オレの宝物。
宝物。あなたの、タカラモノは、何?
オレは・・・。
?「カイトくんっ。遊ぼう?」
カ「おお、いいぜ」
?「今日レナね。幼稚園でね、ゆうくんとね、遊んだんだッ!」
カ「レナ」
レ「なぁに?」
カ「オレ以外の男と遊ぶな」
レ「にゃんでぇ?」
カ「・・・好きだ。でっかくなったら、結婚しよう」
レ「カイトくん・・・いいよ。レナも大好きらもん!♪」
カ「愛してる」
レ「うんっ♪」
?「カイトくんっ、カイトくんっ!起きて?遅れちゃうよ」
カ「あ・・レナ・・・んー・・・。」
レ「レナも送れちゃうから、早くぅ!」
カ「ああ、ごめんごめん。」
レ「着替え手伝ったほうがいいかな?・・かな?」
カ「脱がせて」
レ「えへへ、甘えん坊さんだね。・・だね」
カ「うっせ」
レ「ほら、できた」
カ「サンキュ」
バサッ
レ「はうっ!レナの前で、ズボン脱ぐのはだめなんだよぉ!・・だよ」
カ「オレは、レナならいい」
レ「はうっ!!?どっどういう意味なのかな?!・・かな?」
カ「気にすんな。」
レ「はう・・・うん。」
カ「準備できたし、いくぞ」
レ「え?朝ごはんは?」
カ「いらねぇ」
レ「そう?じゃあ行こう?」
カ「おう」
ガチャ
さ「レナちゃん、おはよう」
レ「おっおはよぅ」
さ「まっまさか!?カイトのいえに泊まったのか?」
レ「まっまさかぁ~!♪」
カ「レナ、行くぞ」
レ「うっうん♪」
オレは、小さい頃から、レナが好きだ。
「はうっ」って、いう声も好きだ。
「かな?・・かな?」って、しゃべり方も、好きだ。
さとし、こいつは、ライバルだ。
レナのことが好きみたい。
でも、オレたちは・・・もう、付き合ってると一緒だ・・・。
レ「カイトくん」
カ「あ?」
レ「あのねっ、今日ね、さとしくんと、映画に行ってくるね」
カ「は?」
さ「誘ったんだ」
カ「行くな。行ったら、もう、かぁいいものあげねぇぞ」
レ「はううっ!!?そんなのヤダッ!さとしくん、ごめんねッ行けない」
さ「そっか、今度いこうね?カイトに内緒で」
レ「はうッ・・レナは、秘密事は嫌いだよ・・だよ?」
カ「レナ、自転車でいこう。乗れ」
レ「ウンッ!さとしくん、ごめんねっ」
さ「えっ、オレ、歩きたいな」
レ「でも・・」
カ「いくぞっ。」
レ「はうっ!早いよっ」
カ「レナ。」
レ「どうしたのかな?・・かな?」
カ「オレ以外のやつと、デートするな」
レ「はうっ?!なんで?」
カ「お前は、オレのものだ」
レ「カイトくん・・・うんっ!分かったよ。」
カ「はは、かぁいいな、レナは」
レ「はうっ?!そんなことないんだよ!・・だよ?」
カ「レナ・・・。」
レ「うん?」
カ「好きだ。」
レ「はう・・・レナもだよ?・・だよ・・」
俺達は、付き合ってるようで、付き合ってない。
付き合いたい。
恋人と、同じことをしたい。
レナとキスもしたい。
手もつなぎたい。
だきあいたい。
今度、まじめに言ってみよう。
今度・・今度だ・・・。
レ「カイトくん・・・お願いが、あるんだよ?・・だよ」
カ「なんだ?」
ドキッ
少し期待をする。
レ「かぁいいもの・・ちょうだい?」
ガクッ
カ「あぁ、いいぜ。ほれっ」
レ「うあー!かあいいかあいい!うさちゃんの人形なんだよ!・・だよ」
カ「ふっ、単純なやつだ」
レ「ぷー!そんなことないもん!」
カ「お前のほうが、かあいいぞ」
レ「はううっ!!?何言ってるのかなっ!?・・かな?」
カ「日本語だ」
レ「はう!?」
カ「嘘嘘。レナは、かあいいぞ」
レ「あ・・ありがとう・・・。」
カ「あっ!かあいいもの発見!」
レ「はう!?どこどこ!?」
ちゅ
頬にキスをした。
柔らかい。
オレのタカラモノ、それは、お前・・・レナだ。