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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真D章 『真・第一アルファ』

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51話 賠償金を払え。永遠に、謝罪し続けろ。


 51話 賠償金を払え。永遠に、謝罪し続けろ。


(ゼノリカ教……一ミリも聞いたことがないから、ほぼ確実に、最近できたばかりの新興宗教……行動から推察するに……『悪は許さない』的な宗教か……もしくは『コスモゾーン・レリックの回収』をメインにおいている宗教……どっちにせよ、俺がその気になれば、ハンパな規模の宗教組織なんざ余裕で一蹴できる)


 ゴミスは、状況を正しく認識した気になって、

 だから、ニっと微笑み、


(一番ラッキーな線……徹底的にぶっ潰してやる……)


 心に余裕が出来ると、

 それが態度に現れる。


 ゴミスは、ドカっと、机に脚をあげて、


「たがいの自己紹介も終わったことだし……そろそろ、本題に入ろう。コスモゾーン・レリックを返してくれ。あと、まだ生きているなら、ガタラも返せ」


「あのチンピラなら、我々がコスモゾーン・レリックを回収した際に、コスモゾーン・レリックに飲まれてしまった。よって返還することは不可能」


「……なるほど、なるほど」


 言いながら、ゴミスは、視線の強度を上げて、


「とぼける気もなければ、引く気もない……か。なかなか根性がすわっているじゃないか。開き直っているだけともとれるが」


 そう前を置いてから、

 グンと威圧的態度を強めて、


「とりあえず、損害賠償の額について話し合おうか。あいつはうちの大事な幹部。その損失は膨大。コスモゾーン・レリックの返還は当然として、賠償金として10億円。ここまではマスト」


 ※ 真・第一アルファの通貨は円。

   まともに働いている一般人の月収が20万円くらいで、

   10円も出せば、うまそうな棒が買える。


「もちろん、これだけじゃない。お前らはシロアリに手を出したんだ。落とし前はキッチリとつけてもらう」


 ゴミスは、一定のリズムでよどみなく、


「とりあえず、そこの女……お前は、今日から俺の奴隷だ。そっちの猿顔は、見掛け倒しじゃないなら、俺の手足としてコキ使ってやる。光栄に思え」


 『ガタラを倒したのは、おそらくあの猿顔だろう』

 と目星をつけながら、

 『それだけの強者なら、見せしめで殺すのはもったいない』

 と判断した。


 どんな場面であれ、使えるものは使う。

 それがゴミスの信条。


 ――ゴミスは、続けて、


「他にも、お前の組織に『良さそうなやつ』がいたら、全員、俺の奴隷になってもらう。使えそうにないゴミは全員、見せしめとして、バラバラに惨殺させてもらう。もちろん、そいつの家族・友人・恋人、全員だ。あと……どうしようかな……まあ、今のところ、最低限、俺がお前らに対して請求するツケはそんな感じだ。もちろん、それだけでしまいじゃないぞ。俺が納得するまで、対価は払い続けてもらう。裏の組織に手を出すという事の意味を、骨の髄まで叩き込む。――さて、ここまでで、何か言いたい事はあるかい?」


「ふふ」


「どうした? 恐怖でおかしくなったか? 最初にちゃんと言っておくが、いまさら後悔しても遅いからな。お前らはシロアリに手を出したんだ。タダですむわけがな――」



「――ドナドナ――」



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[気になる点] 原初の世界に、愚連はまだいますか? [一言] あっ、これ、ゴミスが別空間に隔離される パターンだ。生け捕りが目的でしょうか。 いずれにせよ、シロアリはただで済む気がしませんね 裏の組織…
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