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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真E章 P型センエース4号の神話。

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103話 できれば最後まで……

神字のプログラムについて、

明日、ちょっとだけ追加で情報公開しようと思います。


だいぶ複雑で面倒な説明文でしかないので、楽しめるものだとは思いませんが、

一応、補足回という感じで投稿します。

ようするに、3話投稿します。


 103話 できれば最後まで……


「私って、基本的に万能の天才で、それだけでもチートなんですけど、運もいいんですよねぇ。今日も、本当なら、家族会議に出る予定はなかったんですけど、色々な偶然が重なって、たまたま、私は、あなたの暗殺依頼を受けることができた。まるで運命。今日、私が、あなたを殺すというのは、定められた運命なのかもしれませんねぇ」


「……」


「あ、ちなみにですけど、本当に偶然ですよぉ。なにか、特殊な探知機を使ったとか、そういうタネはありませぇん。これはマジックではなく、ただの奇跡。ただ、私の幸運値が極まって高いだけでぇす」


「それが本当だとしたら……いえ、あなたはそういう嘘をつくタイプじゃない」


 別にヤマトについて詳しいワケではないが、

 人間観察能力が死んでいるわけではないので、

 なんとなく『相手の性質を見分ける』くらいのコトは出来る。


「となれば、つまり、本当に偶然ってこと……あたしが必死になって積んだ策が『偶然という名』のクソったれにひねりつぶされたってこと……」


「そういうことですねぇ」


「……ひどい話ね……悲惨と言ってもいいわ」


 ロコは、そういうと、

 少しだけうなだれて、


(チェックメイトか……ほんと、悲惨な話だわ……)


 心の中でそうつぶやく。


(私は、決して間違った手は打っていない……この敗北は、あくまでも、神のいやがらせ……)


 自分で自分の感情にケリをつける。

 そうしなければ、耐えられなかったから。


(できれば、最後まであがきたかった……)


 彼女の現状における目標は、大きくわけると三つ。

 1 全宮学園で、家族と戦えるだけの下地をつくる。

 2 卒業後は、全宮を乗っ取る。

 3 完全院リライトを抹殺するための組織をつくる。


 だが、もはや『1の目的』すら達成できそうにない。


 この状況で、ヤマトと対峙して勝てる理由はない。

 ハッキリ言って、この場では絶対に逃げ切らなければいけなかった。


 そのための準備はしていた。

 アギトに本気で命を狙われるというのは、想定外だったけど、

 よほど運が悪くない限り、『今日』を乗り越えることは出来たはずだった。


 ――けれど、


(まったく……本当に、人生というのは思ったとおりにいかない……)


 五歳にして、世界の真理を知るロコ。


 と、そこで、

 ゲンが、


「ロコ様、とりあえず、逃げてください。ソウルさんですら勝てなかった相手に、俺が何か出来るとも思えませんが……俺に出来る全部で、どうにか時間を稼いでみせますので」


 そう言うと、

 ゲンは、ロコの返事を待つことなく、

 剣を抜いて、ヤマトに切りかかった。

 迷うことなく、



「ゲン・エクセレント!!」



 自身の最上火力を執行する。

 練度で言えばゲン・ワンダフォの方が上なのだが、

 やはり、武器を使った方が火力は出る。


 ※ 究極超神センエースの領域までいくと、

   『磨き上げた自身の肉体』の精度がエグいので、

   『最上級火力を出す際に武器が必須』というわけではない。

   とはいえ、それも、状況次第、相手次第、バフの乗せ方次第。



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
登場人物の精神が成熟しすぎてて忘れがちですがこいつら全員小学生とか幼稚園高学年とかその変なんですよね。
[良い点] 神字の説明、とてもありがたいです。 それに関する事なのですが、ソンキーと合体したトウシは、神字について、センエースよりも使いこなすことや、変化球的な使い方ができたりしますか? [気になる点…
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