第16話 機能拡張玉
うぅ、明日学校です。社会人の方はお仕事頑張ってください(`・ω・´)ゝ
「こんにちは〜ライジ君」
「えっと…誰?」
「君が知らないのも当然だよねー僕は君を殺す」
またかよ……
「まぁ、落ち着けよ?んじゃ、死ぬか死なないか選べ」
「僕が死ぬ?ありえないよそんなこと」
「『ライトスピードスラッシュ』」
「グハッ……」
俺の中では、弱い方の技なのに相手はどうしてすぐに死ぬのだろうか?
「もう少し耐えてくれよ…血はあまり見たくないんだ…」
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「よっす。なにか悩み事か?」
「あぁ、神か…いや、何でもない」
「あんまり考えすぎるなよ?それより、いい情報だ。お前には結構いい情報だと思う」
「俺にとっていい情報……?」
「ああ、元の世界に帰る方法だ」
「!?そ、それは本当か?」
「落ち着け落ち着け」
「あ、ああ。すまない」
「まぁ、驚くのも無理はない。お前は狙われ続けてるからな。体が安定してないんだろ」
「その通りだ…最近、自分の体がコントロール出来ない」
「お前のスキルは強力すぎるからな。もう神の域を超えてる」
「まだ、神見習いじゃないのか…?」
「最強神の見習いだ。ステータスをあまり信じない方がいいぞ?それは、正確に表されないからな」
「そうなのか…」
「おっと、話がずれたな。それで、元の世界に帰るにはまず、移動要塞に行かなきゃダメだ」
「移動要塞?聞いたことがないぞ?」
「当たり前だ。この大陸じゃなく、魔大陸の方だからな。それに、移動してるから場所の特定ができない」
「随分とめんどくさそうだな」
「話戻すぞ?その移動要塞の中には、機能拡張玉がある」
「なんだそれは?」
「ステータス画面に、メニュー画面を追加するものだ」
「そういや、この世界の人間はステータス画面が使えるんだよな」
「最強神がゲーム感覚でこの世界を作ったからな」
「こちらとしては、まぁ助かるけどな」
「んで、その玉は異世界人にはログアウト機能と、ログイン機能等、様々な機能をつけてくれるんだ」
「こちらの世界と、元の世界を行き来出来るってことか?」
「その通りだ」
「なら、今すぐに出発だな」
「頑張った来いよ。みんなのために」
「どうしてみんなが出てくるんだ?」
「その玉は、異世界人の誰かが取れば、異世界人全員がその機能を得るんだ」
「そうなのか…分かった。みんなのためにも本気で頑張るよ」
「ああ、そのいきだ。またな」
「ああ、またな」
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すまないな、ライジ。本当は、俺が最強神なのに……
誤字脱字、矛盾点等がありましたら感想で報告お願いします∠( ˙-˙ )/