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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
超神C章 神を超えるという概念の意味。

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55話 面白い大道芸。

本日の2話目です。


 55話 面白い大道芸。


(この一撃を放ったら、俺はもう動けねぇ。ブレスレットだけ叩き潰せば……元のアダムに戻る……そういう単純なオチであってくれよ、頼むからぁあああ!)


 祈りながら、センは、

 ブレスレットに、龍閃崩拳を叩き込んだ。


 避ける気がなかったアダムは、

 その攻撃をモロに受けた。


「っ……っ?!」


 センの拳がブレスレットにあたった一瞬、

 そこで、アダムは、ようやく気付いた。

 自分の防御システム全般がダウンしているということ。


 そして、気付いた時にはもう遅い。

 センの龍閃崩拳の波動は、一瞬で、アダムの全身を駆け抜ける。


 パァアアアアアンッッ!!


 と、跡形もなく、木っ端みじんに吹き飛んでしまったアダムの全身。


 それを見て、誰よりも驚いていたのはセン。

 センは、目をひんむき、鼻水を垂らして、


「でぇええええええ?! ブレスレットだけ壊す予定だったのにぃいい! でぇえええええ?! ちょまっ……えぇええええええ?!」


 簡単に言えば、センは、まだ、オメガバスティオンという概念を使いこなせていない。

 1億年かけて磨いてきたが、たったそれだけで会得できるような安い技ではなかった。

 もっと言えば、1億年かけてもマスターできないぐらい、センが無能だった。


「アダム! だ、大丈夫だ! 『反魂の神聖式』っていう、死者蘇生の手法がある! やったことはないし、死ぬほど難しい秘術だが、どうにか、頑張って会得して、蘇生させるから、だから、ちょっとまって――」


 と、パニックになりながら、そうわめいていると、


 バラバラになったアダムの体が、

 まるで、逆再生みたいに、元のすがたへと戻っていく。


 数秒程度で、完全に、元のアダムに戻ると、




「……驚いたな。貴様の大道芸は、『私の技』だけではなく、『防御系統のシステム』まで無効化できるのか……貴様は、本当に面白い芸人だな」




「……え……なんで……どうやって、生き返っ――」


「一つだけ、面白い事実を教えてやろう。私は『無限蘇生』というプラチナスペシャルを持っている」


「……無限……蘇生……」


 『スペシャル』と言われている『ユニークスキル』の中でも、

 最高峰にランク付けされている『プラチナスペシャル』。


 センが保有している『不屈の魂魄』もプラチナスペシャル。

 そんなプラチナスペシャルの中でも序列はあって、

 センの『不屈の魂魄』が最下級クラスで、

 アダムの『無限蘇生』は最高峰クラス。


「ん……おっと、別に暴露のアリア・ギアスのつもりで言ったわけじゃないが、ステータスがちょっと上がったな」


 などと、自分の能力上昇を確認してから、

 アダムは、あらためて、センに視線を向けて、


「存在値も、戦闘力も、スペシャルも、すべてが完璧な究極超邪神。それが私……アダム・クリムゾンなのだよ、センエース」


「……」


「別に暴露を積む気はないが……あと、もう一つだけ教えてやる。先ほどの貴様の一撃で、貴様の狙いどおり、ブレスレットは破壊された。……『私の力を縛っている手かせ』を砕いてくれてありがとう」


「……へ?」


「究極を超えた邪神が、存在値1兆程度なわけがないだろう。面白い大道芸を見せてくれた礼に、私の全力をお見せしよう。存分に、瞠目どうもくするがいい」



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
アダムの圧倒的な余裕と、 対照的なセンのパニックぶりに、 読んでいて鳥肌が立ちました。
[良い点] 毎日の楽しみです [気になる点] 超神C章55話 反魂の聖神式→反魂の神聖式? センエースwikiだと反魂の神聖式となっていましたが使い分けているのか不明でしたので感想欄でも報告させて…
[一言] アダムが再生して、縛りが消えて覚醒する展開、 A型閃壱番は自由になる、の話の展開と 似ていますね。まあ、アダムはセンとは違って 普通に覚醒してボコボコにしていますが、 センの場合は普通にボコ…
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