表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
超神H章 T・104が死んだぁあああ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3349/6052

9910話 超苺の破格さに嘆息。


 9910話 超苺の破格さに嘆息。


 超苺にも見栄はある。

 『ラッキースケベどうこう』に対する想いが、女性にバレるのは、『さすがに、恥ずかしい』という、普通の感性はある。

 だから、その部分は心の奥深くに隠している。

 ゆえに、超苺の中にいる女性たちも、超苺の『本質部分』には気づいていない。



 彼女たちの超苺に対する認識は、

 『ありえないほどの深い愛情を持った、神秘的な紳士』

 『常に冷静で、寡黙で、慎み深く、余裕があり、孤高で、闘っている姿も所作も全てが美しいナイト』



 超苺は、『自分の無様さを見せないようにする』というカッコの付け方はするが、

 『自分をより大きな存在に見せよう』というカッコの付け方はしない。

 そういう『かっこのつけ方』をしても、タカが知れていると認識しているから。

 超苺は、多くを望まない。

 自分のようなアホでは、望んでも何も手に入らないと認識しているから。


 ――そんな、彼のスタンスは、

 内情を知らない者の目には、いつだって、

 『物憂げでミステリアスな美青年』とうつる。


 『超苺の本当の内面』を知らない者にとって、超苺は、『少女漫画から飛び出してきた』かのような『女性の理想が具現化した完璧なイケメン』である。


 そんな超苺に救われた結果、

 ザラキエリも、超苺に心酔することになる。


 ――超苺こそが、求めていた理想の神である、と、

 そんなことまで思う始末。

 当然、誤解なのだが、しかし、その誤解を修正する機会は訪れない。


 『超苺の世界』に避難している間、彼女たちにとっての『世界』は、『超苺の世界』だけがすべてになる。

 ソコが、誰にも害されることがなく、愛に満たされている自由な楽園――となれば、

 もう、他の世界のことなどどうでもよくなる。

 『完璧なイケメン』に魂ごと包まれて、魂のすべてが自由になれる究極の理想郷。


 ザラキエリは、超苺の愛にトロけていく。

 自然と、当然のように、心の全てを、超苺にゆだねていく。


 ――結果、彼女の中にいる『セイバーリッチ』が、

 超苺の『中』へと浸透していく。


 本来であれば、そう簡単に手に入るものではない。

 仮に、他の誰かが、強制的に、『セイバーリッチの因子』を、彼女の中から引きずり出そうとしても、その行動に対して『カウンター』が入るように、Tに調整されているから。


 だが、Tは、超苺のように『包み込む』という手法に対するカウンターは用意していなかった。

 『そんな特殊すぎる手法』をかましてくる相手がいるとは、さすがに想定していなかったから。

 北風と太陽。

 何もかもが、Tの想定外。

 それが、超苺・ギガロブルー・カノープスという男。



 ――超苺はさらに強化されていく。

 際限なく、限界なく、前へ、前へ、前へ。


 そして、顕現する。

 超苺の背中から、膨大な力を持つ『死神の剣翼』が。


 圧倒的な存在感を放つ、

 その『剣の翼』を目の当たりにしたクロートは、

 ふかく嘆息しながら、


「超苺。お前のカラミティ・ジェントルは、いつ見ても、すさまじいな……『世界の半分を奪い取れる力』……すべての女を取り込み、平伏させ、自身のエネルギーに代えてしまうという異次元のスペシャル。お前は、純粋な知性のスペックだけでも破格だというのに、スペシャルまで破格とは……もし、真・神帝陛下が存在しなかったら、お前が、私たち全員を束ねる帝になっていただろうな。……あくまでも仮の話、論じる必要性皆無な、もしもの話だが――もし、陛下がおらず、かつ、頂点を決める方針が民主主義だった場合、私は、お前に票を投じているだろう。酒神や蝉原も破格の力をもっているが……お前には勝てない」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] 命の中にある世界ですね。 真1を取り込んだセンと同じ段階? ヌルも取り込んでるし世界、星、命みたいな円が重要になりそう。
[一言] さすがにいくら鈍い超苺でも背中から死神の剣翼が生えてきたら自分のスペシャルの異様性に気づく…筈…?(´・ω・) もしもゼノリカの面々が超苺に吸収されたとしてもセンへの忠誠が上回りそうですね…
[良い点] 異守のバッグボーンが、完全に『ジャンプ系✖︎異世界』って感じで最高です。 『異』なる界から『守』るから、異守なんでしょうか。 ヌルが暴走しようが、ちゃんと変態紳士やってる超苺さんが見れて…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ