表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
運命を殺す狂気の終局~そして、無様に、自由になるの~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3770/6057

32話 師匠のピンチだよ、全員集合。

本日の2話目です。


 32話 師匠のピンチだよ、全員集合。


「……普通にやっても勝てないね。こうなったら、困った時の頼りの綱である『禁止魔カード』を使いたいところだけれど……それは、たぶん、許してくれないんだろう?」


「ためしてみたらええやん」


「やめておくよ。『呪い返し』されて終わるだけだと思うから」


 そう言いながら、蝉原は、1002号から距離を取って、


「俺単騎じゃ、まったく手が出ないね。すごい、すごい。1000億年も、よくがんばりました。えらい、えらい」


 パチパチとおざなりの拍手をしてから、


「仕方ないから、みんな、来てくれる? 俺一人じゃ、陛下が封印を解除するまでの時間稼ぎもできないんだ。ザコな俺を助けてくれると助かる。……言うまでもないけれど、もちろん、君らに加勢を依頼しているのは、俺のためじゃなく、陛下のためだから、そこんところ、勘違いしないように」


 などと、そんな発言の直後、

 蝉原の背後に、8つのジオメトリが出現する。


 そして、その8つのジオメトリの奥から、

 禍々しい力をもった化け物が、キッチリ8体出てくる。


 その中の一体である赤髪の悪魔娘が、


「かはは! てめぇは、本当にゴミだな、蝉原ぁ! たかが、『ザンクのパチモン』ごときに手も足もでねぇとは! 無様にもほどがあんだろ! てめぇみたいなのが、師匠とか恥ずかしくて、誰にも言えねぇ!」


 続けて、『白と黒がりなす奇抜きばつなドレス』に身を包む美女が、


「ほんまに酷すぎるやろ。無様すぎて、マジで無理。ウチ、ほんまに、あんたのこと嫌いやわぁ」


 もはや、フランクを通り越して、『強めの嫌悪感』しか感じさせない態度の弟子たち。


 虫を見る目で蝉原を見ている彼女たちの横で、『蝉原ではなく、1002号を注視している、ピタピタナース服のヒーラー』が、


「ずいぶんと成長しているようですわね。さすがは、陛下の因子を持つ者。カケラを持つだけでも、1000億年の修行に耐えられるようになるとは……本当に、とんでもない御方」


 続けて、ミニスカポリスみたいな恰好のクールビューティが、


「当初の予定では、オリジナルを超えることはありえなかったはず。そして、1002号の根幹となった1001号は、その数字以外、他のレボリューションズと、何の違いもない。にも拘わらず、陛下のシンボルナンバーを持つというだけで、異常覚醒を果たし、蝉原をも圧倒してみせるとは……やはり、1001というナンバーには、無限の可能性が刻まれている様子」


 そこに、楊枝をくわえたジジくさいオッサンが、腕を組んだままの姿勢で、


「性根の方はともかく、蝉原の実力は、最高クラス。素晴らしい。陛下は、本当にすばらしい」


 1002号の中にある『閃』の部分だけをほめたたえる、蝉原の弟子たち。

 そこで、『デビナ』が、


「陛下がすごいのは当然だけどよぉ、でも、流石に、蝉原の今の力があって、『ザンクのパチモン』にやられるのはダサすぎねぇか!? マジで、どんだけ無能なんだって話だぜ!」


 かぶせるようにして、アズライルが、


「もう嫌いっていうか、死んでほしいんやけど。顔見るだけで吐きそう」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] もうあんま恐れられてないセミハラくんw セミハラもロキタイプで本当は本当の悪じゃないかな?さすがにそれはないかっw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ