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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
超神B章 センエース・ヌルは何者でもない。

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18話 強すぎるセンエース。


 18話 強すぎるセンエース。


 そこで、センは、ヒキーレ以外の団員に視線を向けて、


「リブレイを捨てて、ノコを選んだやつには、もれなくエグゾギアをくれてやる。それだけではなく、正当な報酬と地位、そして、まっとうに生きる権利もやる」


 そう言ったところで、ヒキーレが、


「ちょ、ちょっと待っていただきたい。『もれなく、くれてやる』って……あなたは、この指輪を、いくつ持っているんですか?」


「1000個以上」


「……」


 センの言葉を飲み込むのに時間が必要だった。

 ヒキーレは混乱している。


(1000個以上? こ、これだけの、『神器級』とも言えるマジックアイテムを……1000……どういうことだ? 彼は、いったい、何者なんだ? 意味がわからない……)


 センという男は、あまりにも常識から逸脱しすぎている。


(それだけの力を持っていながら、どうして、ナイトなどという低位の地位におさまっている? そこまで莫大な力を持っているのであれば、とっくの昔に、上位貴族におさまっているはず……いや、これは、もはや、そんな『程度の低い話』ではない……これだけの力があれば……すべての国の王族を支配下において、皇帝になることだってたやすいはず……)


 『皇帝』と言うのは、

 極限までシンプルに言えば、

 『一番ケンカが強いヤツ』のこと。


 武力・権力・財力、すべてにおいて最高の力を持つ者が皇帝と呼ばれる。

 センは、その条件を満たしている。


(何者なんだ、ほんとうに……いったい、どういう存在なんだ……)


 センエースという男が、あまりに理解できず、

 疑問符の海に溺れていると、

 そこでが、センが、



「ヒキーレ、賭けに勝ったな。お前は、みごと正解を選んだ」



 たんたんと、そんなことを言った。

 ヒキーレは思う。


(……確かにそうだ……この男の武力の下にいれば、たとえ『東大陸の大帝国』にせめられたとしても、どうとでもなる……)


 小さな西大陸を支配しているだけのリブレイとは違い、

 広大な東大陸の支配者である大帝国は、規模の違う武力を持つ。


 逆らえば、西大陸で最大の力を持つリブレイ王国といえど、簡単に滅ぼされてしまう。

 それだけの力を持つ『大帝国』が、総力を挙げたとしても、センを殺せるとは思えない、

 ……と、ヒキーレは思った。


 そのぐらい、

 センの持つ『力』は、ズバ抜けている。


「さて、それじゃあ、次は、こいつと話す番だな」


 そう言ってから、センは、

 ガルムの方に視線を向けて、

 『気絶から回復する魔法』を使った。


「ん……んん……」


 覚醒したガルムに、センは、


「……『失神しても話だけは聞こえるようにしておいた』から、状況は理解しているだろう?」


「……ぁ、ああ……」


「で、どうする?」


「……わかった。お前の下についてやる。そのエグゾギアとかいう指輪をよこせ」


 不遜な態度でそういうガルム。

 そんな彼に、センは、


「……ほらよ」


 エグゾギアの指輪をわたす。

 ガルムは、すぐさま指輪をつけて、


「エグゾギア、起動」


 そう言って、エグゾギアを身に纏うと、


「ふははははあぁ!! すさまじいパワーだ! 私ほどの魔力を持つ者が、これだけの力をえれば、もはや無敵! リブレイの王族連中も、今の私には手も足も出ないだろう!!」


 歓喜のおたけびを上げるガルム。


 エグゾギアは、誰が使っても、ある程度の出力を出せるが、

 使用者の魔力が高ければ高いほど、より性能を引き出すことができる。


 高い魔力でエグゾギアを操るガルムは、


「最強の力を持つ者は、『一人だけ』だからこそ価値がある! この力で、私は皇帝となり、すべてを手に入れるぅう! 貴様は邪魔だぁあああ!」


 そう叫びながら、

 魔力を大量にこめた拳で、センに殴りかかった。



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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