序言
読者諸氏よ、ごきげんよう。崔浩と申す。
詩経を皮切りとして展開する、
『元ネタとしての五経』シリーズ第二弾、
易六十四卦である。
易。六つの陰陽の組み合わせより
その吉凶を占う、というものだが、
これは言い換えれば天地の理が
大まかに六十四通りに分かれるため
占いとしても成立する、となる。
そして、これをまっさきに言おう。
厨二なのだ。
引用すると。
易の爻辞を。
作者が以前カクヨムに掲載していた
過去作より抜粋しよう。
「身中に、龍が在る。日夜吠えるのだ。解放せよ、と。慕容の皇統を引く汝らは、龍の器である。だが、足りなんだ。故に、時を待った。今宵の汝らは陽の極、陰の極である。易に曰く、陽三爻にて乾、陰三爻にて坤。和合により地天混交し、泰の卦を生ず。斯くして汝らは、我が龍を受け容れるに足る器と化す」
これは泰の『彖』に載る言葉より引いている。
「則是天地交而萬物通也」である。
ちなみに天と地を入れ替えたのは
そのほうがツウっぽいからである。
☷
☰
ただし卦の積み上がりが乾→坤なので、
この順番はおかしい。背伸びしたくなって
引用をミスっているわけである。
実に痛々しいな。
何が言いたいか。
精力の充実した少年少女と3◯すれば
おぢさん気力充実! ハッスルハッスル!
である。それをこう言える。
(なお本当にカクヨムで「ハッスルした」
ものを載せてしまっていたため、
勘弁してくれませんかと勧告を頂戴した、
その節は大変申し訳ありませんでした)
素晴らしいな、易!
というわけで、本シリーズは
五経を引用できたら厨二、最高。
けどその精度は高められるといいよね!
という不純な動機により展開する。
よって詩経と同じく、
易についての難しいお話はカットである。
本作の運用思想について論じる。
また『易経』は、この六十四卦の
膨大なる解釈体系である。
そうしたものまで取り上げると
無限地獄であるため、
本作は飽くまで「易」のコア、
六十四卦までで止める。
ご了承いただきたい。
◯ようは2進数でしょ
これである。
陰と陽、専門語では六と九。
なのだが、書き換えることができる。
1と0。
すなわち易の卦は、
6桁の2進数とみなすことが叶う。
このため本作では伝統的な並びを
次の総覧に避けておき、
作品としては
111111→000000と追う。
即ち、六十四卦で言う乾→坤である。
何故か。
「言うて易って二十一世紀日本人には
割と縁遠いやろ、ならもうはじめから
数値的に並んでたほうが
把握しやすいんちゃうん」
という次第である。
それとともに、陽から徐々に
陰の気配が強くなる世界観を
順番に見てみたいのである。
◯引用について
また各卦の解説には、
合わせて宋書魏書までの各史書に
どのように引用されていたのか、も
合わせて追う。
ただし詩経と違い、解説はせぬ。
気になる引用については、各氏にて
AIに投じ、ご確認願いたい。
では、まいろうか。




