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35話 モンスターハウス

 35話 モンスターハウス



(さて、そろそろ脱出方法を考えないとな……)



 と、ゴートが、脱出ルートを模索しだした、その時、


「……っ?」


「おいおい、またかよ」



 二人の足もとにジオメトリがあらわれた。

 そして、前と同じように、二人をさらっていった。






 ――真パラソルモンの地下迷宮『地下?階』――






 ――気付いた時、ゴートの視界は、大量のモンスターで溢れていた。




「おいおい……モンスターハウスかよ」




 そこは、先ほどのフロアよりも広い空間だった。

 その広い空間に、大量のモンスターがひしめきあっていた。

 まさに、ローグ系のモンスターハウスのようで、

 多種多様なモンスターが全部で、軽く1000体以上。



 モンスターたちは、ゴートたちを発見すると、一斉に臨戦態勢をとった。


 スライム種や悪魔種や龍種や鬼種やアンデット種や精霊種など、様々っ!

 どいつもこいつも、放出しているオーラがハンパないっ!

 あっちこっちに、王級や超王級がゴロゴロっ!


 存在値200を軽く超えている最高位モンスターの群れ。



 この狂った様を見て、UV1は、



(どうやら、また幻覚の罠にかかったらしいわね……とっとと解除方法を探さないと)



 最高位モンスターはアルファでも滅多に沸かない。

 こんな、ウジャウジャと密集しているなど、第2アルファの最高位ダンジョンでもありえない。


 ゆえに、強大なモンスターたちの群れを見て、即座に『ただの幻覚』だと判断したUV1。

 『敵』に対する警戒心などはなく、罠の解除方法だけを模索している。



 そんなUV1の態度から、ゴートは、


(……幻覚ってのは、我ながら、いい案だったな。特に、このダンジョンは、普通じゃありえない事ばかりが起こるから、幻覚だと思いこませるのが容易い)


 冷静に対処しようとしているUV1や、余裕綽々のゴートを見て、

 この集団のまとめ役と思しき黒いリザードマン――『アビス・リザードマン(超王級の天才型。存在値319)』が、



「侵入者だ! 殺せ!! いけ、いけ、いけぇ!!」



 脊髄反射的にそう叫んだ。

 その号令をキッカケに、全てのモンスターが、いっせいに、ゴートたちに向かって突撃してきた。


 UV1は、『どうせ幻覚だ』と相手にもせず、


 ゴートは、冷静に、



「……解析完了」



 ニっと笑い、


「そこの黒トカゲだけ残して、はじけとべ」


 パァァンと、あっさり、1000体以上いたモンスターがはじけ飛んだ。


 容赦なく、一瞬で全てを奪いとる、究極のシステムによる圧倒的な魂魄の蹂躙。


 1000体以上のモンスターだったカケラは、残すことなく、ゴートに吸収されていく。



 その様子を見たUV1は、



(もうムチャクチャね……完全に幻覚……さて、何が原因……ガスか? それとも……どこかに魔法陣でも……)



 UV1が色々と幻覚対策(ガスマスク的なアイテムを装着してみたり、対状態異常の魔カードを使用してみたり、周囲を探索してみたり)を取っている向こうで、



「ぉっと……はは……」


 自己鑑定を終えたゴートは、つい笑ってしまった。



「なんか、俺、やべぇ事になったな……」




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 名前『ゴート(ラムド・セノワール)』

 種族『魔人』

 運命『究極超神霊の支配者』

   『夢幻のトリックスター』

   『時空の原罪を背負うレプリカ』

   『膨張する混沌』

   『ラスボス』

 ・称号『全てを喰らう者』

    『運命の強奪者』

    『狂気の革命家』

    『究極チーター』

    『???の???』

    他、多数。


 《EXレベル》   【17万2377】


 [HP]      【そこそこ】

 [MP]      【多い方】

 [スタミナ]    【悪くない】


 「攻撃力」       【9万5332】

 「魔法攻撃力」     【6万87】

 「防御力」       【18万911】

 「魔法防御力」     【32万3332】

 「敏捷性」       【19万223】

 「耐性値」       【25万12】

 「HP再生力」     【9万9】

 「魔力回復力」     【11万】

 「スタミナ回復速度」  【16万53】

 「反応速度」      【2万8887】


 「隠しパラメータ合計値」【やばい】


 「獲得経験値」     【めっちゃ多い】

 「ネクストEXP」   【32】



 魔法「多い」

 グリムアーツ「なし」

 その他技能「多い」


 スペシャル「成長速い」「成長超速い」「成長超々速い」

      「全世界一の成長速度」「神をも置き去りにする究極の成長速度」

      「強敵を倒した際の経験値7倍」

      「超強敵を倒した際の経験値30倍」

      「超々強敵を倒した際の経験値1500倍」

      「??を??した際の経験値99999倍」


11111111111111111111111111111111111111






「ははは……いくらなんでも、強くなり過ぎ。俺、完全に、全世界最強だろ」






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自作コミカライズ版35話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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[一言] レベルとEXレベルって何が違うのでしょうか
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