表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
真B章 『P型センキー・ゼロオーダー』VS『ラスボス』+『?? ???(???? ???)』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1023/5963

22話 天童久寿男は二度死ぬ。


 22話 天童久寿男は二度死ぬ。


「つまり、俺の勝ち筋は、30分以内に、お前を殺しきること。お前さえ死ねば天使軍は烏合の衆になりはてる」


「烏合の衆にはならないが……まあ、大きく戦力ダウンするのは事実」


「30分以内なら、確実に殺せる。絶対に持たない。くく……絶望的だな。焦るだろ? ん?」


 言われて、

 クスオは、


「はっ」


 と、不敵に笑い、



「俺をナメるなよ、とは言わない。ナメられている方が、いろいろと事がはかどるからな。しかし、おれをナメたなら、それ相応の代償は払うことになる。それだけは覚えておいた方がいい」



「ナメてもらいたいのか、ナメられたくないのか、どっちだ」


「ナメられたいとは思わないさ。しかし、ナメられた方が楽なのも事実。それだけの話だ」


 そう言って、クスオは武を構えた。


 と同時に、P型センキー・ゼロオーダーも武を構えて、


「1000を超える天使軍……なんて言っても、俺のような、圧倒的強者を前にすれば『特殊フルゼタ用のオプション』にしかならない。その役目すら枯れた今、あいつらはただの飾り。そして、お前はタイマン特化の戦士タイプではない。終了だよ、テンドウクスオ。お前は二度死ぬ」


 グンと次元に蹴りを入れて、

 圧倒的な精度の瞬間移動。


 クスオの反応速度を大幅に超えているムーブ。

 だから、当然のように『死角からの一撃』をくらい、


「ぐふっ」


 高貴な血を吐き出すクスオ。

 熾天使の首席、天使の一等賞。

 かつて、世界の主役を張った男。


 それほどの男であっても、

 P型センキー・ゼロオーダーの前では、

 防御と回避に徹するまとにしかなれない。


「テンドウクスオ、お前は決して弱くはない! タイマン特化ではないが、しかし、タイマンが苦手というわけではない!」


「……」


「お前は強い。間違いなく強い! この俺から、これだけ攻撃をくらって、まだ生きているだから、弱いわけがない! だが、足りない! お前はいつも一歩たりない! だから、お前の世界は滅びたんだ!!」


「……」


 P型センキー・ゼロオーダーの挑発を受けながらも、

 しかし、クスオは『怒りによって体を鈍らせる』ことなどなく、

 粛々と、P型センキー・ゼロオーダーの猛攻を処理している。



「見事な『受け』だ! そこらの雑魚なら、とっくに死んでいる! お前の戦闘力は本当に『悪くない』! だが『悪くないだけ』だ! お前じゃ、絶望は殺せねぇ!!」



 さらに加速していくP型センキー・ゼロオーダーの猛撃。

 コンマ一秒たりとも休むことなく、

 暴力の嵐であり続けている。


 恐ろしく緻密なりゅう

 すべてが『一致』しているかのような武の極み。


 ――だが、


「ぅぐっ!!」


 P型センキー・ゼロオーダーは、

 りゅうの節目で、クスオからカウンターを入れられて血を吐いた。


 たいしたダメージではない。

 軽く入っただけ。

 しかし、


「は……ぁ……?」


 P型センキー・ゼロオーダーは、クラっとしたような顔で、


「な、なんでだ……なんで、俺が一撃をもらっている……なんで……」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版36話公開中!ここから飛べます。 『センエース日本編』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
[一言] P型シリーズといい、神の傑作シリーズといい、 どこか精神面ではしょうもない小物感を 感じさせますね。作成者が同じだったりして。 ゴートとリーンが空気ですね。というか、完全に P型センキー…
[一言] 天使の一等賞』となって『』が途切れてます
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ