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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真D章 『真・第一アルファ』

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54話 ゼノリカ史上最高の資質を持つ天才。


 54話 ゼノリカ史上最高の資質を持つ天才。


 亜門あもんは、神族に限りなく近い超人。

 まだ10歳でありながら、その存在値は、すでに『350』を超えている。


 『武』における潜在能力は『ジャミに匹敵する』とまで言われている、

 正真正銘の突然変異――つまりは超天才。


 ※ 実際のところ『現在のアモン』と『10歳時のジャミ』はほぼ同等。

   ただ、しかし、ジャミの場合は、その破格の戦闘能力にくわえ、

   人格も容姿も抜群に優れており、

   かつ、『アンリミテッド・ヴェホマ・ワークス』という、

   イカれたチートまで有している突然変異中の突然変異。

   正直な話、くらべものにはならず、

   そのため、アモンは裏で、

   『ジャミの劣化版・下位互換』と呼ばれている。

   ただ、アモンは、そのことを『カス共のひがみ』としかとらえておらず、

   『自分はジャミを超える最高の天才である』というプライドを胸に秘め、

   『ジャミを超える高み』を目指して日夜邁進している。

   自信過剰でクソ生意気で鼻につくガキだが、積んできた努力は本物。



「ぐふ……ごほっ……ぺっ」



 ゴミスは、血の混じったタンを吐いて、

 右腕で口元をぬぐうと、

 キっと、アモンをにらみつけ、



「……み、見た目に騙されたな。なるほど、ガキの姿は擬態か。見事に油断させられた。なかなか狡猾な手をつかう。それだけの強さを誇っていながら、敵の警戒心を緩ませる慎重さも忘れないとは……敬服に値する。てめぇは強い」



(擬態ぃ? ……はぁ……)



 ぽりぽりと頭を掻きながら、

 アモンはため息まじりに、


(まあ、どう思おうと勝手だけどさぁ……なんで、みんな、その手の勘違いをするのかなぁ。ムカつくわぁ)


 ダルそうに、心の中で、そうつぶやいた。

 アモンほどの早熟な天才はそうそういないので、

 アモンの驚異的な強さを目の当たりにした者は、大概、一度は『擬態』を疑う。


 『子供の姿で油断を誘う作戦だ』と疑われるのは、アモンにとって、あまり気分のいいものではない。

 『ちゃんと、僕の、超天才ぶりを直視して驚けよ』というのがアモンの本音。

 ようするには、まだまだガキってだけの話。


 ――そんなアモンに対し、

 ゴミスは、静かにオーラを高めながら、


「察するに……お前がゼノリカ教のトップだな?」


 その問いかけを受けて、

 アモンは、


「ふふん。よくわかったね。なかなかの慧眼。感嘆に値する」


 得意げな顔の上機嫌で、


「まさに、そのとおり! 僕こそが、ゼノリカ史上最高の資質を持つ超人。いずれジャミ猊下を超えて、九華十傑の第一席に名を連ねることが『ほとんど確定している』と言っても過言ではない究極破格の超天才」


 アモンの回答を受けて、

 ゴミスは頭の中で、


(ジャミをこえる……その発言の真意はどこにある……ジャミというのが、こいつより上位の強者ということか? いや、そんなわけがない……)


 たった一発くらっただけだが、

 しかし、これまで、山ほど修羅場をこえてきたゴミスにはわかる。



(このガキの姿に擬態している男……アモンは、ハンパではない超人……この男以上の強者など、そうそういるわけがない)




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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] アモン君って五聖命王や三至天帝のことはどう思っているのでしょうか?
[一言] ゴミスをセンに置き換えてみると、センの場合は最悪を想定して『このガキよりもよっぽど強ぇのがいる可能性がある。用心に越したことはねぇ。』と考えることができるのですかね? やはり想定をどのレベル…
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