1話 プロローグ
はじめまして。
いきなりですが、この作品は、
クライマックスの漫画から始まり、
そこから、1話に移行します。
映画でよくある、クライマックスシーンのチョイ見せから、
本編に入る流れのやつです(*´▽`*)
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「センエースwiki」というサイトが公開されました。
そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。
今後、読んでいく中で、
「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*)
-170話「主人公VSラスボス」
セン「強かったよ、虚空の王よ。あんたは間違いなく、最強の神だった」
虚空「……まぶしいな、ヒーロー。貴様の命は、今、太陽よりも強く輝いている」
セン「俺はヒーローじゃない」
――それでも、叫び続けたのは、なぜだ
ぶっ壊れて、
ゆがんで、
くさって、
それでも、なくしたくないと、心から、思えるものがあったから。
うれしいことより、
辛い事のほうが、多かったよ
けど、俺は、それでも、
……
虚空「センエース。超えるのか。私を。この私を。虚空の王を」
セン「200億1万200年。俺はきっと、あんたを超えるために、それだけの時間を積んできた」
聞こえるか。見えているか。虚空の王よ。
お前の狂気にあてられて、俺の全部が、沸騰している。
必死に積み重ねてきてよかった。
おかげで飛べる。
もっと高く。
――ヒーロー見参――
真・究極超神化7
プライマルトランスフォーム『廃する太陰』
レベルアウターゴッド/カオスルナティック
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第一話。
高校一年の秋に、俺はトラックにはねられて、異世界に転生した。
まあ、あるあるってやつだ。
俺は、その世界で冒険者になって、色々な旅をした。
スライムを倒して、オーガを倒して、最終的にはドラゴン的なヤツも倒した。
英雄と呼ばれたり、ハーレムをつくったり、色々した。
実に充実していた異世界ライフは89歳で終わった。
天命をまっとうした俺が目を覚ました時、違う異世界で赤ちゃんになっていた。
嬉しいことに、記憶も能力も全部継いでいた。
強くてニューゲームってやつだ。
まあ、あるあるだな。
俺は、二度目の異世界生活も楽しんだ。
一度目の異世界転生と違い、最初から無双しまくって、その世界の伝説になった。
なかなか刺激的だった二回目の異世界転生も、102歳で終わった。
天命をまっとうした俺が目を覚ました時、違う世界で魔物になっていた。
幸いなことに、またしても、記憶・能力共に余すことなく引き継いでいた。
サクっと魔王になって、世界を支配してやった。
まあ、あるあるだな。
なかなかゲスい世界で、クズみたいな人間がたくさんいたので、片っぱしから調教してやった。
まともな人間もそこそこいたので、そいつらと配下を巧みに使って世界を平和にしてやった。
なかなか楽しい魔王ライフだった。
そんな生活も、92歳で終わった。
天命をまっとうした俺が目を覚ました時、俺はまた違う異世界で目をさました。
このあたりから、「アレ?」と思い始める。
だが、俺は、「まあ、いいか」と、また新たな世界を楽しんだ。
まあ、楽しかった。まだ、楽しかった。
レベルは遠慮なく無制限にどんどん上がっていくし、できることも加速度的に増えていくし。
楽しかった。
うん、この辺りまでは、まだまだ楽しかった。
天命をまっとうしてから目を覚ますという異常事態も、経験回数が50を超えると、ただのダルい面倒事になった。
「またか」
いつしか、それが、俺の口癖になった。
その口癖が発動するのは、生まれ変わった時だけじゃない。
冒険者に登録するときにからんでくるテンプレとか、
妙にお気楽な神様とか、
腐った貴族とか、
魔王とか、
勇者とか、
ありとあらゆる者に対して、俺は「またか」と思うようになった。
そして、俺はまた、違う異世界で目を覚ます。
記念すべき、101回目の目覚め。
俺はさすがに叫んだ。
「もういい! 異世界転生、もう飽きた!!」
俺の存在値(レベルとかステータスとかパッシブスキルとか全部ひっくるめた総合値)は現在、17兆。
称号は、恥ずかしながら、究極超神。
異世界に転生すること、計100回。
気付けば、俺は、どの世界の神よりも上位に位置するバケモノになっていた。
それはいい。
別に、それは、まあいい。
そんな下らないことより、ねぇ、これ、いつ終わんの?
興味をもってくださって、そして、
読んでくださってありがとうございます。
少しでも楽しんでもらえるよう、ここから、がんばっていきます。
楽しんでもらえたらいいなぁ。