表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真I章 進撃のゼノリカ。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1616/6042

6話 ヘイヘイ!


 6話 ヘイヘイ!


「あだだだだだだだっっ!!」


「がはははっ! もっと歌え! 泣き叫べ! がぁーはっはははぁあああ!」


 うたうように、踊るように、

 カンツは、数えきれない弾丸を、

 バカみたいに撃ち続ける。


(ちょ、ちょっと待て……なんだ、この強さ……し、信じられん威力……無数に放ってくる銃弾の一つ一つに、膨大な魔力が込められている……っ)


 理解が追い付かず混乱するニョグタ。

 暴風のような猛攻から、

 どうにか抜け出そうともがくも、

 しかし、


(粗雑な猛攻に見えて、実のところ、驚くほど精緻な弾幕……に、逃げ場がない……っ)


 わずかな抵抗も出来ず、

 穴だらけで吹っ飛ぶニョグタ。

 そんなニョグタの頭を掴むカンツ。


「つーかーまーえたぁっ!! がははははぁ!!」


 地面に思いっきりたたきつけ、

 右足で、ニョグタの胸部をズガンと踏みつけると、

 カンツは、ニョグタの頭部に二つの銃口を突き付けて、


「――がぁはははははははははははははははっっっ!!」


 ラリったように笑いながら、

 無限の弾丸を叩き込んでいく。

 リロードの休憩などなく、

 ひたすらに、

 ただひたすらに、

 魔力の弾幕を、

 ニョグタの頭に注ぎ込む。


「ばばばばばばっ! ぼはっ! ぐぁ!!」


 息継ぐ間も与えてくれない速攻。

 ニョグタは、


「――え、『影潜えいせんランク25』っ!!」


 忍専用の魔法を使用して、

 世界の影に潜む。


 しかし、


「おっと、逃げないでねぇ!! がはははは!」


 カンツは、『世界の影』に手を突っ込んで、

 ちょっとしたキノコでも採集するようなノリで、

 ニョグタを引っこ抜くと、


「まだまだ、ワシの時間はおわらないぃ♪ がははははははぁ!!」


 無数の弾丸を、


「ばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばっ!!」


 さらに、休みなく、

 これでもかと、注ぎ込む。


 凶悪な暴力の芸術。

 そんな中で、

 カンツは、テンション高く、


「どうした、神様! ヘイヘイ、神様! 貴様が『すげぇ神様』だってんなら、反撃の一つでもしてみてくれや! こっちはいつでも、ウェルカムだぜ、がはははははははは!」


 終わらない弾幕の中で、

 ニョグタは、


「ぐぅぬぅうっっ!! み、醜い猿がぁああ!!」


 全身にオーラと魔力を充満させて、




「神の裁きを受けるがいい!! 異次元砲ぉお!!」




 極大魔法で暴れていくが、

 しかし、

 カンツは、


「おおっ、痛いねぇ! がはははは!」


 見た目ボロボロにはなっているものの、しかし、ケロっとしていた。

 元気一杯で、ただただ豪快に笑っている。


「いやはや、ほんとに、すっっっさまじい異次元砲だったぜぇ! 天下のタンク系上位でも、一撃で死ぬこと間違いなしの究極的な一撃だったなぁ! がははははっ!」


 『ニョグタの異次元砲を受けていながら死んでいない』という、

 その単純な事実にも、当然心底から驚かされたが、

 なによりも、ニョグタを驚かせたのは、


「――っっ?!」


 その『ボロボロだった姿』が、

 とくに魔法を使ったというワケでも何でもないのに、

 『ほんの数秒』が経過しただけで、


 何事もなかったかのような、

 『完全に無傷の状態』に戻ってしまったということ。



「――ば、ばかな……ど、どういう……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[良い点] やっぱり存在値的には飛躍的に上昇してても戦闘力とか『重ねたもの』がないので九華十傑の相手にはならないって感じですね。 [気になる点] マリスはおそらくシアエガの時のバロールと同様に精神力で…
[一言] アラレちゃんや、某伝説の200巻の巡査長も、 カンツと同じくギャグマンガ補正のスペシャルを 持っていそうですね。フリーザと戦っても 死ななかった後者は、特にそれを持っていそうw 影に潜っ…
[一言] これマリスさんの身体がズタボロのハチの巣にされてるんです…? 人間程度の価値観を持った私にはカワイソ過ぎに思えますが、神族には次元の異なる価値観があるんでしょうね。あるいは乗っ取られたのは身…
2020/10/10 18:49 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ