表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神D章 英雄は独り、無限地獄に立ち尽くす。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2033/5999

53話 死体漁り。


 53話 死体漁り。


「私には関係ない」


「……いや、アレを召喚したのはお前だから、お前は、ガッツリと関係者……というか、普通にゴリゴリの加害者なんだが」


「いつだって加害者は身勝手で、被害者は泣き寝入りを強いられるもの。それが、世の条理」


「いや、真理っぽく言われても……改善していく努力をしてみようぜ。そうすれば、少しは、世の見え方が変わってくるはずだ」


「それでは、さっそくはじめよう。ゆけ、オメガバスタードラゴン」


「こんな時だけ、御託なしですか?! もう少し、心の準備を――」


 などと叫ぶセンの嘆きを完全シカトして、

 オメガバスタードラゴンは、センに向かって猛攻を仕掛けてきた。


「どっひゃぁあああああっ!!」


 パワー・スピード・硬度、

 すべてが尋常ではないモンスターの中のモンスターが、

 今、まさに、センを殺そうと暴れ散らかしている。


「いやいやいやいやいや! えぐい、えぐい、えぐい!」


 ギリッギリのところで、

 どうにか回避しているものの、

 しかし、全身全霊を賭した全力緊急回避で『やっと』なので、

 そんなものを永遠に続けられるわけがなく、

 また、仮に、ド根性フルブーストで避け続けられたとしても、

 回避を続けているだけでは、永遠に、この地獄は終わらない。


(ちょっと待て、マジか……ヤバいって……あのドラゴンの動きを見る限り、おそらく、『図虚空ありで、ギリ勝てるかどうか』ってレベル……上位のS級GOOと張るレベルの暴力……そんなものを『今の俺』がどうにかできるわけ――)


 『ゆっくりと嘆いている時間』などあたえてくれない。

 オメガバスタードラゴンは、次から次へと、

 猛攻の波状攻撃を仕掛けてくる。


 スレスレでかわしながら、センは、


(……どうする……どうする……)


 極限まで脳の回転速度が上がっていく。

 目がバキバキになって、神経が、世界を俯瞰でとらえだす。


 絶体絶命を前に、ゾーンへ突入するセン。

 ただ、いくら、超高位の集中状態になったとしても、

 『回転速度を上げる』までが限界で、

 『対抗できるだけの出力』を捻出することは不可能。


(か、勝てない……死ぬ……)


 理解に届くと、

 より深く、視界の中の『世界』が立体に見えてくる。


 ピカピカと光りはじめる。

 インパルスが走る。

 思考速度が、常軌を逸し始める。


 そんな、高速化された脳が、

 視界の中から、『可能性』を見つけ出す。


(――ゴブリンの死体から……何か……奇妙な――)


 オメガ火ゴブリンの死体をよく観察してみると、

 薄く淡い光が漏れていた。

 目をこらさないと見えない程度の小さな粒子。


 チラチラとまたたいて、

 センの心を惹きつける。


 ――センは、


「くぉおっ!」


 どうにかこうにか、オメガバスタードラゴンの攻撃をかいくぐり、

 オメガ火ゴブリンの死体めがけてダッシュする。


 なんとかオメガ火ゴブリンに近づくと、

 センは、その死体を掴み上げ、

 走りながら、ガサガサッと、だいぶアラくあさり散らかす。


 すると、オメガ火ゴブリンの胸の中に、

 『粒子の塊』とでもいうべき『何か』が、ドクドクと、脈動しているのに気づいた。


五月からは、一応、土日休みの、6時までシフトに戻る、

という話らしいのですが、

このたび、無駄に役職がついて、

私担当のレセプト業務が大幅に増えてしまったので、

帰るのが頻繁に7時になる可能性も大いにありえます。


というわけで、五月から、2話目は、

6時半~7時半の間に投稿……

みたいになるかと(~_~;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] ドクドク、、、心臓?、、、移植かなぁ そういや誰かの心臓移植しようとしてたなぁ メメントとも繋がりそう。つまり天童とも繋がってる?
[一言] 敵がドンドンつよくなりそうで、虚弱武器なしセンエースの勝てる展開ってなんだろって、ウムルさんのときのズゴクー入手パワーアップみたいのうかびましたけど。。「粒子のカタマリ」、そんなイベントなの…
2021/04/23 15:48 トウシ君ファンクラブ会員
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ