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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
神A章 ゼノ・セレナーデ。

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41話 センエースの示し方。


 41話 センエースの示し方。


 センの発言にイラっとした紅院は、

 センの背中を、ガツンッ、と蹴り上げて、


「なんだ、そのナメた発言。自分の命が危険にならないと、『性犯罪』が『やっていい事か悪い事か』の判断すらつかないのか、このクソボケ」


 そのとげとげしい発言に対し、

 センは、

 よりとげとげしい態度で、




「状況が状況だから、女としての防衛本能が爆発して、過剰に惑乱わくらんしてしまうのも、わからんでもない……が、まず、『脳死したラブコメのバカ女』みたいに、『現状の発端』を『俺の性欲だ』と決めつけた上で発言するのを、いったん、やめろ」




「……ぁ? なんだ、貴様……なにを偉そうに――」


「さっき、俺は、グールを殺した。そしたら、転移のワナが発動して、気付けばここにいた。それが真実だ」



「……ぇ」



「俺も男だから、お前らの体を見たくないとは言わない……が、他者の心に傷を与えてまで見たいとは思わねぇよ。こちとら『性犯罪者に堕ちるぐらいだったら首掻っ切って死んでやる』ってぐらいの気概は常に持って生きてんだよ。――本当は、こんなクソダセぇこと言いたくねぇが、状況が状況だから、恥を忍んで叫んでやる。耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ。――俺のプライドと自制心をナメるなよ、紅院美麗ぇ!」


「……」


「俺は賢くもないし、イケメンでもないし、才能もゼロという、とんでもない不良物件だが、愚直さだけには自信があるんだ! つぅかなぁ! 俺は、性犯罪系が死ぬほど嫌いなんだよぉ! チカンだの、ノゾキだの、レイプだの! 言葉を聞くだけでも吐き気するレベルで大っ嫌いなんだ!」


 あますことなく『我』を叫んでから、

 センは深呼吸を一つはさんで、




「――紅院。一つ聞くぞ。お前がやっている『部活』ってのは、もしかしたら、あのバケモノどもを殺す活動なんじゃないか?」




「……っ」


「答えろよ。違うのか? 『ここまでに体験した不可思議』と『お前らの一連の言動(男子高校生1000人が束になっても瞬殺)』から、推測しただけで、別に確証があって聞いているわけじゃない。だから、さっさと確定させたい。まあ、ぶっちゃけ、俺の『グールを殺した』発言に対して、お前の口から『根本のツッコミ(グールなんているわけねぇだろ、何言ってんだ、お前。薬やってんのか?)』が飛び出していない時点で、ほぼ確定ともいえるが……とりあえず、さっさと答えろ」


「……武道の達人とかならともかく、一般人が、グールに勝てるわけない……」


「俺の質問に対する答えにはなっていないが、まあ、ほぼ確定したと言ってもいいだろう。紅院美麗。今から、いくつか質問すらから答えてくれ。――転移のワナは、グールを殺したら、確定で発動するものか?」


 質問されて、紅院は、


「……」


 答えるべきか、少しだけ悩んだものの、


(ただの『言い逃れ』を言っているようには思えない……)


 そう判断した結果、


「……グールを殺して発動するというのは聞いたことがない。ただ、ワナ……というか、『魔法』の中に『空間移動系』は普通に存在する」


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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] うーん…状況と両者の言い分を冷静に総合して理知てきに判断してみると・・・(/ー ̄;) センエースの性欲がことの発端ですね・・・私のとぎすまされた第六感がそう言ってるのでほぼ間違いない。紅院…
2020/11/27 20:47 退会済み
管理
[一言] 前話 「あの子が、同年代の男を褒めたことなんて、これまで、ただの一度もない。尽力してくれている親衛隊の面々に日頃の感謝を伝えることはあっても、『男としての質』を褒めたことだけは、本当に一度も…
[一言] 今のセンは、シューリのような「静寄りの武」を また相手とは、相性が悪いかもですね。 相手の力を利用しないと勝てない、とも 言えるわけなので。もちろん、存在値云々の 話は一旦置いておくとして、…
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