表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神D章 英雄は独り、無限地獄に立ち尽くす。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2035/6015

55話 オメガセンエース。

本日の2話目


 55話 オメガセンエース。


 000000000000000000000000000



 《レベル》     【1】

 《オメガレベル》  【90】


 [HP]      【3900/3900】

 [MP]      【1900/1900】

 [スタミナ]    【59/70】


 「攻撃力」       【98】

 「魔法攻撃力」     【65】

 「防御力」       【55】

 「魔法防御力」     【39】

 「敏捷性」       【78】

 「耐性値」       【20】

 「HP再生力」     【99】

 「魔力回復力」     【62】

 「スタミナ回復速度」  【18】

 「反応速度」      【?】


 「隠しパラメータ合計値」【?】


 「獲得経験値」     【0】

 「ネクストEXP」   【無限】



 11111111111111111111111111111



 オメガ化を果たしたセンは、

 自分の両手を見つめながら、


「……引くほど、体が軽い……」


 ボソっと、


「……翼がなくても、自力で飛べそうなほど……」


 もちろん、空を飛ぶことはできない。

 あくまでも、そのぐらいの全能感に包まれているというだけのお話。


「……」


 センは、ニィと微笑んで、



「――今の俺に、勝てるヤツは一人もいねぇ」



 バリバリに調子こいていく。


 つい先ほど、『強いだけの軽さ』ではダメだ、

 と理性では理解したはずなのに、

 実際、その『軽い強さ』に包まれると、

 当たり前のように、酔ってしまう。


 命のサガ。

 人間の弱さ。


「いくぜ、トカゲ野郎」


 高揚感と全能感の中、

 センは、『良い感じに回ってきた酔っ払い』のように、


「てめぇは、もはや、俺の足元にもおよばねぇ。やはり、俺がガ〇ダムだった!」


 などと叫びながら、オメガバスタードラゴンに向かって特攻をしかける。

 これまでとは比べ物にならない瞬発力とパワー。


「――閃拳――」


 流れの中で、

 サクっと必殺技を叩き込んでいく。


 実のところ、ステータス的には、

 オメガバスタードラゴンの方が、遥かに上なのだが、

 しかし、『戦闘力』に違いがありすぎるため、



「グォオオオオッ!!!」




 苦痛に顔をゆがめるオメガバスタードラゴン。


 耐久力がハンパではないため、

 『まだまだ数値的には低火力』の『閃拳』では、

 『一撃で沈めること』は出来ない。


 オメガバスタードラゴンは、怒りでオーラを膨らませて、

 咆哮をあげながら、センに向かって飛行ダイブをかましていく。


 そのムーブに対し、センは、

 バカにする笑みを浮かべ、


「そりゃ、悪手だろ、ありんこ」


 言いながら、気を統一させて、

 向かってくるオメガバスタードラゴンの動きに合わせて、


「おらよっと」


 鮮やかに両手を合わせていく。

 膝のクッションで衝撃を散らしつつ、

 完璧な挙動で、オメガバスタードラゴンの体軸と気流をズラす。


 空気投げの要領で、ほとんど触れることなく、

 オメガバスタードラゴンを地面に向かってたたきつけていくセン。


 豪快に吐血しているオメガバスタードラゴン。

 その心臓部をめがけて、


「死んでろ、ボケが。――龍閃崩拳――」


 無慈悲に超必殺技を叩き込んでいく。



「グォオオオオオオオオオッッ!」


 断末魔が響き渡る。

 一つの命が枯れるのを右手に感じながら、

 センは、


「実感するよ……肌肉きにくの『メタル化』を、エネルギーの『活性化』を。爆増したミトコンドリアが、俺に、無限のATPをくれている。カルシウムイオンが叫んでいる。細胞の全てが沸騰している。命と魂魄の喝采。――俺は、強い」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] ちょっと前に再放送でネテロ会長が言ってましたね カッコいいよね
[一言] 長い脆弱ストレスフルおつかれさまでした。これで虚弱マッチ棒センエースにも真のパァワーが…しかし、上にはとんでもない上が(*´∀`)それを、センエースはこれから、目の当たりにする!? あとセ…
2021/04/24 17:57 トウシ君ファンクラブ会員
[一言] オメガゴブリンが契約を持ちかけてきて くれたのは、憧れから、でしょうかね。 最初から思ってた事ではありますが、 オメガ火ゴブリンとセン、ことエンの戦いは ゲンvsセイバー・プチを彷彿とさせる…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ