5周年記念のイベントの一つとして(2)「大いなる田中家」
5周年記念のイベントの一つとして(2)
・『大いなる田中家の一族』
五周年記念まで、あと一週間!
というわけで、ここで、また、少し抜粋(*^-^*)
前回のせたのと同じ基本情報と、
シグレ、ザンク、ホクト、スイセイ、セラ、サクラについて。
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・大いなる田中家の一族。
『知性レベル』田中家平均 12
一般人 1~3
東大理三 5~6
MIT上位 7~8
舞い散るさん 2(中の下)
・ISA『田中家専用情報機関』「世界の宝である『イス田中』が害されないように護衛・監視をしている秘密組織。世界中のあらゆる情報機関から、正式に、『イス田中を守るためであれば何をしてもよい』という命令が下されているヤバイ集団。長年、イス田中を研究している組織であるため、正式にイスの名前を持つ者の中でも『天才は天才だが、さほど能力が高くない者』がいることを理解しており、イス田中全員に『監視ランク』をつけて、『ランクE』はほぼ無視、『ランクS』はゴリゴリに監視、といった具合で管理を行っている」
『監視ランクS』(全滅してでも守れ。行動を毎時間報告しろ)
『監視ランクA』(死んでも守れ。毎日報告しろ)
『監視ランクB』(絶対に守れ。定時報告もしっかり)
『監視ランクC』(ちゃんと、頑張って守れ)
『監視ランクD』(そこまで力いれなくていいけど、守れ)
『監視ランクE』(基本、無視でいい)
『監視ランクF』(監視するだけ予算の無駄)
『監視ランクG』(節子、それ田中やない)
・ISプログラム『天才育成用研究所』「基本的には、イス田中の天才性を増幅させることを目的とした機関だが、イス田中だけではなく、一般天才の潜在能力開発も行われている。イス田中は無条件で利用できるが、一般天才がここに入ろうと思うと、えげつない試験をクリアする必要がある。イス田中のスパイをするため、世界中から、天才児が送り込まれている。イス田中のために用意された組織なのだが、イス田中はあまり利用しないため、単純に、世界中の天才が集まっているだけの組織となっている」
『時雨』16歳 高校一年 奇跡の世代に産まれながら、信じられないほど低い知性を持つ美少女。顔面偏差値だけは一丁前だが、知性レべルは、田中家の中だとド底辺。あまりにバカすぎて、親戚一同から、『笑われる』という次元を通り越して、「あいつ、たぶん、なんかしらに呪われとるやろ」と大人からは心配されている。若い世代の面々は、普通に「バカすぎw」「やつは田中家の恥晒しよ」と笑っている。
『監視ランクG』
知性レベル『3』
『斬九』17歳 高校二年
もともと、田中家の中でも最高格の知性を持つ天才だったが、『トウシに勝って一番になりたい』と思ってしまったため、徹底的な努力を積み重ね、知性レベルを、田中家の歴史上2位という高みまで押し上げた。
異常なほどのお喋りクソ野郎で、とにかく性格が悪い。
周囲の『程度の低い連中』をゲロ以下と思っている尖った性悪。
善悪に頓着がなく、自分、もしくは大事な人以外が死のうが苦しもうが、なんとも思わない、れっきとしたサイコ。
興味のある分野とパートナー以外興味がない、典型的な田中。
『監視ランクA』
知性レベル、もともと『32』
努力後『39』
『北図』63歳、初老男性。ザンクの祖父。この世代のトップ。
哲学者。あらゆる学問に精通し、真理を追究しようとした天才。
『自分の成果を表に出して称賛されたい』という欲求がゼロ。とにかく、真理を探究することのみに執着している修羅。
妻である『愛子』を早くに亡くしており、命の消失感を散々味わい尽くした。妻の後を追おうかとも考えたが、『命の喪失。これほどの痛みは他にない。なぜ、人は、これほどまで苦しまなければいけないのか。その答えを見つけるまで死ねない』と、命の答えを見つけるまで自殺禁止という縛りを自分に課して、毎日、遮二無二、真理の研究をしている。
美形イケオジで天才で、その上、独特の哀愁を漂わせているため、死ぬほどモテたが、妻以外を女と思ったことが一度もないという、破格の一途っぷりが一番の特徴。
興味のある分野とパートナー以外はどうでもいい、という、典型的な田中。
『監視ランクS』
知性レベル『32』
「愛子」他界。
一般人女性。先天的に子供ができにくい体であり、不妊治療で死ぬほど苦労する。えぐいほどの努力を重ねた結果、どうにか、子供を産むことに成功したが、産科危機的出血で死亡。
子供を抱きしめたかった、愛してあげたかったと言う強い無念は、重たい意地と願いになり、死後、第十アルファに転生。奇妙な子供を産み、育てたことで、未練はなくなったが、数奇な運命に振り回されて、自分が産んだ子の子供として再転生。最終的には、天帝となる。
知性レベル『2(上の中)』
『彗西』41歳。女性。この世代のトップ。
オールジャンルのアーティスト。
奇跡の世代の一人である大学生、星桜の従叔母。
えぐいほどの美意識と努力で、美貌を保っている美魔女。
肉体年齢が、どの項目も20代前半判定。
同年代の女優やモデルが、束になってかかってきても相手にならないほどの美貌を維持しつつ、空間芸術、時間芸術、総合芸術、すべての分野で世界最高峰の成果を出し続ける特殊技能系の天才。
四十路を超えているが、まだパートナーを見つけていない。アホの秀明と違い、見つける気はあるが、出会えなかった。
特異な思想による孤高主義とかでは決してない。
もし、パートナーたりうる男を見つけたら、その男がどういう状況であれ、全力で奪い取りにいくという決意だけは満々。
興味のある分野とパートナー以外はどうでもいい、典型的な田中。
『監視ランクS』
知性レベル『33』
『童那』35歳。 女性
警視庁公安部公安第五課、課長。『異界事件』特別対策係、特命捜査官。
異界係課長は、『よほど優秀な捜査官』がいる場合を除き、基本的には、体力系の田中が就任すると決まっている。
かつてはゴンズがISプログラム指導員と異界係課長を兼任しており、ドウナはゴンズの弟子であり部下だったが、30歳になったタイミングで、ゴンズが正式に退任し、ドウナが課長になった。
イス田中の中では珍しく、倫理道徳を重んじるし、責任感も強いタイプ。
男を見る目が激烈に厳しく、ドウナから言わせれば、九割の男が鼻クソで、残り一割が目クソ。要するに全部クソ。
男を嫌悪しているとか、同性愛者とか、そう言う理由ではなく、純粋に、どの男も、ドウナからすれば、幼稚で低脳なゴミにしか見えない。
パートナーを望んではいるが、この世界にまともな男はいないので、自分が誰かと一緒になることはないだろうと、諦めている節がある。
興味がある分野はとくにない。
警察になったのは、ゴンズから後釜になるよう依頼さられたからであり、警察になりたかったからではない。
『監視ランクA』
『知性レベル8』
『星桜』19歳 大学二年生。
トウシの従姉妹。トウシの家の近くに住んでおり、行き来することも少なくなく、昔から、トウシを実の弟のようにパシっていた暴君系お姉さん。
特化型が多い田中家の中で、かなり珍しい万能タイプの天才。勉強もスポーツもそれ以外も、何でも超天才級であり、特化型の田中でも、彼女に勝てる者はそういない。流石に、芸術分野では彗星の方が上で、演算速度だとトウシの方が上。
トウシたちのような超々々特化型の親戚と専門分野限定で勝負をすれば、流石に勝てないものの、ジャンルを絞らず、総合的な力を競い合った時、セラに勝てる者は存在しない。トウシやスイセイのような異常者さえいなければ、どの分野でも無双できる万能超人。
異常なことに、運も優れていて、くじを買えば基本当たるし、ジャンケンでも負けたことがない。トランプゲームなどの運が絡むゲームだと負けないため、ゲーム類を面白いと思ったことがない。何でもできるが、それが故に、特に強く惹かれるジャンルも存在しないと言う、贅沢でもあるが、不幸でもあると言う、絶妙に不自由な状況にある。
田中家の人間は、美形に生まれることが多く、セラも、飛び抜けて美少女。レイナやシグレに匹敵するレベルで、美形だらけの田中家の中でも最上位。
一般人蔑視の傾向がえぐいほど強く、単純に性格がだいぶ終わっているため、周囲の女子ほぼ全員から「あいつ、ちょっと頭と顔がいいからって、調子に乗りすぎ。マジで死んでほしい」という強目な陰口を叩かれている。
普通なら多少へこむ所ところだが、セラにとって、親族以外の一般人は、どれも虫ケラなので、どんな陰口を叩かれようと、蝉の鳴き声ぐらいにしか思っていない。
何だったら、親戚のことも虫ケラだと思っている節がある。
美人で高スペックなので、勇気のある無謀な男たちに、何度も惚れられているが、そいつらに対して『気持ち悪い』以外の感想を抱いたことがない。
男が全部ゴミに見えるため『自分は確定で一生一人だろう』と、すでに一生独身の覚悟を決めている。
万能すぎて、興味のある分野が見つからず、プライドが高すぎて、パートナーを望まない、と言う、かなり特殊な田中。
他人のことは基本、ゴミにしか思えないセラだが、たった一人だけ、興味をもった男がいる。
それは、トウシが通っている塾に通っていたガリ勉。トウシから『おもろいやつがおる。アホやけど、目がやばいやつ』と聞かされ、興味を持って、そのガリ勉が通っている中学まで顔を見に行った。しかし、そのガリ勉は行方不明になっていた。
(オリジナルの世界線においては、そのガリ勉の顔を確認できている。何度か声をかけようとしたが、その度に、まるで運命が邪魔でもしているみたいに、極度の体調不良になったり、世界が緊急事態に陥ったりして、結局、接触することは叶わなかった)
誰も知らないことだが、セラは、5歳のころ、時空ヶ丘市の地下遺跡で発見した古文書を頼りに、簡易版の携帯ドラゴン『メギド』を作成している。
また、これも周囲に秘密にしているが、彼女は5歳の頃、簡易携帯ドラゴンを使い、初めて世界を救って以降、ずっと、『何度も起こりかけた第三次世界大戦の抑止』や『細菌兵器拡散の防止』など、世界規模の救世をなん度も行っており、その他、世界中の犯罪組織から奪い取った大金を、世界中の児童養護施設にばら撒き、上位政治家を陰から操って社会福祉周りの法律を強化したりなど、各方面で、その辣腕をふるい続けた。
この世を救い続けている救世主『ミスターZ』の噂は世界中で都市伝説として囁かれているが、誰も彼女がミスターZであるとは知らない。イス田中を監視することがメインミッションであるISAですら、セラが、とんでもない救世主であることを理解していない。簡易とはいえ、さすが携帯ドラゴンは格が違った……という話でもあるが、セラのスペックが異常だからというのも、もちろん、山ほどの救世を成せた理由。
トウシだけが、何となく、彼女の正体に気づいている。
トウシは、何度か、セラにパシられているのだが、その内容は、実のところ、どれも、救世に関わるものばかり。
ゆえに、トウシは、彼女に頭が上がらない。
『監視ランクD』
知性レベル『30』
知性レベルだけで言えば、彼女を超えている者は何人かいるが、『総合力(存在値も戦闘力も潜在能力ももれなく全て含めた完全なる総合力)』で言えば、トウシが10、ザンクが4、スイセイが3なのに対し、セラは、28ぐらいと別格。
また、これも、周囲には隠していることだが、実は、先天的な不治の奇病にかかっており、余命一年を切っている。
『咲紅爛』他界。
星桜の双子の妹。
知性レベルは微妙だったが、身体能力と運動神経が、えぐいぐらいズバ抜けていた。
シグレやセラやレイナと張る美人だったが、あまりにも他者を見下しすぎる激情型の性格だったし、とにかく純粋に強すぎる『霊長類最強系女子』だったため、周囲の男子からは『烈血の鬼神』と恐れられていた。すさまじい美人なので、彼女に焦がれる男も、もちろん、まあまあいたが、告白されるたびに『おどれみたいなゲロのなり損ないと、この高貴な私が釣り合うと本気で思ったんか、ナメ腐りやがって! 上級国民の恐ろしさ、その身に叩き込んだらぁ!! 死ねカスボケぇえええ!』と、告ってきた相手をボコボコにするという、とても『理性ある人間とは思えない暴挙』をくり返していたため、さすがに、誰も近寄らなくなる。
表では、頭おかしい女の子をやっていたが、裏では、セラからの指令をうけて、世界中の犯罪組織のアジトにカチ込みをかけるという、もっと頭おかしい女の子をしていた。
人外の戦闘力を誇っていたし、セラから、『簡易携帯ドラゴンで創ったオーパーツ(銃弾をはじくバリアを展開するブレスレットや、不可視化と反重力を可能とするブーツなど)』を支給されていたため、銃器をそろえた武装組織が相手でも難なく制圧できた。
セラからもらった多額の報酬は、すべて、ユニセフや国境なき医師団などに寄付しており、手元にはほとんど残っていない。
セラのサポートを受けて、悪人をボコボコにしていたが、セラが都市伝説のミスターZだとは知らない。セラ(姉)のことは、あくまでも、『悪人を叩き潰すための協力者』または『性格が悪いドラ◯もん』としか思っていなかった。じゃっかん、姉との百合関係もなくはなかった……のだが、そこに関するこれ以上の言及は避けておく。
……やっていることは、まさに、漫画に出てくる正義の味方だが、彼女は、絶対に『正義の味方』を名乗らない。
彼女曰く、『私は犯罪者を殺しとるだけ。ただの害虫駆除業者を正義の味方とは言わへんやろ?』とのこと。
『世界中の極悪人を皆殺しにすること』を人生のテーマに掲げていた狂人。
『おもな犯罪者を殺しつくした後は、既得権益におぼれた豚共も駆逐してやる』と、かなり危ない思想をしていた。
新世界の神になるとは言っていなかったが、思想の極端さだけでいえば、ほぼ同じ。
17歳の時、オーパーツの誤作動で死亡。死後、謎の世界の深層に転生し、究極ナンタラの器となる。
存命時『監視ランクS』
知性レベル『7』




