15話 カテゴライズ。
15話目ぇええ!!!
15話 カテゴライズ。
※以下、センエースに対するスタンスカテゴライズ。
・『センエースに対する感情が暴走しすぎて、人だけではなく、動物にも虫にも、――なんだったら水や雲や空気なんかも含め、この世の全てに対し、【頭が高い、貴様ら、全員、センエース神帝陛下にひれ伏せ。主の尊い御威光の傘下にあるという幸運に咽び泣きながら全力で最敬礼せんかい】と思うようになっている……そんな爆裂に頭がおかしいハイエンド狂信者』が5パーセント。
・『命の全部をもれなく捧げたい。不相応な話だが、もし主から、髪の毛の一本でもいただけたなら、歓喜のあまり蒸発してしまう』という、普通に頭おかしくなってしまった狂信者が全体の5パーセントぐらい。
・『心底から感謝しており、主の命令だったらなんでも賜りたい。間近で会話でもできようものならゲロ吐いて失神する』という、だいぶ強めのスタンスの心酔者が10パーセントぐらい。
・『センエースしか勝たんが口癖で、とにかく親愛が止まらない。不相応な話だが、もしサインでももらえたら、永遠の家宝にする』という熱狂的なファン層が5パーセント。
・『可能な限り頑張って、自分も少しでもセンエースのように世界を支えたい。そのための努力だったら惜しまない』という、かなり真面目な求道者が5パーセント。
・『センエースに任せてばかりで、自分は何もできていないと嘆いている豆腐メンタル』が5パーセント。
・『センエースの遥かなる武に魅了され、その領域を目指そうと一心不乱な修行僧』が5パーセント。
・『感謝しているが、センエースという概念を色々と利用できそうと考える、普通の不届きもの』が2パーセント。
・『文句を言う気はないけど、流石に、ちょっと、やっていることがあざといんじゃないかなぁ』と、穿った視点をしている捻くれ者層が2パーセント。
・『とにかくセンエースに狂ってしまい、周囲の迷惑とか省みず、あらゆる方法でセンエースを追いかけ回そうとする、ガチでヤバいストーカー』が9パーセント。
・『上記の改悪版。センエース関連のレアなグッズなど、センエースに関わる貴重品を手に入れるためなら殺人も厭わないと考えているサイコ』が2パーセント。
・『これだけの力とカリスマを持つ王なんだから、もっと世界を完璧にできるんじゃないかなぁ』と、期待と不満が混在している、若干不敬な一般人層が5パーセント。
・『もちろん感謝はしているし、その尊さは理解できるし、狂信者たちの気持ちもわからなくはない。しかし、一部の異常者たちがやばすぎて引いているし、センエースに狂いすぎている世の中を、正直ちょっと気持ち悪い』と思っている一般人の層が10パーセント。
・『純粋に、センエースという神に、真っ当で常識的な感謝の念・愛情・好意・憧憬を抱いている一般人』が10パーセント。
・『センエースは何も悪くないと思っているが、しかし、センエースの悪口や不満でも言おうものなら、周囲の大半の者から睨まれ、下手すると人間扱いされなくなる世の中に、どうしても息苦しさを感じてしまう』という、根本的な信仰心が薄い層が9パーセント。
・『感謝はしているし、ありがたい存在だとは思っているが、特に何かしようとは思っていないし、するべきでもないんじゃない?』と冷めた感情を抱いている一般人5パーセント。
・『センエースは、持ち上げられることを嫌う謙虚な神様だから、そっとしておいた方がいいんじゃないかな?』と考えている、セン的には一番ありがたい一般民衆が5パーセント。




