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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真E章 P型センエース4号の神話。

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11話 不老不死を求めて。


 11話 不老不死を求めて。


「不老不死さえ獲得できれば、あとはいくらでも時間を使える。よって、最優先は、不老不死をとること……しかし、15億というボッタクリ的数値である以上、ダラダラ生きていたら、取れるわけがない……今のうちから、計画的に、かつ、貪欲に、努力ポイントをためていかないと、間違いなく、獲得する前に死ぬ……」


 ゲンは未来を計算する。


(努力ポイントは、俺自身のスペックが高ければ高いほど獲得しやすくなる……つまり『これから会得するポイントを全て、不老不死のために溜めておく』というのは『あきらかな愚策』ってこと……自分に対してどれだけ投資するか、どれだけ溜めていくか……その比率……その計算……)


 当然だが、

 『腕立て伏せ1万回できるゴリマッチョ』と、

 『腕立て伏せ一回出来るかどうかという幼児』では、

 『一日に獲得できる努力ポイント』に大きな差が出る。


 『努力を積む』には、まず『努力を積める土台』が必要という話。


(……『獲得できる努力ポイントの値』だけでモノを見るなら『上位モンスターを狩る』のがベスト……その中でも、最高はドラゴンハント……しかし、それが出来るようになるまでに、どれだけのポイントを必要とするか……)


 真・第一アルファに生息するドラゴンの存在値は、低くとも200。

 ギャンブル性なしで確実に倒そうと思えば、攻撃力300前後は必要。


(攻撃力を300まで上げようと思ったら……そうとう、ポイントが必要だよなぁ……そもそも『なんとかドラゴンを倒せる』くらいになったとしても『一匹を倒すのにすごく時間がかかります』ってなったら、色々と厳しい)


 人生、長く見て90年。

 15億というノルマがある現状だと、

 あまりにも短い時間に思えてならない。


 時間という縛り。

 効率という問題。


(……探して、戦って、倒して……それでようやく10万ポイント前後……みたいな感じだと話にならない。時間的な意味で詰む。よって、考えるべきはコストパフォーマンス……求めるべきは、『単位時間あたりの努力ポイント』をいかに上げるか……)


 ゲンは、頭の中にある知識を総動員して、


(美味しいドラゴンを瞬時に発見できる探査能力と、即座に瞬殺できるだけの戦闘技能――が土台作りの最終目標)


 効率厨スタイルは趣味じゃないが、

 厄介な時間的制限がある以上、致し方ない。


(土台作りのプランが大事になる。人生の折り返し地点――50歳になる前には、土台作りを完成させておきたい……次々とステップアップしていく方法よりも、脳死状態で単一の鍛錬を突き詰める方が個人的には好み。それを踏まえた上で……)


 まずは、目標を設定し、前提を整える。

 そして、『どの方法でたどり着くか』を思案する。


 この時、最も大事なことは、

 『実際の最善効率』ではなく、

 『自分にとっての最善効率』を求めること。


(……土台作りのための『努力ポイントを上げる方法』……多々あるが……個人的嗜好とコストパフォーマンスの両立をさせるとなると……)


 そこで、チラっとスライムを見つめる。

 今も変わらず、ずっと、ニタニタと笑っているだけの雑魚モンスター。


「徹底的に『ここ』で積むのが……結局のところは、一番早い気がする……」



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