表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真I章 進撃のゼノリカ。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1618/6039

8話 カモン、ベイベっ!


 8話 カモン、ベイベっ!




「道理のままに死ねぇ!! 異次元砲ぉおおおおお!!」




 先ほどよりも、はるかに膨大な火力を誇る異次元砲が、

 カンツの全身に降り注ぐ。

 絶対的なオーラの収束を、その身に浴びていながら、

 しかし、カンツは、


「いいねぇ!」


 当然のように、ケロっとしていた。


 ――意味不明に全快したカンツは、ニっと不敵に微笑み、


「お前の魔力量とオーラ量がハンパないことはよくわかった!さて、それじゃあ、次は、戦闘力を見ていこうか!」


 そう言いながら、カンツは、ハンドガンを消して、

 両手をフリーにすると、

 数回、ピョンピョンとジャンプしてから、

 シャドーをしつつ、


「カモン、ベイベっ! さあ、好きに殴り掛かってきな!」


「……な、なんなんだ……貴様は……」


「おののいているヒマはないぞ! あ、そうだ、ここらでいいことを教えておいてやろうか? ワシにロックオンされたら、基本的に、終わりだぞ! ワシはしつこさはハンパじゃないからなぁ! がはははははは!」


 豪快に笑ってから、


「どうした?! こないのか?! せっかく先手を譲ってやっているというのに、ずいぶんと殊勝なやつだな! 気に入った! ウソだけど!」


 などと言いつつ、

 カンツは、豪速の踏み込みで、

 ニョグタとの距離を詰めると、


「おらおらおらおらおらおらぁ!! がははははぁ!」


 ボッコボコにぶん殴っていく。


「うげぇ! ごぁ! ぐぇ! ぼえぇ!」


 粗雑に見えて、実は、なかなか、一発一発が鋭い。

 スパっと肉を裂く。

 ガツンと骨まで届く。


「どうだ! ワシの拳は重いだろう! なぜ、ここまで重いか分かるか?! ちなみに、ワシにはわからん! 基本的に、ワシはワシを理解していない! どうだ、愉快な話だろう?! なぁ?! がはははははは!」


 まるで、酔っ払いの戯言。

 カンツの発言は、基本的に、フワフワしている。


 地に足がついていない冗談の集合体。

 けれど、そのスペックは正式に破格。


 栄えあるゼノリカの天上、

 九華十傑の第十席序列14位、

 カンツ・ソーヨーシ。


「んー、やっぱり、戦闘力は微妙になるなぁ! というか、ハッキリ言って弱すぎる!」


「がはっ……ごほっ……」


「お前も、現状は、すでに理解できているだろう? ワシは基本無敵! その上、戦闘力も、遥かに上! こうなったら、もはや、貴様に勝ち目などない! さあ、どうする?! ここからが大事だ! ここから『どんな答え』を出すかで、貴様の価値が決まる! さあ、さあ、どうする? ワシという絶望を前にして、貴様は何を想う?!」


 カンツの問いかけに対し、

 ニョグタは、


「……はぁ……はぁ……なるほど……」


 『理解』をしめした。

 まっすぐな目で、

 カンツを睨みつけ、



「……貴様がセンエースか……」



 と、そんな、ズレた言葉を口にした。


「この圧倒的な力……これは、まさに王の力……貴様が……神の王……」


 ニョグタから飛び出た『想定外の回答』を耳にしたカンツは、

 普通に首をかしげて、


「……いや、ちがいますけど?」


 と、疑問符だけを口にする。


「ワシはカンツだと言っとろうが……というか、貴様、なぜ、『センエース』を知っている? 事前調査の結果によると、この世界に、『センエース』という偶像の伝承はないはず」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] 「絶対的」主人公補正とギャグマンガ補正か、、、 プラチナスペシャル、プライマル・プラチナスペシャルありますように、、取得できますようにw というかスゴイスペシャルが多数ありますように、、w
[一言] あ、サンシャインさん。違うらしいです。 明日の朝の投稿で分かるらしいですが、 ループ関連でセンエースの存在を知っている らしいです。同じことを考えて、感想返信で このように言われました。 …
[良い点] 『偶像』の英雄が実在してくれてるっていうのが良いですね。プライマルメモリシリーズとかも読むと、尚更思うw [気になる点] マリスの知識or経験から情報を得ているのか。でも、それだとシアエ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ