表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神B章 究極超凡人センエースの大冒険。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1817/6015

50話 二等上位の親衛隊。


 50話 二等上位の親衛隊。


 教室に戻ったあとも、軽くゴチャついたが、

 トコが茶柱を抑え、

 黒木と紅院がクラス内を整えたことで、

 どうにか、

 今朝の一件は『いつもの奇抜なシャレ』として処理されることになった。


 ――が、

 休み時間、昼休み、体育の時間中と、

 ヒマを見つけては、茶柱が、センに対し、

 過剰にベタベタしていくので、


 放課後になる頃には、

 クラス内で、


「え、やっぱ、マジなんじゃない?」


 という空気が漂っていた。


 懐疑の視線にさらされて、

 軽く疲弊したセンが、

 さっさと家に帰ろうと、

 校舎から出たところで、




「……閃。話がある。ちょっと、きてくれ」




 背後から、声をかけられて、

 閃は、振り返る前に、ため息をつく。


 その声には、聞き覚えがあった。

 クラスメイトの城西じょうせい和哉かずや


 クラス内においては、ナンバーワンのイケメンであり、

 親の階級も相当高め。

 城西の国民ランクは、驚きの『二等上位』で、

 ガチガチのセレブさん。


 ちなみに、

 一等が、紅院たちのようなスーパー上級国民、

 二等が、佐田倉や城西のような旧華族、

 三等が、閃のような平民。


 結構な金持ちである佐田倉ですら、

 二等の中では中位にあたる。


 ――閃は、しんどそうな顔を全開にして、


「……悪いな、城西。実は、俺、今日、バイトでさあ。先輩が『頭おかしい人』だから、どんな理由があろうと、遅刻するわけにはいかなく――」


 と、センが、テキトーなウソで華麗に断ろうとしたら、

 そこで、城西は、


「バイトの連絡先を教えてくれれば、俺の方から、話を通しておくよ。心配しなくとも、絶対に文句は言わせない。……あと、時給も出してやる。一時間2000円だ。なんのバイトをしているか知らんが、これ以上高いってことはないだろ?」


「……い、いや、実は、裏のバイトをしていてな。時給換算だと2万くらいになるんだ。というわけで、失礼させてもら――」


「わかった。五万出す。……さあ、こい」


 問答無用でそういう城西に、

 センは、ため息をつきながら、


「……なんでもかんでも、金でカタをつけようとするのが、お前らセレブの悪いクセだな」


「その手の文句は『なんでもかんでも、金でカタがつけられてしまう世の中』に対して言うべきであって、俺に対して言うべきじゃない」


「……まあまあの正論だな……はぁ」


 ため息交じりにそう言ってから、

 センは、城西の後ろについていく。


 つれていかれた場所は、

 例によって、体育館の裏だった。


「お前らセレブの間では、体育館裏に、貧乏人を呼び出すのが、昨今のトレンドなのか?」


 などと、チョケたことをぬかすセンに、

 城西は、まっすぐな顔で、


「単刀直入に言う。罪華さんと別れてくれ」


「……今日のアレコレを見て、よく、俺とあいつが付き合っていると思ったな。どう見ても、バキバキのいやがらせをくらっているだけだろうが」


「いやがらせ?」


「あいつの目的は、俺を『この状況』に導くこと。お前ら親衛隊を煽って、俺に損害をあたえること。茶柱罪華の目的は、それ以上でも、それ以下でもない。言っておくが、あいつは、俺に対して、面と向かって、正式に『大っ嫌い』宣言をかましているんだからな」


現在、九華を全完成させようと奮闘中w


ジャミが……難しいです……(~_~;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] クズニートでトコに告白した、一条聖也を 彷彿とさせる名前ですね。ただ、彼のように 薄っぺら、というわけではない気がします。 台詞から感じられるシリアスさ。どうも、 そんな気がするんですよ。 …
[一言] やっぱりw 見事、センの中における罪華の 立ち位置は「明確に自分が大嫌い」に なってますねw これは、桃鉄における キングボンビーなんかより、よっぽど重い ハンデですねw 仮にそれが無かった…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ