表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神E章 センエースはセンエースの夢を見るか。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2078/6034

6話 セカンドフェーズに移行する。


 6話 セカンドフェーズに移行する。


「俺の弱さをナメんなよ! いや、俺が弱いんじゃねぇ! 俺はそこそこ強い! けど、相手にならない! ようするに、単純に、あんたが強すぎる!! というわけで、ご勘弁を! アダム様! この世で最も美しい女神様!」


 半ギレで情状酌量を訴えるセン。


 ここまでくると、さすがに、『本心で言っている』と伝わってきた。

 だから、アダムは、ゴミを見る目で、


「……なるほど。どうやら、貴様は、パチモノの中でも、相当に質が低いタイプらしい。戦ってみた感じ、戦闘力だけは、どうやら、そこそこのようだが、しかし、それ以外のすべてがクソ。よくもまあ、そんなザマで、主上様の名前を騙れたものだ。恥を知れ。ザコが」


「……だから、煽らなくていいって。なにを、そこまで警戒してんだ。あんたほどの強さがあったら、俺ごときを無駄に警戒する必要なんてないだろ」


「パチモンのウザさは知っていると、何度も言わせるな。まあ、とはいえ、貴様は警戒するに値しなさそうだが。とんだ腰抜け。時代の敗北者」



「……取り消せよ、今の言葉…………とはならねぇから。もう、ほんと、勘弁してくれ」



 そこで、アダムは、センから視線を逸らすことなく、

 しかし、『センの向こう側』を見ているような顔と声音で、

 耳元に片手を当てて、


「……これだけ煽っても、特に変化は見られない……どうやら、中心のメンタルは、それなりに安定している模様。速やかに処理をすれば、大事には至らないと推定。もうこんなカスの相手をしたくないから、さっさと処分してもいい? ……は? イヤだ、メンドくさい。そんなこというなら、あんたがやればいいじゃない。『要領の良さ』や、『実質的な戦闘力』なら、まだ、あんたの方が上なんだし。……だから、イヤだって。ダメ。なら、もう一回、ジャンケン」


 センをシカトして、何かの話を勝手に進めているアダム。


 そこから、さらに数秒、アダムは、

 『誰か』と軽モメしたあと、


「最初からそう言え、ほんと、めんどくさい女……」


 しんどそうにつぶやいてから、

 ため息をつきつつ、


「――すみやかに、跡形もなく、パチモンを抹殺すること。ミッション、了解」


 自分の任務を復唱してから、


「それでは、目標を駆逐する」


 瞳をギラっと光らせながら、

 アダムは、オーラを練り上げた。

 その様子を見て、センは、慌てて、


「いやいや、ちょっと待って! 降参したじゃん!」


「だから、なんだ?」


「なんだ、じゃなくて! 潔く降参したんだから、抹殺はやめて、拘束するなり、裁判にかけるなりのセカンドフェーズに移行しようよ! これだけ、根底がしっかりとした世界だったら、そういう感じになるはずでしょ! 常識的に考えて! さいわいにも、俺、まだ、誰も殺してないから、まだ、なんとかなるだろ?! 常識的に考えて!!」


「非常識な存在が常識をかたるな」


「俺が非常識なのは認めるよ?! でも、だからって、常識をかたっちゃいけないってわけでもあるまいよ」


「遺言は以上か?」


「あなたとは、ぜひ、もっとおしゃべりがしたい!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[良い点] アダム強くなりすぎぃ!! 【朗報】 セン死に確のお知らせ いや、マジでセンが勝つビジョンが浮かばないんですけど。今のセンはエセセンだし。といっても何も無くただアダムが勝つっていうのもメタ…
[一言] 遂に、エースさんの口から別のエースさんの言葉が出た……! 会話の相手はシューリかな? アダムの口調がミシャっぽくなってますね。関係性が深まった感じでしょうか。 シューリが面倒くさい事を言っ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ