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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真E章 P型センエース4号の神話。

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31話 オリエンテーション。


 31話 オリエンテーション。


 ギルティブラッドは、『ゆがんだ我』の『発散』だけを求める狂人集団。

 つまりは、純粋無垢なテロリストども。


 その手の『制御できないサイコパス』は、どの時代、どの世界にも必ず存在し、

 かつ、いくら叩き潰しても、必ず、一定数は湧いてくる。


 これまで、何度か『本気になった五大家』によって、

 壊滅寸前まで追い込まれた事はあるのだが、

 結局、根絶やしにすることはできなかった。


 ※ ゼノリカによって支配されている第2~第9アルファでも、

   その手のサイコパスは存在し、今も、ゼノリカを煩わせている。

   ゼノリカですら根絶できなかった『命のバグ』を、

   五大家ごときが解決できるわけがなかった。


「現在、ギルティブラッドは、シロアリの『エリアB支部』に襲撃をしかけているらしい」


 シロアリの本部はエリアAにある。

 だが、エリアAだけで活動しているわけではなく、

 各地に支部を置いてある。


 当然、各エリアの五大家に許可を取った上での設置なので、

 『この手の問題が起きた時の対処』などは各エリアの担当に任せることになる。


「どうやら、完全院の方から直接的に、シロアリに対する支援依頼がきたようだ……笑える話じゃないか。これから『治安維持部隊である私たち』は『市民の平穏を脅かすヤクザ(シロアリ)』を守るために『狂ったテロリスト(ギルティブラッド)』を殺しにいく」


「確かに笑える話ですね」


 上から命令されたらなんでもする――それも、毒組の仕事。

 五大家の犬。

 五大家を満たすための道具。


 毒組は『市民の平和を守るお巡りさん』だが、

 本質のお仕事は『五大家の番犬』でしかない。


「ゲン、初仕事だ。初仕事……というか、オリエンテーションだな。一緒に現場にきて、父の背中をその目に焼き付けなさい。『綺麗事だけではすまない地獄』で、それでも『命の正解』を求めてさまよう父の背中を」



 ★



 シアロリのエリアB支部は、100人ほどのテロリストに襲撃されていた。

 ギルティブラッドは、頭のおかしいやつらばかりなので、

 『綿密な計画をもとに行動する』という事が極めて少ない。

 ※ 綿密な計画をたてることもなくはないが、基本的には衝動的に迷惑行動を起こす。


 今回の襲撃は、完全に突発的な行動だった。

 ギルティブラッドの定期集会で、誰かが、

 『ヤクザを惨殺したい』と提案し、

 『いいねぇ』と即座に可決され、

 『よし、さっそく行こう』となって、現在に至る。


 ※ 基本、自由で奔放なギルティブラッドのメンバーだが、定期集会だけは一定の間隔で行っている。もっとも、集会に参加するメンバーは、常にバラバラで、参加・不参加の決め手はいつも、その日の気分。


 時には、五大家を相手に『盛大で狡猾な自爆テロ』を起こすこともあるが、

 時には、ヤクザを相手に『命をドブに捨てるような遊び』を敢行したりもする。

 それが、ギルティブラッド。

 性根が腐っているサイコパス集団。


 そんなギルティブラッドのいやがらせを受けたシロアリは、現状、

 『マジで、かんべんしてほしい。あの社会のダニども』と嘆いている。



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] テロリストの掃討に5歳児を連れていく父親…敵に受けそうですねw
[良い点] 1700万PV突破、おめでとうございます。 1600万PV突破から、約一ヶ月ほどで 100万PV伸びるなんて、凄いと思います。 コロナに気をつけながら、執筆頑張ってください。 [一言] そ…
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