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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神D章 英雄は独り、無限地獄に立ち尽くす。

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68話 落ち着け、センエース。


 68話 落ち着け、センエース。


 センの傲慢ごうまんな覇気に気圧され、

 オメガ真眼蟲賢王・ウルトラインセクトは、

 センに背中を向けて逃げ出した。


 その様子を見たセンは、


「ははは、どこへ行こうというのかね」


 センの言葉に反応することなく、

 オメガ真眼蟲賢王・ウルトラインセクトは、

 次元を裂いて穴をあけると、

 その中へと逃げ込んだ。


「……みにくいねぇ……」


 などと口にしつつ、

 右手に力をこめると、


「この俺から逃げられると思っている……その思考の贅肉が、目をおおいたくなるほど醜い」


 そうつぶやいてから、

 虚空に向かって、


「閃拳」


 必殺の拳を突き出した。

 センの拳は、

 当たり前のように次元を突き破り、

 亜空間を逃げ回っていたオメガ真眼蟲賢王・ウルトラインセクトの後頭部に突き刺さる。


 『膨れ上がった風船にハリを刺した』かのように、

 パァァァァンッッ!!

 と、豪快な音をたてて、

 オメガ真眼蟲賢王・ウルトラインセクトの頭部はバラバラにはじけ飛んだ。


「お前の復活を待っている時間がもったいない。俺は暇じゃないんだ」


 そう言いながら、センは、

 死体となったオメガ真眼蟲賢王・ウルトラインセクトの心臓部に指をあてて、


「俺の力の一部をくれてやる。復活速度を上げやがれ」


 そう言いながら、

 生命エネルギーを注ごうとしたところで、


 オメガシャドーが、センの目の前に瞬間移動してきて、


「待とうか、センエース」


 軽く慌てた口調とテンポでそう言った。


 センは、軽く不機嫌そうな顔で、オメガシャドーを睨み、


「あん? なんだよ」


「君のエネルギーを無駄に減らす必要はない。複数体の同時復活ができるように調節するから、少し待ってくれ」


 そう言ったオメガシャドーに対し、

 センは、


「――最初からそうしとけ、グズが」


 高圧的な態度で、イライラをぶつけていく。


 少しでも気に入らないことがあると、精神が不安定になる。

 自律神経が明確にゆがんできた。

 心と身体のバランスがゆがむ。

 それでも、強さは健在。


 間違いなく強くなったけれど、かわりに、どこか軽くなった。

 軽いというよりも、もはや、どこか、薄っぺらい。



「――おまたせ、センエース。これからは、100体ほど同時に復活するようにしておいた。かなりの数だが、今の君なら――」



「ごちゃごちゃ、うるせぇ、邪魔だ。消えてろ」


 常時、イライラしているセンエース。

 そんな彼の視界にうつるのは、

 100体のオメガ真眼蟲賢王・ウルトラインセクト。


「……本物の強さの前では、数など無意味だということを、命の全部で教えてやるぜ。俺が誰かを、魂魄に刻み込め。俺はセンエース。全世界最強の化け物だ」


 名乗りを上げると、

 センは空間を駆け抜けた。


 つい先ほどまで、あれだけ苦労していたオメガ真眼蟲賢王・ウルトラインセクトを、

 蚊を相手にしているような勢いとたやすさで、

 ブチブチと潰していく。



「あははははははははっははははは! もろい! 弱い! ザコい! てめぇら、もっとシッカリしろよ! そんなザマで、よく俺の前にいられるな! 恥を知れ!」



今日から、2話目は、

6時半に投稿する予定ですが、

遅れる可能性もあります。


2話目は、基本的に6時半に投稿する予定ではありますが、

突発的な残業により、7時半~8時半など、

かなり遅れるケースもあります。


突発残業のペースの発生頻度は、

今のところ見えていません。

あまり多くなるようなら、

投稿時間を、また考えます。

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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] いい加減に無限転生にあきあきしていたセンエースは、謎世界に転生する。謎世界の謎を調べるうちに、ついに無限転生を失って、リミットを超えた『謎世界』の扉はひらかれた。しかし、謎世界に突如あらわれ…
2021/05/01 09:48 トウシ君ファンクラブ会員
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