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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
超神A章 ゼノリカマストダイ。

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2話 アルテマ・ウムル。


 2話 アルテマ・ウムル。


「私は、アルテマ・ウムルだ」


「……素のバージョンと、何か違うのか?」


 言葉を駆使しながら、

 センは、ウムルの一挙手一投足を観察しつくす。


(……アルテマ・ウムル、か……もし、言葉通り、究極まで強化されたウムルだとすると……ちょっと厄介かもしれないな……)


 色々と、頭の中で考えているセンに、

 ウムルは、たんたんと、


「前のウムルだと、弱すぎて、足止めにもならない……が、今の私なら、貴様を相手に、十分な時間稼ぎができる」


「大きく出たな。今の俺を足止めするのは、相当厳しいと思うが?」


 センの言葉を受けて、

 アルテマ・ウムルは黒く笑みを浮かべ、


「ああ、厳しいさ。だが、私はその難易度を『正確に理解』しており、かつ、キッチリと準備をしてきている。今の私程度では、『レゾナンスに届いた神の王』に勝つことなど、絶対にできないが……必要な時間だけは絶対に稼げる」


 全身に魔力とオーラを充満させていく。

 コトコトと、静かに、

 グワっと、膨大に。


 ――その様を見て、センは、


(……えげつないほど良質……ヨグやオメガほどじゃないが……近い力を感じる……けんに徹されると、確かに、削り切るのは時間がかかりそうだ……ウザいな……)


 『間違いなく勝てる』と計算できた。

 しかし、同時に、

 『瞬殺単位の楽勝ではない』という結論にも至る。


 ――そこで、アルテマ・ウムルは、


「オメガがのこした『最後のアリア・ギアス』はまだ有効の状態だ。まだ、私たちは、『虚空のアリア・ギアス(存在値1000が限界値となる)』を無視して、本来の翼で飛べる」


 そう宣言した上で、

 自分自身を最後まで解放する。



「――究極超神化7」



 簡易バージョンではあるものの、

 放たれた黒銀の輝きは深く鮮やかで、

 究極超神化7独特の濃厚なヤバさをヒシヒシと感じる。


 瀟洒壮麗しょうしゃそうれいで、

 豪華絢爛ごうかけんらんな、

 森羅万象を包み込む光。


 静寂の中、神々しい輝きに包まれているアルテマ・ウムルの姿を見て、

 センは、辟易とした顔で、



「お前も使えんのかい……マジで、バーゲンセールだな。というか、最近、俺の敵で、究極超神化7が使えないやつの方が珍しいんだが……」



「センエースに対しては、常に、全次元規模の最大戦力を投入しまくっているからな。常に、『命の最前線』で『魂魄を削り続けてきたその輝き』には心から敬意を表する」


「嬉しい言葉だねぇ」


 言いながら、センは心を統一させて、


「――真・究極超神化7」


 虹色の鎧をまとう。

 荘厳な極彩色。

 派手派手しい輝きで世界の目を奪う。

 まだギアの一段階目に過ぎないというのに、

 それでも、極まった輝きが、この世の全てを包み込む。


 そんなセンの変身に続くようにして、

 シューリ、アダム、ミシャも戦闘態勢を取った。


 それぞれに可能な『最強状態』に自身を整えて、

 センエースを全力でサポートする姿勢を見せる。


 バフ魔法や領域魔法で、

 センエースが有利になれるよう、

 全力で健気に支援していく。


 その様子を目の当たりにした『アルテマ・ウムル』は、


「このパーティを相手に時間稼ぎか……さぁて……大変だ」


 額に冷や汗を浮かべつつも、

 しかし、


「けど、折れてやらない……私にも積み重ねてきたものはある……ゼノ・セレナーデの世界で『痛み』を『積み重ねてきた』のは貴様らだけじゃない。何度も、何度も、何度も、『100万単位で貴様に殺されてきた』という道程は、間違いなく私の器になっている」



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] いいまわしが平和日本を逆行し超越する朝鮮民主主義人民共和国的な民族の魂のうねりというか。 「瀟洒壮麗で豪華絢爛で森羅万象をつつみこむ」偉大なるセンエース主席が、「じっくりコトコト煮込んだ」…
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