとるというか、現状、足元にも及んでへんねんけど、まあええわ。あと、今回の『異世界に行ける行けへん』に件に関しては、『完璧に近づいた』っていうか、『普通になった』ってだけやけどな。上位の神なら、誰でもできる『自由に世界を移動できる許可』が、これまでは、なぜか、おりんかったというだけやから」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[気になる点] ソルのダブル神化を経験したゴートとゼンに どんな革新が起きたのかが気になるところ。 意識がなさそうだったとはいえ、ソルの武が 刻み込まれたのは確かですし、なにかしらの変革が 彼らに起こ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ