表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
究極超神A章 円。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3479/6053

19話 起承転結の転は永遠に続く。


 19話 起承転結の転は永遠に続く。


「お前と殺し合い続けた時間の中で、俺も、自分にできることを必死に模索してきた。無限にリトライコンテニューをかましてくる『クソイカレゾンビ』相手に勝つ方法を必死になって考えた。俺はゲームの敵キャラじゃないんでね。お前が俺を殺せるようになるまで、黙って待ってやったりしねぇ。……必死になって、毎回、毎回、ちょっとずつ、ちょっとずつ、積み重ねてきて……ようやく、今日に辿り着いた……ここで、お前を、この世界から除外する」


「……除外……ねぇ。殺すじゃなくて?」


 状況が理解できてきたセンは、

 疑問符を口にするという時間稼ぎをしつつ、

 『どうするべきか』を必死になって考える。


 さすがに、この状況で、『思考ゼロの脳筋』はかませない。


 そんなセンの視線の先で、カミノは、


「最初にハッキリと言っておくが、カミノごときじゃ、『センエース』は殺せない。お前を殺せるだけの器は、俺にはない……だからこそ、これだけ時間がかかった。俺がやっていたのは、世界の再構築。お前に、お前の世界を返してやるよ」


「……ぁ?」


「ソルに選ばれた原初の調律者――『紙野創蔵』の力をフル投入して、『真・神帝ヌル』に奪われた世界を再構築した。それも、お前が望む形に調整した上で」


「……」


「俺はお前の敵じゃない。敵という形になれば負けるから、そうではない形で、お前を排除すると決めた。『暗殺一家で虐待を受ける無能なガキ』という最悪の底辺で生まれ変わる前の『記憶』も全部返してやるよ。世界も記憶も、全部取り戻させてやる。……原初の創造主である俺によって、ちゃんと再構築された『正当なる理想の世界』で、幸せに生きていればいい」


「……」


「お前は、ウムルやヨグという、凶悪なアウターゴッドを、はじから皆殺しにして、究極の領域に辿り着いた修羅。ウムルとの闘いで、お前は、自身の配下組織である『ゼノリカ』に命を注ぎ、そして、注ぎ返されたことで、絶対的精神的支柱の真の効果――の一部を発現させることに成功した。ヨグとの闘いで、完全勝利を果たし、最強の武器ヨグソードを手に入れ、王として完成した。――ヌルに邪魔されなかったら、お前は、最強かつ最高の王として、キレッキレに成長した最強の配下たちに囲まれて幸せなゴールにたどり着くはずだった。……その幸せなゴールを……お前に返す。俺はお前の敵じゃない。お前にとって最強の『あしながおじさん』だ」


 そう言うと、カミノは、天に両手を掲げて、


「じゃあな、センエース。お前の顔は二度と見たくない」


 最後に、そう言い捨ててから、


「上エックス、下ビー、エルワイ、アールエー、モキュモキュ、フルモッキュ、P99991002」


 デバッグコマンドを入力して、



「 ――[[ 《・『神のまにまに』・》 ]]―― 」



 その瞬間、

 センエースの視界から色が消えた。

 線だけになった世界で、

 センは、


(……あれは……コスモゾーン……か……?)


 何かを感じ取った。

 カミノに引きずられているのを感じながら、

 その裏で、センは、『大いなる力の波動』が、その身に触れているのを感じた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] >「教祖が本物だというのなら、教祖の力を、ちゃんと世界に魅せつけろ。そうすれば、問題は解決されて、世界は一つになるだろう。なぜ、それをしないのか? そこに合理的な意味はあるのか?」という問い…
[一言] センさんの現状最強状態でも圧倒していると言っていい神カミノさんですら今のせんさん相手に敵になれば負けると断言するということは 運命力でほぼ勝ち負けが決まってるレベルなのかすでに負けている主…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ