表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神G章 ハッピーライフ、ハッピーエンド、センホーム。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2271/5925

83話 遅すぎて、逆にしんどい。


 83話 遅すぎて、逆にしんどい。


「あ、ああ……うっ……」


「ギなんとか。お前は間違いなく強かったよ。けど、やっぱり、俺の敵としては不足だな」


 そう言いながら、


「――奪い取れ」


 図虚空にギを食べさせるセン。


 何度かの咀嚼ののち、

 吐き出されたギは、デフォルメされた形状で、

 これまでの神話生物たち同様、自身の境遇を軽く嘆く。


 そんなギの意見など完全シカトのまま、

 センは、ギを装備する。


 その結果、


「さらに、一段階、パワーアップしたぜ、ひゃっほい。……つぅか、やっぱり、アウターゴッドは、質が違うな。追加で一体装備するだけでも、全体的に、ガッツリと底上げされる」


 視界が広がる。

 呼吸がしやすくなる。


 命の重みは増しているのに、体の方はグっと軽くなる。


「さて、それじゃあ、後処理をしていこうか」


 そうつぶやくと、

 センは、残りの二体に突撃を決め込んでいく。


 ヤイとザリガーの二体も、

 相当にエゲつない化け物だが、

 しかし、

 マイノグーラとギ=ホヴェルグという、

 二体のアウターゴッドを吸収&装備してしまったセンに勝てるはずがなく、


「ぐぼほぉぉっ!」

「げへぇえっ……っ!」


 あっさりとボコられる。

 もはや、手も足も出ない。


 どうあがいても勝てないと理解し、

 どうにか、センの魔の手から逃げようと頑張るザリガーに対し、


「俺に背中を見せていいことがあるとでも?」


 黒い笑みを浮かべて、

 ザリガーの後頭部にライダーキック。

 あまりの火力に、ザリガーの頭部は爆散した。


「てめぇの生命力なら、頭をつぶされたぐらいだと、まだ生きてるだろ?」


 などと、DQNなことを言いながら、

 図虚空に食べさせるセン。




「き、貴様ぁあああああ!」




 ギとザリガーの二人をやられ、

 怒りにかられたヤイの特攻を、

 センは、


「遅すぎて、逆にしんどいレベルだな」


 軽くあしらうように、

 サクっとカウンターでヤイの胸部に風穴を開ける。


「ぐ……ごほっ……」


「くらいつけ、図虚空」


 結局のところ、

 どちらも図虚空にペロリといかれた。


 もぐもぐと咀嚼。

 二体のアウターゴッドをアッサリと吸収。


 静かになった現場で独り、

 センは、感慨深そうな顔で、天を仰いで、


「……勝った……」


 ボソっと、そうつぶやいてから、

 スゥと、大きく息を吸って、




「しゃあ、おらぁああ! 勝ったぞ、ごらぁあ!」




 右手を天に掲げて勝利の雄叫びを上げるセン。


「俺、やべぇ! アウターゴッド三体に勝ったとか、やべぇ! もう、自分が怖ぇよ! どうなんってんだ! ひゃっはぁ!」


 勝利の余韻と安心感に狂気が混ざって妙なハイになっている。


 その勢いのまま、

 センは、ヤイとザリガーの二体も装備して、

 どのぐらいパワーアップできるかをチェックする。


 合計四体のアウターゴッドと、そのアウターゴッドの数値を強化できる無数のGOOを装備したセンの姿は、完全に化け物だった。



(すげぇ……とんでもない力だ……俺より強い化け物なんか、もう存在しないだろ……)



 などと、心の中でつぶやいていると、

 図虚空の中に潜むヨグシャドーが、テレパシーで、


(そうだな。貴様は随分と強くなった)


(ふふん。だろう? 『アウターゴッド×4の存在値』+『俺の戦闘力』……この状況は、もはや無敵。俺が望めば、敵は死ぬ。俺こそが最強。俺がガ〇ダムだ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ