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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真I章 進撃のゼノリカ。

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19話 お昼のガールズトーク。


 19話 お昼のガールズトーク。


「落ち着け、ドードー……とりあえず、その殺気をおさめろ。俺に向けているんじゃないと分かっているんだが、つい『ごめんなさい』と言ってしまいそうになるほど、お前のオーラは、熱量がハンパない。ぶっちゃけ、こわすぎる」


 と、アダムの対処にいそしんでいると、

 そこで、ミシャが、

 センの耳元に口を寄せて、


「――あのカスの名は、罪帝クリミア。エリアCを支配している罪帝家に属する人間です。現当主『罪帝イデア』の従兄にあたります」


「え? 今の一瞬で調べたの?」


「いえ、事前に調査しておいたデータが、アーカイブに保存されておりました。直接的な接触によるデータは存在しませんが、それなりに有名人なので、どういう人物であるかは、ある程度、まとまっております。一言で言いますと、真正のクズです」


「ふーん……真正のクズねぇ……まあ、もう、オーラからして『だろうな』って、強く痛感するよねぇ」


「それで? どうしまちゅか? あ、最初に言っておきまちゅけど、ツメをはがすのはオイちゃんの担当でちゅからね」


 シューリに続いてアダムが、


「では、私は、頭蓋骨をすりつぶしてペースト状にする役目を担当しよう」


 と言ったのに続けて、ミシャが、


「できれば、最初から最後まで、私の闇で、キッチリと『果て無き地獄漬け』にしてやりたいところだけれど、それだと、あなたたち二人は納得しないでしょうから、今回はやめておくわ。けれど、あなたたち二人で殺しきるのはやめてくれる? 私が圧殺する分も残しておいてよ」


「まてまて、お前ら」


 ――キャッキャウフフと、かわいらしいガールズトークに花を咲かす三人の美少女を尻目に、渋い顔をしているセンが、


「目を輝かせて『いかに凄惨な殺し方が出来るか選手権』に興じるのは今すぐやめろ。見ろ。お前らの怖さとヤバさを目の当たりにしたことで、俺の鳥肌が震えているだろうが。まったく、かわいそうに」


 よしよし、と自分の鳥肌を撫でながら、


「あのアホは、俺に対してだけは、ちょっと小粋にハシャいだだけだろう。それなのに、そう簡単に『ハイエンドな拷問』をかまそうとするんじゃない。まったく、これだから、今どきの若いもんは……」


 などとほざく神の王に、

 ミシャが、たんたんと、


「しかし、セン様。あのカスは『自分は王族だから何をしてもいい』と勘違いしている典型的な『アホんだら』ですよ? これまでに、非道な事も山ほどしてきている模様。放っておくのは、神法に反するかと」


「非道なことって? 例えば?」


「こちらなど、なかなか酷いものかと」


 そう言いながら、ミシャは、

 魔法で具現化したデータを手渡してくる。


「……特に理由もなく、面白そうだからという理由だけで、部下の娘を、目の前で犯したあと、ミンチにして、食べさせた……もう何言っているか、わかんねぇな……」


「なんの罪もない三歳の幼女を、享楽で凌辱し、すりつぶし、その肉片を、父親に食べさせた……と、そういうことです」



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] いや、前もあったけどこの世界のガールズトークの基準おかしいw 異世界なんて絶対に行きたくなくなりました。
[一言] よくある異世界転生・異世界転移もので、主人公が 世界の常識や情報を集めるのって、普通はかなり 時間がかかりますよね。少しずつ、世界の ルールについて知っていく感じだと思います。 しかし、それ…
[一言] ハルスみたいな高潔さと理由があって、 胸糞悪いことをした部下の一家に罰を与えた、 とかだったりする可能性も、1×10^(-10)%程度 残されていなくもないですが、恐らくは ただのクズ役な気…
感想一覧
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