表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神C章 バッドエンドシンドローム。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1971/5988

101話 スーパーボンバーマン2。


 101話 スーパーボンバーマン2。


「おやおや、ツミカさんが怖いのかにゃ?」


「ナメんなよ、怖いに決まってんだろ。お前にビビらないヤツはそうそういねぇ」


 まっすぐな本音をぶちかますセン。


 茶柱罪華という『異常者』に対し、

 心底から『畏れ』をいだき、『絶望』すら感じている。


 『頼むから、余計なことはしないで』と願うセン。

 しかし、そんな願いを、ツミカさんが叶えるはずもなし。


 むしろ、嗜虐心全開で加速していく。

 ラリった目で、どこか遠くを見ながら、


「というわけで、『もののついで』に始まりました、センセーがツミカさんより先に出たら、どこかの託児所が爆発するチキンレース! 同時に開催される二本のチキンレースの結果やいかに! ドンドンパフパフ!」


 などと、奇妙なハシャギっぷりを魅せる茶柱。


 センは、心底鬱陶しそうな顔で天を仰ぎ、


「……おい、こら、そこのスーパーボンバーマン。マジで、いい加減にしろよ、ほんと」


 『疲れ切った雰囲気』を全開にするセン。

 しかし、そんなセンの雰囲気を、茶柱は全力でシカトして、

 自分の言いたいことだけを、

 優雅に、自由に、豊かに、並べ散らかしていく。


「ちなみに、ツミカさんは、今回のチキンレースで優勝するため、これ以上ないほどコンディションを完璧に整えてきたにゃ。ツミカさんほどの天才に、努力までされてしまったら、もうダメにゃ、おしまいにゃ」


「……根性と勇気にだけは、そこそこの自信があったが……しかし、お前の完成したヤバさを前にすると、普通に身がすくむな……」


「ふふん、さもありなん! ツミカさんは万能の天才! 『サウナの我慢大会』という、きわめて局所的なオンステージであっても、この『パーフェクトすぎるスペック』が、いかんなく発揮――つぅか、ここ、あっついにゃぁ! もう、出たいにゃ! 我慢の限界にゃ!」


「……全力で振って、豪快にボケて、キッチリと落として……大変だな、お前の人生。ごくろうさん」


「……きついにゃぁ……しんどいにゃぁ……でも、ツミカさんは、負けず嫌いだから、先に出るのはイヤだにゃぁ……ああ、誰か助けて……ヒーロー、見参して……」


「お前が外に出ればいいだけという、このヌルい状況で、ヒーローが出勤しゅっきんするわけねぇだろ。ヒーローの職務をナメんな……つぅか、『お前が勝ったら、託児所が爆破する』という、このクソ状況で、お前を助けるヤツは、ヒーローじゃねぇ。ただのボンバーマン二号だ」


「ごちゃごちゃと、うるさいにゃぁ! そんなんだから、センセーは、いつまでたっても童貞なんだにゃ!」


「童貞ってワードを使えば、俺にカウンターを決められると思っているなら、大きな間違いだ。高校生で童貞なんざ、珍しくもないからなぁ。まあ、仮に、俺が30歳を超えていたら、軽く自殺を考える程度にはヘコんでいたかもしれないが」


「ほんと、ごちゃごちゃとやかましいだけで、全然、サウナルームから出る気配がない……そんなに、ツミカさんに、キスしてもらいたいのかにゃ? 欲求不満なのかにゃ?」


「お前の場合、ガチでブツを仕込んでくる『ホンマもんのハードめなヤツ』だから、引くにひけねぇんだよ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] 200億歳で童貞の究極超神がいるってほんとですか?
[一言] ボンバーマン(爆弾魔)とはw ただ、罪華の場合は ボンバーウーマンと言った方が適切な気がしますが。 罪華ならやりかねない、というか実績が既にある、 というのが怖いところですねw 「童貞…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ