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29話 『究極のチート』を併せ持つ、

 29話 




 今、自分が手に入れた力に震えているゴート。

 そんなゴートよりも震えている存在が7体いた。




 イフリートたちは、テプの姿をみた瞬間、氷漬けになったように固まった。




 そして、テプが消えてからも、こうして、ブルブルと全身を震わせている。



「「「「「「「い、いまの御方……は……」」」」」」」



 何者であるか、詳細は分からない。

 しかし、本能が理解した。

 ダンジョンモンスターであるイフリートたちに本物の知性はない。


 心も感情も存在しない。

 ただただ『侵入者を殺す』という本能しかない。


 しかし、魂魄を持たないわけではない。

 そのカケラが反応した。

 魂を揺るがす反応は高次の理解をよびこんだ。

 先の存在が、精霊の中でも、ぶっちぎりで高位の存在であるという理解。

 果ての果ての果ての果ての果てにおわす御方だと、魂が認識した。


 ゆえに震えている。

 あまりにも格が違うオーラ。

 同系統の種族だから、どうにか感じる事ができた凶悪な次元の違い。



 イフリートたちが、そんな事になっているという事など気にもとめていないゴートは、まず、UV1に意識を向けた。



「かなりギリギリ……だが、間に合った。まだ、コアオーラは残っている。なら、オールオッケー。奪わせはしない。絶対に取り戻す。……解析完了。絶死のアリア・ギアス解除っ!!」



 バキィイイっと、何かが砕け散る音がして、

 UV1を包む微弱な赤いオーラが、はじけ飛ぶようにして消えた。


 ついでに、イフリートたちによる『炎の拘束』も解除しておく。


 既に気絶しているUV1は、その場にバタっと倒れ込んだ。


「二度と、絶死のアリア・ギアスは使えない、か。ああ、そのペナルティは受け入れさせよう。しかし、魂魄を削ることは許さない。一欠片たりとも奪わせない。……ウゼェなぁ……抵抗するな。ひざまずけ」



 ゴートの圧力に、ナノ・スピリットが平伏する。

 そうして、UV1は『絶死』から完全に解放された。


 気を失って動かないUV1。

 そんなUV1から、いったん視線を外して、

 『結果』を正しく理解しながら、ゴートは、


(今の俺では、ここら辺の支配が限度……しかし、この解析能力は、まだまだ発展途上。俺のレベルが上がれば、解析能力も向上する……これだけの力があって、まだまだ初期段階……震えるぜ)



 自分を認識しつつ、

 イフリートたちに意識を向ける。


 そして、一秒ほど睨みつけた直後、



「……解析完了……」



 『絶死のアリア・ギアス』の処理と比べれば、

 イフリートの魂魄解析くらい一瞬で終わる。


 ――ゆえに、



「……弾け飛べ」



 ゴートがそう口にした瞬間、イフリートたちは、


 パァァァァァァァァァァアアン!!


 と、一瞬で、木っ端みじんになった。


 上品な破裂音。


 圧倒的な力を持っていたイフリートたちが、

 7体仲良く、一瞬で……






 ――そして、はじけ飛んだイフリートたちの欠片は、すべて、ゴートに吸収される。


 一瞬、眩い輝きに包まれるゴート。


 7体のイフリート、その全てのを奪い取ったゴートは、


「んー、マジか……あいつらを奪い取れれば、かなりレベルアップするだろうなぁとは思っていたが……は、はは……ここまで強くなるとは思っていなかったな」


 両手をニギニギしながら、自分の肉体、その感触を確かめつつ、


「うわ……マジか……なんか、凶悪に強くなっちまった……てか、ちょっと、ラリってんな……いいのか、こんなに強くなっちまって……」




00000000000000000000000000000000000000



 名前『ゴート(ラムド・セノワール)』

 種族『魔人』

 運命『究極超神霊を支配する者』

 ・称号『駆けあがる者』

    『成りあがる者』

    『運命の強奪者』

    『狂気の革命家』

    『究極チーター』

    『???の???』


 《レベル》     【700】


 [HP]      【15万6788/120万989】

 [MP]      【6万3209/78万8989】

 [スタミナ]    【1052/5553】


 「攻撃力」       【322】

 「魔法攻撃力」     【203】

 「防御力」       【699】

 「魔法防御力」     【1578】

 「敏捷性」       【609】

 「耐性値」       【899】

 「HP再生力」     【308】

 「魔力回復力」     【552】

 「スタミナ回復速度」  【300】

 「反応速度」      【98】


 「隠しパラメータ合計値」【7万32】


 「獲得経験値」     【0】

 「ネクストEXP」   【0】



 魔法「計59」

 グリムアーツ「なし」

 その他技能「計32」


 スペシャル「成長速い」「成長超速い」「成長超々速い」

      「全世界一の成長速度」「神をも置き去りにする究極の成長速度」

      「強敵を倒した際の経験値7倍」

      「超強敵を倒した際の経験値30倍」

      「超々強敵を倒した際の経験値1500倍」

      「??を??した際の経験値99999倍」


11111111111111111111111111111111111111






 ――ゴートは、ステータスだけでも、すでに、UV1を遥かに超える力を得ていた。








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自作コミカライズ版35話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[気になる点] ゴートの異常な成長速度の秘密は何なのかな?、 ゼンが初めて、 モンスターゴブリンを倒した時の経験値は3位だったはず、 プラチナスペシャルの成長チート機能してないよねって感じだったけど、…
[一言] 「「「「「「「「い、いまの御方……は……」」」」」」」 ここのイフリートのセリフの最初のカッコの数が8個になってますよ。 一応誤字報告も送りましたが送りミスと勘違いされないように感想で報告…
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