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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真D章 『真・第一アルファ』

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45話 決して無意味な疑心暗鬼じゃない。


 45話 決して無意味な疑心暗鬼じゃない。



(世界全体の『程度』に関しては、おおよそがつかめてきたが……五大家に関しては、まだまだ情報が少なすぎる……この状況だと、まだ、無茶は通せないな。……『完全院リライトが俺よりも強い可能性』は『まだ残っている』と言わざるをえない。俺より強い程度の雑魚に『俺』は負けないが……『俺を超えるほどの変態』から『全力の敵意』を向けられたら『ゼノリカ』が壊滅する可能性がある……)


 負けるとは思わない。

 センエースは最後には必ず勝つ。


 ――だから、ここで問題となるのは勝ち方。


(……仮想敵は少なく見積もって五人プラス一体……当主以外の親族や配下を含めると、何百って数に及ぶ……そいつら全員が俺クラスで、かつ、敵意むき出しで余力を残すことなく、ゼノリカ殲滅に全力を注いできた場合……当然だが、守り切れるわけがねぇ……)


 ――世界中の全てを敵に回しても守ってみせる。

 という、その有名なセリフは、

 ただ口に出すだけなら非常に簡単。


 けれど、その覚悟は、本気で実行するとなると、

 どれだけの力をもっていたとしても、

 もろもろに対して躊躇してしまう狂気。


 センエースが背負っている命の数は、

 数えられる実数値だけでも『数百億単位』であり、

 かつ、『その時』がきたら、ガチンコで、

 世界全てを相手に戦わなければいけない。


 となれば、当然、楽観視など出来るわけがない。


(もちろん『俺クラスが何百人もいるかも』ってのは疑心暗鬼がすぎるが……現状、可能性だけならゼロではない……)


 あまりにも臆病が過ぎる弱腰だという事は理解している。


(いつだって、楽観視は悪手。『敵の規模が想定を下回っていた場合』は、事後処理という流れ作業を淡々とこなせばいいだけ。『ヌルい作業』に対する準備など必要ないから、『事前に可能性を想定しておく意味』は何もない)


 『めちゃくちゃ警戒して、死ぬほど準備したのに……なんだ、どいつもこいつもハナクソみてぇに弱いじゃねぇか。楽勝、楽勝』

 ――結果的に、この展開になるのは別にいい。

 費やした準備が、すべて完全な無駄になるというわけでもないから。

 仮に、この世界の敵が弱小だったとしても、

 強大な敵を相手にするための予行演習にはなるのだから。


 センエースの現状を鑑みると、

 仮に今回の敵が強大ではなかったとしても、

 いつかは必ず現れると推察できる。


(P1が言っていた『D型』とかいうのが、今回のラスボスなら、全力でシバいて、直近の脅威を終了させる。関係ないなら関係ないで、D型の討伐に向けて気を引き締めなおす。それだけの話)


 センエースは思う。

 なにより最悪なのは、

 『敵がここまで強いとは思っていなかった! 詰んだぁ!』

 という、この地獄。


 その最悪を回避するための『準備』は徹底すべきである――

 それが、現時点におけるセンエースの基本的な姿勢。


(これは無意味な疑心暗鬼ではなく、最低限必要不可欠な当然の警戒心。現に、シアエガと契約したバロールは大幅にパワーアップしている。バロール以上の資質を持つ天才が、シアエガ以上のコスモゾーン・レリックと契約していた場合……その強さは相当の脅威……)



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自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] 一番ヤバそうなのは、Cレリック、クツグアを P型センエース4号が装備して、襲いかかって来る 事ですね。センエースに対するソルからの試練、 そういう感じで、乗り越えられればソルに抗うのに ふさ…
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