表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真醒・究極超神C章 『セン』VS『トウシ』――気炎万丈編。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4031/6058

17話 ふじこ!


 17話 ふじこ!


「もう、まじでぇぇ?! せっかく5兆かけて磨いた経験値、全部無くしたの? ふざけんなよ。なんでだよ。なんで、あんな、顔面偏差値48のへちゃむくれのために、俺が5兆年を棄てた上で、200兆年も地獄みないといけないんだよ。ふざけんじゃねぇよ。可愛い女の子のためとかなら、まだわかるけど……いや、仮に、相手が世界一の美女でも、流石に、5兆年の損失と、200兆年のおかわりはありえねぇだろ。もう、勘弁してくれよ。もうほんとに、もう、あー、もう」


 と、嘆いていると、

 そこで、

 ヨグが顕現して、


「まさか、200兆年という毒々茨道を選ぶとは、流石に予測できなかった。今まで、私は、貴様の変態ぶりに関して、『コレだけ長い時間付き合ってきたので、流石にそこそこ把握できている』という気になっていたが、どうやらそれは勘違いにすぎなかったらしい。貴様の異常性は私ごときに理解できる範疇にない」


「今からでもキャンセルできないかな? クーリングオフって一週間ぐらいは猶予があったよね? 今すぐ取り消し宣言すれば、契約解除できるよね? できないとおかしいよね?! できない場合は法律違反で訴訟だよね??!!! ねっ!!!!!」


「貴様の『世界に対する献身』には、いつも恐れ入る。貴様が救おうとしているのは、ヌルだけではない。女たちだけでもない。この世に存在する全ての生命の希望足らんとする、その狂気の姿勢。ほとほと恐れ入る」


「だめだ、こいつ、なんか壊れてる。訳のわからん妄想を垂れ流すばっかりで、一ミリも話にならん」


 などとごちゃごちゃ言っている間に、

 ハスターが現れて、


「……センエース、契約の時間だ」


 などと、前回の5兆年の時と、全く変わらない言葉を投げかけてきた。


「どうやら、タイムリープは問題なく成功したようだな。今回は何回目だ? 私の存在値が、理解できないレベルで上昇しているから、もしかすると、そろそろ、2周目のゴールが見えている頃合いだったりするか?」


「……聞いて驚け、ハスターさん、今は、脅威の0回目だ」


「……ゼロ? ん? どういう意味だ?」


「言葉通りだよ。リセットされて、振り出しに戻った。だから、今はゼロ回目ぇええ、あははははー」


「ふり……だし……? 何を言っている? そんな予定はなかったはず」


「ああ、そうだ! ねぇよ、予定には! つまり、今は、想定の範囲外! そして、コレから俺は200兆年を積むのだ! 200兆だぞ! すごいだろぉ、あははは! ひゃははhshshshs! しあqwせdrftgyふじこlpゃしゃyしゃややややややややくぁwせdrftgyふじこlpややゆうあううあうす!!!」


 壊れ方が半端ないセンを見て、

 ハスターは怪訝な顔をするばかり。


 なんの生産性もない時間が少し過ぎてから、


 天才がひょっこりと顔を出して、


「タイムリープ、どうやった? うまいこと、いけた? いい感じに殺された?」


 と声をかけてきたので、

 センは、


「聞き飽きるにも程があるそのセリフを、俺はコレから200兆年、聞き続けるのか……耳が腐るどころの騒ぎじゃねぇな」


「あん? 200兆? なんの数字?」


「俺はなぁ、今日までに5兆6000億年積んできたんだがなぁ。それを燃料にして、今度は200兆年頑張るつもりなんだよ。どうだ、すごいだろう。褒めろ。称えろ。喝采しろ。賛美しろ。そして、這いつくばり、死で償え。おのが罪を」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[良い点] こっからは普通に無双パートだと思ってたから、まさか、「さらに修行を倍プッシュだ……」どころか5倍プッシュまで決め込むのは予想の斜め上だった。トウシの反応が楽しみです [気になる点] ここま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ