表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神B章 究極超凡人センエースの大冒険。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1813/6029

48話 あの女、嫌いだわぁ。


 48話 あの女、嫌いだわぁ。


「昨日の夜は、すごかったにゃぁ。あんなに熱い夜は、生まれて初めてだったにゃぁ」


 などと、大声で喚くものだから、

 クラス中が、全力でザワっとしていく。


 茶柱の奇行事体は、

 別段、珍しいものでもないのだが、

 しかし、いくら頭がおかしい茶柱とはいえ、

 『男子生徒に絡んでいくタイプ』の、

 『シャレになりえないエキセントリック』を見せることは、

 これまで、一度もなかったので、

 クラス内のザワザワは、とどまることなく加熱していく。


「あの『顔面偏差値48』と茶柱が……え、ほんとうに?」

「いやいや、そんなわけ――」


 などと、動揺が止まらない教室。

 そんな喧噪を、

 教室の後方を陣取っている彼女――

 紅院美麗がブッタ切る。


 勢いよく、バンッと、机をたたきながら立ち上がり、




「ツミカの奇行に反応するのは、ただのバカ! 以上!」




 よく通る『ハリのある声』でそう叫ぶ。

 直後、シーンとする教室。


 これで空気が変わるかと思いきや、

 しかし、茶柱は、続けて。


「ダーリンみたいな変態を好きになる女とか、他にいないと思うから、心配はしてないけど、一応、ちゃんと言っておくにゃ。この変態さんは、ツミカさんの所有物だから、狙っちゃだめだからにゃぁ」


 その、ガチくさい発言を受けて、

 クラスメイトたちは、

 また、一様にザワザワっと騒ぎ出す。


 そんな騒ぎを収束しようと、

 トコが、


「ツミカ! ちょっと、こっちこい!」


 そう言いながら、

 茶柱を教室の前のドアから、外へと連れていき、


 紅院が、


「閃壱番! あんたは、こっち!」


 そう言いながら、教室の後ろのドアから、センを外へと連れていく。


 その後、残された黒木が、


「気にしないでください、みなさん。さっきのアレは、いつものツミカさんのアレでしかないので」


 と、クラス内の後処理を担う。






 ★






 閃を連れ出して、

 中庭まできた紅院が、


「なに? あれ、どういうこと?」


 そう問いかけると、

 センは、面倒くさそうな顔で、

 頭をポリポリかきながら、


「今朝、怒らせたから、その腹いせだろ。とことん性根が腐っているな、あの女。きらいだわぁ」


「……怒らせた? 何をしたの? ていうか、昨晩は何があったの? 昨日の夜、ツミカに電話してみたけど、一向に出ないし、朝、電話した時は出たけど、なんか、変にテンションが高いだけで、何も教えてくれないし」


「あー、なんていうか、その……色々あって、あいつと、一緒にGOOを倒した」


「……えっと……え? どういうこと?」


「まあ、詳しいことは、あいつから聞いてくれ。あいつが言わないなら、俺も言う気はない。……みたいな感じの結構デリケートな問題だっていう、それだけの話だ」


「……」


 紅院は、数秒黙ってから、


「一つだけ、聞いていい?」


「別にいいよ。聞くだけなら、いつでも、なんでも。……答えるかどうかは、また別問題だが」


「トコの呪いの事は……聞いているわよね?」


「ああ、聞いているよ。本人からも聞いたし、茶柱からも……軽く聞いた。それが?」


「その呪いが……昨夜、急に解けたらしいのだけど、なぜだか分かる?」


「……」


明日、九華の女子メンバー全員、投稿できるかも(*´з`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[気になる点] 今までも、罪華が誰か女子をを巻き込んだ時に K5が騒ぎの収束に走った事はありましたか? [一言] トコの呪いについて話せる真実はないでしょうね。 何せ、「何故知ってる」になりますし、何…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ