表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神D章 英雄は独り、無限地獄に立ち尽くす。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1988/5983

8話 クルルー・ニャルカスタム。


 8話 クルルー・ニャルカスタム。


「たぶん、口で言っても分からないだろうから、ためしに、『アウターゴッド級』の強さを持った神格を出してあげるよ。実際に戦ってみて、アウターゴッドの高みをその身で感じとるといい」


「……そこまでしてくれるとは、親切きわまりないな」


「僕は、人間を救済することに無上の喜びを覚える堕天使のような邪神だからね」


「……セリフの四方八方が、だいぶ錯綜さくそうしているが……今はスルーしておこう」


 センの『しんどそうな呟き』をガン無視して、

 ニャルは、ブツブツと何かをつぶやきながら、

 空中にジオメトリを描いていく。


 数秒で完成されたジオメトリは、

 黒く、にぶく、淡く、輝いて、

 その奥から、


「……ふぅ……」


 見たことがあるGOOが登場した。

 タコの頭をした屈強な化け物。


(こいつ……確か……クルルー……だったか?)


 かつて、図虚空を強化するため、

 セン自身が召喚したS級GOO。


 ただ、前回倒したクルルーとは、

 『存在感』があまりに違いすぎた。


 今のセンでは、『見ただけ』だと『本質』を掴めない。

 それほどまでに、『何もかも』に変化が見られた。


(……この感覚を、なんと表現するのが適切かわからないが……とにかく、エグい『深み』を感じる……)


 自然と、冷や汗が流れた。

 ツーっと頬を伝って、顎から落ちる。


 ――そこで、ニャルがニヤリと微笑み、


「こいつは、『クルルー・ニャルスカスタム』。君が前に殺したクルルーとはケタ違いの強さを持つバケモノさ。その強さは、アウターゴッドに匹敵する。つまり、君ごときでは、絶対に勝てない」


「……ふん、挑発してくれるじゃねぇか。血が沸騰するね」


 そう言いながら、センは、ストレッチを開始し、


「確かに、前に倒した時とは、明らかに格が違うっぽい……だが、俺も、あの時とはケタが違う」


 上半身と下半身を、丁寧にほぐしながら、


「無限に続く地獄の中で、俺は、ゴリゴリに研磨された。もはや、『最高位のGOO』ですら、俺の足元にも及ばない」


 体をならしおえると、

 センは、図虚空を召喚し、



「教えてやるよ。俺の領域。俺が……俺こそが、ガ〇ダムだ!」



 勢いよく飛び出したセン。

 自信満々の特攻。

 無数の地獄を経験したことで、

 センの強さは、大幅に向上した。


 『戦闘力そのもの』は、最初から、エグい領域にあったため、

 そこまで大きな変化は見られないが、


 『脆弱な肉体での戦い方(縛りプレイ力)』は、大きく向上し、

 必死にアイテムを回収し続けたことで、

 図虚空のステータスは大幅にパワーアップしている。


 今の自分ならば、アウターゴッドを相手にしても勝てるかもしれない。

 そう思っていた時期がセンにもありました。

 ……が、






「降参! こうさぁぁぁぁぁん!!」






 100%の勘違いだった。

 自惚れもはなはだしい。

 無様きわまりない。

 惨めの最果て。



「いや、強すぎるだろ! 『壊れたウムル』を『1』とした場合、こいつの強さ、余裕で『10000』ぐらいありそうだぞ! ふざけんな! インフレも大概にしろ! ド〇ゴンボールの後期でも、ここまでではなかったぞ!」


「ふふん! わかったかな? これが、アウターゴッドの領域だよ」


今日から、働く時間が変わります。

とはいえ、6時半までには帰っている予定なので、

一応、2話目は、いつも通りの時間に投稿する予定ですが、

これまでとは違い「不意打ちの残業」が起こり得る可能性もあります。


さすがに、どんなに遅くとも、

20時・21時までには投稿……できると思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] 「いや、強すぎるだろ! 『壊れたウムル』を『1』とした場合、こいつの強さ、余裕で『10000』ぐらいありそうだぞ! ふざけんな! インフレも大概にしろ! ド〇ゴンボールの後期でも、ここまでで…
[一言] いつも楽しい物語をありがとうございます。 お仕事も頑張ってくださいね♪ それはそうと、エイプリルフール企画ってないんですか?
[良い点] あああっ!しゃくしゃさまあああ!!しゃくさしゃまあああああ!! がんばれー(n‘∀‘)η [気になる点] 新章はじまってから、さらっとした、「なぞのすんなり感?」でてる気します(・ε・`…
2021/04/01 10:54 トウシ君ファンクラブ会員
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ