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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真B章 『P型センキー・ゼロオーダー』VS『ラスボス』+『?? ???(???? ???)』

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23話 このぐらいやれば勝てる。


 23話 このぐらいやれば勝てる。


「なんでだ……すでにDSNのアンチフィールドは張ってある……DSNみたいなチンケな技は、知られてしまった時点でアウト……そして、俺は普通にDSNの警戒をしていた……なのに、なんで……」


「そりゃ。DSNは使っていないからな」


「は……では、どうして、俺にカウンターを――」


「心におごりができたからさ。……見た目のせいなのか、そういうオーラでも出ているのか、それとも俺の業なのか……詳細については知らんけど、とにかく、大概のやつは、どんだけ注意しても、必ず俺をナメてくる……『このぐらいやれば勝てる』と実際よりも俺を低く見積もる。そして、俺も、そんな自分の資質を最大限にいかす。いつもと同じさ。ナメさせて、ナメられて……そして、そのスキを撃つ」


「……」


「純粋な話だよ。お前が想定しているよりも、俺は少しだけ強い。その『ズレ』をコンマ単位でデジタルに想定して動いている俺と、完全に見失っているお前……その違いが、現状を生む」


 言いながら、クスオは、ゆるりと両手で弧を描き、


「これだけ言っても、お前は、まだ、俺をナメてかかる……そして、気づいたときには、俺が優勢になっている……劣勢に陥ってから気づきな。俺の怖さに」



「なるほど……お前はそういうタイプなのか……しかし、お前がそういう存在であるという攻略データは届いていない……これもまた『誰もが、テンドウクスオをナメてしまう』という特性の現れなのかもしれないな」


 またポ〇モンを例に出すが、

 仮に、自分の手持ちが圧倒的に強かったとしても、

 敵に関して『無知』であれば、当然、ハメられて負けてしまう。


 レベル1の雑魚ポケでも、メガ〇ックウザを倒す方法などいくらでもある。


 だから、『戦闘力』とは『知識』でもある。


 P型センキー・ゼロオーダーの戦闘力は相当な高みにある。

 それは、単純に殴る蹴るがうまいというだけではなく、

 『戦闘に関するありとあらゆる事象』の知識も豊富であるということ。


 だから、当然『神の召喚獣』の一柱である『テンドウクスオ』のことも知っていた。

 知っているつもりだった。

 ――だが、




「武の道はイヤになるほど深いな……もっとシンプルでいいと思うんだが……」




 ため息をつきながらそういうP型センキー・ゼロオーダーに、

 クスオは、


「悩むなよ。お前はありのままでいい。どうか、そのままのバカでいてくれ。そうしたら、気づいたときには、俺が勝っているから」


「……ふふ」


 P型センキー・ゼロオーダーは、おかしそうに笑ってから、

 ギンッッと目を光らせて、


「いい挑発だ。どうしても笑って受け流せない……非常に上質な挑発」


「挑発? 違うな。『どうかバカのまま死んでくれますように』と祈っているだけだ。祈りが届きそうもない相手の時は、もちろん、祈ったりなんてしないわけだが……ほら、お前の場合、アレだから……」


「……うたうねぇ。安っぽいソウルレリーフの分際で、よくもまあ、そこまでうたえるもんだと感心する」


「安っぽい? 自己紹介か?」


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― 新着の感想 ―
[一言] 新作の方気づいたら終わってました。 早く続きが読みたいので、頑張って2020年度内に書籍化してください。 お願いします、続きが気になるよ~ーーーーー
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