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本作品のマエフリ的投稿論文 黎明前史ーAQ誌投稿論文 第4部 最終ー◎蘊蓄

 『点』がイメージとして実存しえない危機が…とるにたらない~実数値にもなり得ない~合同でもない…行間~数多の行間~それぞれが相寄る類似・相似…その弱い微力の積成によって、『点』の危機が祓われた…と謂えるかもしれません。…イメージ界の見通しがよく蘊蓄や鳥瞰が容易くなった気もします…。詳細◎ー1~5と最後は累進的でパートの逆戻りはありません、それは酷く実数的です、“パートの4回目に始めに戻ってしまいました”…なんてことは詳細ー1~5と最後では絶対にありえないことです。

 友人甲斐田クンからの受け売りです。…そこそこのスピードのレーシングカーが風を切る…1)フロントウイングに当たり風は上に跳ね上げられ車体前部には下方への力がうまれ・前輪上部表面は進行方向と真逆の風が起こっておりこれと直接相克するのをさけてもいます。2)次に風はコックピット外面に当たります、コックピットもフロントウイングほどではありませんが風を上にあげ車体は下に押しつけられます、コックピット外面の左右の側面は上面とは対照的に加圧ではなく風はより早くながれることによって陰圧の力が生じてもいます。3)むき出しのエンジン・後輪上表面で、少しだけこれまでつくられた風はみだれます。4)最後の大きなリアウイングで車体後部は下方に押しつけられ、風は上方に跳ね上げられます、車体後ろは減圧の状態になり左右側面の風を結果吸引することになり、5)レーシングカーによって作られた新たなかぜはレーシングカーの後方に流れてゆきます…。

 …いいでしょうか?…1)の後方前輪まわり、3)では風の流れが波のように撓み緩むところですが、風の流れの1)2)3)4)5)の順序は絶対に違えません。ところがレーシングカーや高速で走行するトラックには『スリップ・ストリーム』という現象があるのです。・・・済んだはずの5)の風をかき乱すと風は逆流しませんが風の”アリヨウ”がかわりー因果律に逆らって?風の流れ方がかわり、5)以前の4)3)2)1)の風の形~波のかたちがかわります。流動体…すくなうとも波動体の本態は因果的実時間だけではないことを言ってきました。(実数+虚数<2乗するとマイナス・4乗すると元に戻る>複素数)

 黎明前史の本エピソードー蘊蓄と鳥瞰では、◎ー1~5最後のような因果律的実時間配列を半ば無視して改めてデコード、日本語的なカタカムナ~観察自我である長渡恵美・長渡雪の内面と穏やかな背景ノイズとの相互共鳴も掘り下げながら…鳥瞰してみようと思います。…すでに二人とも”ハイファイ難民”ーpage19~予定page159ーとしてさみしい諦めと安堵の境地で鳥瞰してみようとおもいます。…無自覚な孤高や孤独と”さみしい”は本質的に違います…ほの昏さこそあれふわふわ布団のなかの安堵で鳥瞰します。

               <第4部鳥瞰的薀蓄>


・詳細◎纏め的薀蓄

・…数学的お作法を返上し、止めどもなく行間をひろげて類比の反復を波動の様に重ね合わせてゆきます。

・  …サイドワインダー中で課した宿題「ホーンから

・  出てくる音は…『平面波』…?」 2016年,8月

・  (122p)&「ホーン鳴き…の対策…その解明」

・   2022年,9月(127p)掲載の通りです。

・  宿題の回答-これからは数式を使わず行間に隠れ

・  ていたイメージを拡げてゆく思考実験を試みます。

・                    4部:鳥瞰的薀蓄 page134

・…その前にナゼ『宿題』が発生したかその発端となるAQ誌へ投稿したバックロードホーン制作レポート(1)とそのエージング(その2)のエッセンスを語っておくべきかと思うます。

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・<オーディオ誌『AQ』―サイドワインダー>

・{2016年8月号読者のページ}

・註:…この時期の主な執筆は長渡雪・製作は長渡恵美

・『エポキシで作る小出力シングル、ノンNFB<増幅器の負帰還の無い>専用バックロードホーンの再考とエージング』

・バックロードホーンは、…

・①何よりタイトな気密が必要で工作が難しいこと、

・②凹凸の激しい周波数特性、

・③所謂ホーン鳴きの評価が分かれる

―――――――――――――(トランジェントの良い低音:

――――――――――――――他方:ボウボウ・コーコーな

――――――――――――――どの不愉快な付帯音)、

・④ホーン長からの時間差等々負の評価などあります。

・…

・しかし幾つかのワケがありマニアの間で強く支持されて続けています。①故長岡鉄男氏が多くのバックロードホーンを設計・製作してきたこと、②フルレンジスピーカー(アドオンツィーターも含む)を使い直流抵抗0.1~0.3Ωもするコイルを直列にスピーカーと繋がない(…こんなことをすればNFBをたっぷりかけたアンプ-出力部のインピーダンスが0.3Ω程度あるいはそれ以下-では旨味が消えてしまう)、③大きなバスレフスピーカーの低音には敵わないがウマクするとそれ以上のトランジェントのよい低音がバックロードホーンで得られること、また磁気回路の逆起電力が強力過ぎて密閉やバスレフではハイあがり=低音が出なくなり使えなくなってしまうスピーカーユニット…最低共振鋭度=Q0(キュウゼロ0は小さいフォント≪これが低いことは即ち磁気回路が

          4部:鳥瞰:宿題のはじまり古い製作記事page135


強力で振動板が軽い≫―以下略)の低いものが最適であること、④周波数が低くなるとこれに伴いコーンの振幅が大きくなるのをウマクすればホーン負荷をかけてコーンの振幅を抑え混変調歪みを軽減できるなどの可能性が内在しています。

・これまでのバックロードホーンは②の周波数特性の凹凸や③の不快なホーン鳴きに対し図Aの様にフワフワと大きく振動してそれを熱にかえて音源に入っている音を吸音したり、図C様に巨大な重りを乗せる~接着させて対処してきました。図Aの右側のホーン部の吸音材はともかく左側にある空気室内部の吸音材は生理的にどうしても受けつけられません…もしかするとホーンでなくなってしまうかも知れませんし、フワフワの吸音材の量や場所は神業的綱渡りになっていると思います。また図Cの重りはよい制振方法と思いますが、この国では地震が多く生半可な固定法では反って危険です、何よりも安心して音楽に浸れません。

挿絵(By みてみん)

                  図A~F その2

・図A・Cの対策を長年思い巡らせ(…二台の試作品もつくりました1つはスロート比を小さくし過ぎて失敗2つ目は空気室を大きく取りすぎて…失敗を繰り返しつつも二台の試作機も調整後、順調にエージング中です…)、図Bと図Dをイメージを元にバックロードホーンを設計製作しました。図Aのフワフワ大きく振動する吸音材の代わりに何も塗装しない木の楔や木片を空気室内に接着します、ホーン内部にもこれまた塗装しない木の棒を接着します、設計の段階ではここまでで後はノンNFBの小出力シングルアンプでエージングして接着した木片を小振幅・中高周波数で振動する吸音材になってもらうのをじっくりの待つ計画です。また図Aのフワフワ吸音材の代わりに図F-1の様に空気室を細長く取り中高音を出にくくする魂胆です。小出力シングルはプレート電流を

・                4部:鳥瞰:古い製作記事page136


たくさん流さないという意味で、プレート電流が少ない分低音がしっかり出る(説明略)ことで、またノンNFBは出力トランスの旨味を最大限生かすという意味です。…たっぷりNFBをかけるとアンプの出力インピーダンスが下がります、共鳴や固有振動ではその周波数でスピーカーのインピーダンス<直流換算の交流抵抗値―単位は直流と同じ:Ω:>が持ち上がります、トランスの旨味はスピーカーのインピーダンスが変動しても概ね同じ出力を負荷します、“揺れたらもっと揺さぶって熟成エージングさせるぞ!”小出力シングルアンプは言っているようです、一方たっぷりNFBをかける…かけざるを得ない半導体アンプの出力はスピーカーのインピーダンスにほぼ反比例します。(さきにも触れた失敗の試作器二台は当初半導体アンプでエージングをしていましたが一向に進みませんでした。)

・…吸音材の神業的綱渡りをするか?接着木材のエージングで綱渡りをするか?…私はエージングのほうを選びました。

・図Cの重りの代案です図Dのように同じスピーカーを同相で逆向き同軸に設定し双方がカウンターバランサーとして働きます、またこれも重りの代案で図F-2のように吸音材を兼ねた無塗装の補強棒をランダムに入れます、出来るだけ節と腹を作らずまた出来るだけホーンを作る板面を小さくして共鳴音・固有振動をへらす魂胆です。

・…ベニヤ合板の音が好きなので発案当初はそのように考えていましたが接着・固定(木ねじで)の思案の段になり集成材で作ることにしました、また“コォーン”と響く集成材のほうが響き自体が少ないものの“ゴ。”と鳴るMDFより遙かによいと感じ集成材で決めました。木の歪みや経年収縮ならびに工作精度をクリアーするためやに強い木ねじ固定は必須と考えていました、他の形式のエンクロージャは木工ボンドで事足りますが、ホンスピーカーの内部はとんでもない圧力がかかります、図F-3ホーン出口もまだホーンの内部です、実際の音を聞きながら十二分に補強する予定です。

・…③所謂ホーン鳴きの最終課題…すなわち、ホーンから出てくる音波は球面波にならず“平面波”であり続けてしまうようです?、出てくる平面波と部屋の相性がいいとトランジェントいい音になりますが相性が悪いと平面波と四角い部屋は強烈な固有音~固有振動となってボーボー・コーコーなどの不愉快な音になりかねません。ホーンの内部では音は平面

・                4部:鳥瞰:古い製作記事page137


波の形態をとり続けます、ホーンが折れ曲がっていようが、なだらかに折れ曲がり、かつ折れ曲がりの音道差にたいし波長が極めて長いとき、かつホーン表面が鏡面様で振動しない等々…が担保されると、ホーン内部を平面波としてまた偏微分方程式の解(コニカル・ハイパーボリック・エクスポネンシャルなど…)として開口部から音が出てこれます、だれも明言されていない様なので付言します。音響理論を何となく…ということは判っていないと同じことですが、重要な前提(=平面波)があることは数学苦手でも言えそうですが…

・…未解決の『宿題』になりそうです…数学はどうしても避けたいのですが…

・…どうも開口部からも出てくる音の形は、…上記のような個人的経験からも平面波の様です。ここのホーンから自由空間の中に音が出てくるときに反射が起こり一部がホーンに戻ってゆきますが自由空間の中で平面波のままか球面波になれるかどうかの数学的手続きは全く判りません…ただ出てくるモノが平面波なら自由空間の中ではせめてVの字に割ることは出来るかもしません、ビンテージのフロントロードホーンがVの字に開口面を持つ写真を見ても限りあながちムリではないかも知れません…これが図F-4の楔です。大きさも位置も固定法も実際の音がでてからにします。

・上記にも触れたように工作精度の問題をクリアーするため、また充填剤としても収縮の少ないエポキシ系接着剤を選択しました、脂の様なしなやかな強度もさることながら美しく響くのもあります、ここは長岡ホーンと大きく違うところです。インピーダンスは16Ωか4Ωですが実際に鳴らしてみてマッチングトランスの可否を検討する予定です。Dの逆向き同軸タンデムは音の要、中音領域では少しだけ呼吸球に近づきます、設計段階からよい音が出るのが想像出来ます。

・スピーカーは入手しやすく評価の高く能率も93db/W(1m)と高いフォステクスのバックロード用FE126En2つ、バッフル開口φ104㎜二つで振動板面積は127cm^2スロート

・              4部:鳥瞰:古い製作記事page138

比SR 0.62 スロート面積80cm平方(12?6.7)cm 開口部228cm平方(11?20.8)cm、音道約3m限りなくコニカル共鳴管に近

いです、ホーンとして働けばカットオフはだいたい10 Hzになります、カットオフ以下あるいはその近辺の周波数では振動板に全く負荷がなくなるのを減らすこと―コーンの振幅を抑える・混変調歪みを軽減する―を意図してこの値にしました。

・(…詳細◎最後の演算のグラフ4でコニカルホーン=円錐ホーン…計算プロセス些少でその実数部分を細い実線で描きましたがこのコニカルホーン=円錐ホーンはエクスポネンシャル=指数ホーンでは実数部分の急峻な遮断周波数があるのですが広がりが不十分な指数ホーンは実働上コニカルホーン=円錐ホーンとなってしまうため遮断周波数でも実数部分での音響変換ができることになります。…註:恵美)

・概略図面の説明

・バックロードホーン作成で一番大きな課題はその製作です、大変場所と時間がかかる作業です、作業上エポキシでベトベトになるので大きめのシートは必須です。空気室・ホーンともかなりの気密性が必要です。スピーカーバッフル面やホーン内部隔壁板の横幅をすべて12cmに統一します(…したがて天井と床板12㎝+2d以外全て12㎝なので図面は一部省略します。)、ここが製作上の1つのポイントです。また自分で切るのではなく厚め集成材(今回は板厚dを1.8cmとしました)を東急ハンズやドイトで「出来るだけ精確に」と必ず職人さんに頭を下げてお願いしてみてください誤差1㎜以内で作ってもらえる場合が多いです、それと作ってもらったら早く製作に取りかかってください集成材といえども収縮・変形はあります、孝想に時間をかけすぎて僅かに変形がありました。またプロが切るので角が90度ですがかなり鋭利で木といえども手など切れます、箱の側板(高さ180cm*30cm)…折り曲げホーンの内のり計は30-1.8×3=24.6cm(1.8は板厚です)この側板の上に12㎝統一のバッフル板・隔壁板を一つずつエポキシと木ねじで接着しますが予め下側になる側板には穴を開けます、金工と同様ではじめに小さな穴を開け少しずつ大きくします、木目は穴の軸が逸れるので金工より丁寧さが必要です、木ねじは側板の板厚より2cmくらい長いもので皿ねじで側板外面は浅めのザグリを入れてください、こ

・                4部:鳥瞰:古い製作記事page139


こを深くするとねじ力が弱くなり側板とバッフル板・隔壁板に隙間が出てしまいます!。以降の作業の誤差がどんどん上乗せされるのでこの作業は出来るだけ精確にしてください。エポキシは接着面の両面やや多めに塗ってください、外側にはみ出したものは拭き取れば良いだけですが足りなさすぎると気密性に関わります。…はみ出しているところはまずは大丈夫と考えて良いと思います。上下方向からみると“I+三”で“ヨ”になったところで“ヨ”の空いている部分を下にして木ネジを少し締めますエポキシがはみ出してこないところは少し体重をかけます、万一隙間があるところは1度ネジを緩めてエポキシを補充します、これで三時間後・六時間後ネジを増し締めします。…エポキシは硬化中材木の繊維の中に脂のように染みこむ傾向があります。

・…次の行程です、また“ヨ”の空き口を上にして図F-2のランダムな補強をします、その際バチの様なもので軽く叩きながら“美しく響くか?”“聞きたい音楽”を想像しながら補強してください…楽しまないと損です!適宜将来の吸音材をホーンの接着面のみエポキシ接着します。今回空気室は小さめにし駄目なときのため蓋を取ると少し大きくなる空気室も作りました。…ホーン内部の垂れたエポキシは尖っているので大変危険です、長めのヘラを使いエポキシでホーン内部の鏡面仕上げを“ほんの気持ちしてください”収縮割れ対策でもあります。遮蔽板は無理ですがホーン外部はエージングが終わったらエポキシでコーティングするつもりです。…配線もして下さい、ターミナルは開口部直前にしました。

・最後の行程です“I+ヨ”ですホーンと空気室をとじ込みます。“I+三”同様ですが“ヨ”の接着面の周りに3㎜ほどセロテープで“土嚢を盛ります”この作業の前にホーン内部面にエポキシで鏡面コーティングをして硬化後、両接着面のたっぷりエポキシを盛ります。後から手の回らない隔壁・空気室はたっぷりエポキシします。3回程度増し締めもしてください。…セロテープとエポキシはタイト着きますので大丈夫です。

・完成後。

・                4部:鳥瞰:古い製作記事page140

・…出てきた音はホーン鳴きを感じましたが、…元々楽器が鳴いていた?…判りませんアッサリした低音ですが弦・管・打を綺麗に“鳴らし分け”ができるからもあります。

・…エージングと共にスピーカーの評価方る法の真剣に考えてゆかないといけないかも知れません。

・ …(以上2016年8月AQ誌サイドワインダー )

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・…エージングレポート…

<オーディオ誌『AQ』―サイドワインダー>

・{2022年9月号読者のページ}

・『サイドワインダー続報 バックロードホーンとそのエージング、及びその可視化』

< サイドワインダー続報 >

・…バックロードホーンとそのエージング、及び可視化

< 機器 >

・測定スピーカーは2016年8月号ページ121~123p前回サイドワインダーの要約に交えて報告以降の対処・補足は以下の通りです。比較対照するのはサブウーハーがDENON DSL-5L(外容積42.6l・小口径13㎝1個のバスレフ型サブウーハー140Wpeak)+ヤマハpf-7小口径密閉型メタルコーン、測定するリアルタイム・スペクトラム・アナライザーはべーリンガー ultra curve pro moder DEQ2496と同機専用マイクロホンで測定しました。

           4部:鳥瞰:古い記事その2~エージングpage141


< 一般に >

・…バックロードホーンは、①何よりタイトな気密が必要で工作が難しいこと、②凹凸の激しい周波数特性、③所謂ホーン鳴きの評価が分かれる(トランジェントの良い低音/ボウボウ・コーコーなどの不愉快な音)、④ホーンからの時間差等々評価などあります。しかしマニアの間で強く支持されて続けています。…1)故長岡鉄男氏が多くのバックロードホーンを設計・製作してきたこと、2)基本フルレンジスピーカー(アドオンツィーターも含む)を使い、直流抵抗0.2Ω前後もするネットワークコイルを直列にスピーカーと繋がない。3)バスレフの低音には敵わないがウマクするとトランジェントのよい低音が得られること、また磁気回路を強力にすると密閉やバスレフではハイあがりで使えない…Q0の低い強力なものこそが最適であること。4)周波数が低くなるとこれに伴いコーンの振幅が大きくなるのをウマクすればホーン負荷でコーンの振幅を抑え混変調歪みを軽減できるなどの可能性が内在しています。

・これまでのバックロードホーンは、②の周波数特性の凹凸や③のホーン鳴きに対し図Aの様にフワフワと大きく振動して音を吸音したり、図C様に巨大な重りを乗せる対処してきました。図Aのように右側のホーン部の吸音材は図B・図Eの左のような代案としました、図Aの左側にある空気室内部やホーン内の吸音材は生理的にどうしても受けつけられません…もしかするとホーンでなくなってしまうかもしまうという不安が払いきれません、フワフワの吸音材の量や場所は神業的綱渡りになると同時に吸音材に依存してしまいます。図Bの様にフワフワの吸音材の代わりに空気室に△△△で吸音ブロック、ホーンの補強を兼ねた吸音支柱で対処。また図Cの重りは良い制振方法と思いますが、この国では地震が多く生半可な固定法では反って不安・危険です。重りの代わりに図Dのような同軸、上下逆向きタンデムでダイナミックバランスを執り、音道差による高音のカットオフ、さらに図B・Eの様な右ホーン部の節・腹の共鳴を回避するため図Fの様な柔構造にしました。

            4部:鳥瞰:古い記事2~エージングpage142


< 製作前から想定されていた課題 >

・…③所謂ホーン鳴きの最終課題…すなわち、ホーンから出てくる音の評価の分かれは音波が球面波にならず“平面波”であり続けてしまうことを想定してきました、出てくる平面波と部屋の相性が悪かったり、コンクリート構造では壁面が石膏ボードや化粧仕上げのベニヤ板であっても強烈な固有音~固有振動となってボーボー・コーコーなどの不愉快な音に成り勝ちだからです。ホーンの内部では音は平面波の形態をとり続けます、ホーンが折れ曲がっていようが、滑らかに折れ曲がり、折れ曲がりの音道差にたいし波長が極めて長いとき、またホーン表面が鏡面様で振動しない等が担保されると、ホーン内部を平面波として、また偏微分方程式の解(コニカル・ハイパーボリック・エクスポネンシャルなど)として開口部から音が出てこれます、どなたも明言されていない様なので付言します。数学的音響理論を展開するには、重要な前提(=平面波)があることは数学苦手でも言えます。後記しますが、経験的にホーン内部の平面波はその後の自由空間でも平面波のようです、…これは数学的根拠も何もありません。

・スピーカーは入手しやすく評価の高く能率も93db/W(1m)と高いフォステクスのバックロード用FE126En2つ、バッフル開口φ104㎜二つで振動板面積は127?スロート比SR 0.62 スロート面積80?(12×6.7)cm 開口部228?(11×20.8)cm、④番目の問題の時間差を考え音道約3m、コニカル共鳴管に近いですが指数ホーンとして働いてもカットオフはだいたい10Hzになります、コニカル共鳴管~ホーンとなってもカットオフ以下で弱いながらも音響負荷がかかけられます、通常の極低音では振動板に全く負荷がなくなるのを減らしコーンの振幅・混変調歪みを減らす目的でこの値にしました。

<本バックロードホーンスピーカー作成後 >

・上記のことを多元的に鑑み本器をつくりあげ、エージングを続けてきました。制作場所は在来の木造でしたが、自室では全く勝手が異なっていました。

・…開口部からも出てくる音の形は本器と鉄筋コンクリートの自室の経験では“いかにも鞭の様な強烈でしなやかな…”平面波でした、音は自室内に出てしまうと室内の共鳴を改善するような大きな18㎜のベニヤ板や14㎜の集成材で対処し

           4部:鳥瞰:古い記事2~ホーン鳴き再現page143


ても変わらず…感覚的にはこの厚さの板を貫通してしまうような強烈な平面波でした。(吸音系素材も全くの無力でした)ここのホーンから自由空間の中に音が出てくるときに反射が起こり一部がホーンに戻ってゆきますがホーンから出てしまうと自由空間の中で平面波のまま、皮膚は間違えなく平面波と認識します…強烈なホーン鳴きもあったからでもありました。

・したがって、ホーンの開口部での平面波を対処するしかない…のが作成後3年間の試行錯誤の結論でした。

・前述のとおり自由空間でどうなるか数学的手続きは全く判りません…ただそれでも音は出てきてしまいます。ホーン出口の形を試行錯誤し、その末に出てきた平面波を自由空間との接合面…嘴のところでVの字に平面波を割ることは出来るかもしれません。3年+αの結果、ホーン鳴きも減りました~慣れたのかもしれません、この鳴きの減りが偶然でないことは棄却出来ませんでした。これがイメージでは図Fの楔です。写真では開口部を塞いでいる様ですが以降音波は円柱状に広がっているので絞ってもいません。開口部のカットオフは15Hz位でしょうがこれでパイプオルガンの最低音も破綻せずOKに鳴りました。(2019年6.16の妙高オーディオ倶楽部発表会でも確認~共有されたかと思っています。)

・…ホーン理論により近く、且つ良質なトランジェントのホーンスピーカーを制作したうえで…

・…相性の悪い~反射の強い鉄筋コンクリートの自室で意図的にホーン鳴きを発生させながらでの3年+αに亘るエージングを行い、その可視化について、若干の進展があったので報告します。

・…以上がサイドワインダーの要約に3年+αの結果の補足を加えたものです。

・…本バックロードホーンの特徴は、ユニットは12㎝、エポキシ系接着剤・木目を生かした集成材・ホーンに腹や節を作らないランダムに梁を設けた柔構造・内部の吸音材の排除(とその代案の工夫)準鏡面仕上げ・ユニットの同相逆向きタンデム配置・カットオフ20Hz以下とし極低音でもホーンに

          4部:鳥瞰:古い記事2~ホーン鳴き再現page144

よる音響負荷をかけてユニットを大振幅~混変調歪みから守る。…完成後はエージングをしながら開口部の反射の軽減を工夫しつつ、極低音再生の可視可、エージングという不可解な事象(実体は複雑系?)の本体に迫ることをテーマにレポートさせてください。

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

・…上から順に

連続写真BLH①~⑥サブウーファーシステム

連続写真BLH⑦~⑫サブウーファーシステム

・…連続写真BLH⑫以降は音がでていないので写真はありません←動画を静止画として並べられなかったのです。

連続写真サブウーファーシステム⑬~⑱(比較無く単独)

・< 連続写真とその解析 > 

・図の連続写真はシンセサイザーで40Hzの正弦波の立上がりと立下がりを柔らかにし、これをMDに録音したものです(そうしないと立ち上がり・立ち下がりで元の40Hzより高いレベルのクリックノイズが生成されてしまうためです)また、写真と実動画を比較して写真に重複や脱落がないかどうか確認しました。…おおむね0.2秒間隔の一波と二波目の比較対象の連続写真です。…ご覧の通り本バックロードホーンと対象としてバスレフ形式のサブウーファ+密閉型8cm(音源の有無確認のためのメタルコーン)、それぞれの一波目の影響を可視可出来たのではないかと思います。対象のサブウーハー+密閉メタルコーンはたまたま同じ部屋で使っているものでしたがサブウーハーの出遅れが一枚目の連続写真では密閉メタルコーン(このメタルコーンは50Hz以下は再生不能)の倍異音だけが鳴っているのが明白となっています…故再生遅延のないメタルコーンの倍音が指標となりやっと連続写真~時系列のマッチングと、その比較が可能になりました。…以降の連続写真で、メタルコーンの領域の音はどんどん立ち上ってきますがサブウーハーはまるで別の波のように見えます、サブウーハーがピークに差し掛かる頃、メタルコーン領域は減衰し始めています、連続写真ではやや判然としにくいですが、保存している動画ではより鮮明でした。

・40Hzより広域ではメタルコーンと折り重なってしまうため明言しにくいですが、40Hzより低域では一コマ前のスペクト

           4部:鳥瞰:古い記事2~ホーン鳴き再現page145

ルがスーパウーファーでは40Hzのレベルとさほど変わりませんまた写真19をよく良く見るとスペクトルはテストトーンの40Hzの1ブロック=1スペクトル分高音(44Hzあたり?)の方がレベルが高っかたのです!、聴感上の滲みと相関していました…これは想定外でした。一方バックロードホーンの方は40Hz以外のレベル低下が低音の高音のスペクトル変化は-3db程度で余計な音がでていない傾向でした。

・また最強点のpeakに達していたのはバックロードホーンではBL写真7にの1枚だけでした、これに対し、サブウーハー+密閉メタルコーンの方はBL写真7からBL写真9までの3枚の間、最強点を保持したままでした。

・…おおよそ0.2秒後の第二波の検証です、バックロードホーンではBL写真10辺りから第二波が再び立ち上がってきます、peakと谷部分とのレベル低下は-3db程度です。

・…一方の、サブウーハー+密閉メタルコーンの第二波の立ち上がりが乱れてやや判断に困ります(…1波の立ち下がりと2波の立ち上がりが混合…)、二波の前の第一波が立ち下がり=減衰し始めるのはSW写真10からで、第二波の立ち上がり開始はSW写真15からのように見えますがとても判読しにくいです。また最強点レベルと谷とのレベル低下も-2.5db(SW写真13とSW写真14とも-2.5dbで、バックロードホーンの方は違いは-3db)でした。

・…参考までに、サブウーハー+密閉メタルコーンは第一波の40Hzの隣のスペクトル(44Hzあたり?)…音源にはない40Hzの隣の音が音源の40Hzのレベルを超えていたところですが、ここが第二波のピークである写真17では44Hz?あたりの付帯音が―4db低かった(…連続写真解析まえの想定ではここも「音源レベル以上の付帯音~ブーミー音が出ているはず」だったのですがそうではなかったのです。…位相反転に因る共鳴が安定するのでしょうか?)

           4部:鳥瞰:古い記事2~ホーン鳴き再現page146


・…主要点を①&②にまとめると…

-①: バックロードの追従性と: /:サブウーハーの追従性の違い…

・              ↓    ↓

一波のピーク         7枚目/7~9枚目

下り始め(一波ピーク+1) 8枚目/10枚目

二波始め(一波下り終り) 10枚目/15枚目

二波ピーク          略 /17枚目

一波と二波上り始めの差    -3db/-2.5db

-②バックロードホーンは基音40Hz近辺の音源レベルを超える余計な付帯音がない。

・…ということになります。

・…公表出来ないのですが、テストトーンのスイープではホーン鳴き軽減後でも酷いpeakがありますが、音圧レベル的にはホーン鳴き対処の前・後(f特写真を残そうとさえ思えない酷い音だった…)でほとんど違いがありませんでした。

・40Hzのpeakは自室で顕著になっていますが、40Hzの1/4波長の2.125mが何処にもないのです、ホーン開口部に耳を寄せてもたいした音圧でもなく、皮膚感覚でもホーンスピーカーの放射軸方向の定在波なのでしょうが…ホーン・自室の何処をはかっても2.125m位のものさえ見当たらないのです。…もしかしてどこか根本的なミスがあるかもしれませんが、自室での不快なホーン鳴きは聞き耳を立てない限りわからなくなっていたので仕方なく悔しいですが一応、ここで思考停止します。

・因みに、サブウーハー+密閉メタルコーンの方は通常の音楽ソースでの聴感も半拍遅れて聞こえます。本バックロードホーンと比較しなければ、スーパウーファ=バスレフのブーミーさをホールやスタジオのディレーのように永遠に錯覚しまっていたままだったと思います。…幸い+サブウーファー

           4部:鳥瞰:古い記事2~ホーン鳴き再現page147


システムと鉄筋コンクリートの部屋との相性がよかったのかもしれません…ブーミー音を回避さえすれば、また半拍が遅れてしまう聞き疲れを我慢さえすれば、バスレフ形式の暖かい音、そして低音の滲みにはどこかスリリングさがあっていいのですが…。…繰り返しますが…難は何処にでも・どんな形式のスピーカーのもあるようです。

< 補足1 >

・2019年2月号135p妙高オーディオ倶楽部発表会 ⑯番、レポーターの要約(現記事は些少します)の他補足説明をさせてください。

・「低音の遅れの改善に挑戦」は“聴感上の低音の遅れの改善は偶然の結果!”と読み替えていただいた方がいいかと思います。出力管に6SN7を使い一次負荷7KΩで出力0.3Wで発表し、“コンクリートの自室ではこの出力で十分”という意味の本文「ベストマッチング」です。課題曲と夏川りみ-安里屋主堂内、ホーン臭(“元々、本スピーカはホ-ン臭がありますが、あっさりとした音調で音源の膨らむべき所が膨らんだ…”と理解していただけると幸いです。)を伴って、膨らんでいて、南国を感じさせるウォームトーンに癒やされる…云々と、ありました。

・会場は大きなホールで、高能率とはいえ出力0.3wでは“昭和の香りのする”ソフトディストーション領域まで使わないと無理でした。…次々回の2019年6.16(土)の同倶楽部発表会に向けて、WE-300B-8W調整をしてきましたが、出てくる音は、コザッパリしていて管・弦・打をきれいに鳴らし分ける雰囲気は6SN7とだいたい同様でしたが、自室の鉄筋コンクリート10畳間でのWE-300Bからのホーン臭は別物でした、音楽ソースを聞いている内に頭痛がしだすような「兵器」に変貌したため、避けて回ってきたホーン開口部に手を加えざるを得なくなってきました…。   

・テストトーンを40Hz(正確にはミ-41.25Hz)としたのは自室の定在波が40Hzにあったためです、ホーンの出口-嘴~楔の板材はこのスピーカで一番振動するところでした。同軸逆向きタンデムなのでスピーカ取り付け部の振動はほぼ~全くなかったのですが、嘴~楔部分では不用意に触ると軽い痛覚にびっくりするくらい振動していました。外観写真のように柔

           4部:鳥瞰:古い記事2~ホーン鳴き再現page148


構造の嘴にするためと、スピーカーの側面やバッフル面もホーンの嘴・ホーンの反射を軽減するために…結果現代アートのようになってしまいました。

<補足2>

・AQ誌2020年3月号136p:2019年6.16(土)開催、妙高オーディオ倶楽部発表⑮番の写真では楔(ホーンの内側から見るとこれでも楔なのです)のないホーンの写真が掲載されていますが、本番は今回掲載写真の装着で音を出しました。…側面やバッフル面を伝う開口面積を計算して面積の減少はなく増大の方向で楔部分を作りました。…2016年8月号のサイドワインダーの予想通り通常ホーンで生じる平面波をこの楔部分が変えたようで、聞いている内に頭痛がし出す「兵器」からは抜け出せたと思います。…いったん、楔のないスピーカーから平面波がでてしまうと14㎜の板で仕切っても共鳴音・ホーン鳴きを抑えきれず、まるで分厚い壁の化粧板を貫通されてしまったかのような感じでした。…2019年6月16日同妙高オーディオ倶楽部発表会会場でも楔がないと若干のホーン鳴きがあったために本番では楔を装着しました。

・会場での本スピーカーの音はこれまでの自室のでの努力が“いったい何だった?”というくらいすばらしいもの(微かなホーン鳴きがあったのみ)でした。そんなこんなもあって、プレゼンテーションでは、“バックロードホーンの音は部屋が9割:スピーカが1割、…状況によって部屋が8割…”とか言っていたことを記憶しています。講評のS先生はAQ誌2019年2月号の記事の発表会-その①の音をしっかり記憶されていて、「(AQ誌2020年3月号の記事の発表会)-その②の音では改善しなくて良かったのでは?…」と的確な御教示をいただきました。会場では微かなホーン鳴きの所為で楔を装着していましたが、ホーン鳴き軽減と引き替えに楔による付帯音が増えたのは事実で、先生はこのことを指摘されたのだと思っています。

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           4部:鳥瞰:古い記事2~ホーン鳴き再現page149


・ 以上が『宿題』を思いつくレポート(その1・その2)をとりまとめたものです…

・…本論(宿題~長編サイドワインダー)に戻ります…

・…グラフ4、の実数部分(推定同相)が(喉)の所の音圧をホーンの内部に伝播していること…それも周波数依存性で遮断周波数以降はドンドン効率がよくなります。…ホーンの内部に入った音圧は(口)開口部で跳ね返されなければ(ここの理屈は全く触っていませんがここまで来ると直観的に感じ取れるのではないでしょうか?)…跳ね返されなければ、三次元あるいはオーディオルームに音声として出てくる…ことになります。

・AQ誌2016年8月号サイドワインダー122p中列やや上「自由空間の中で平面波のままか球面波になれるか?」と前回の「(オーディオルームの)自由空間の中で平面波のまま、皮膚は間違えなく平面波と認識します」…の疑問への確定的事項にたどり着くことが出来ました。同8月号123pの写真8と終列の160Hzと315Hz(以下≒320Hz)のピークが強烈なホーン鳴きを表す写真でした。ホーン鳴きは40Hzにもありましたがこの周波数域はまだ虚数部分(位相遅れあるいは音圧変化の無い風のような空気移動のみ…)もありホーン開口部では実数部分からの平面波に混じって位相遅れ?球面波?が漏れ出ていた可能性がありますが…ともかく、fc=10Hzに対しての160Hz・320Hzなのでほぼ100%の実数での放射効率…即ち偏微分方程式の解の通り平面波(=実数部分)を保ったまま自由空間に放出されたことになっています。…もしここの開口部で球面波に変わったすると虚時間部分の大きい低効率~不確定なホーン動作になっていたはずです。このことは皮膚感覚とも矛盾しません。・(回答)…即ちfc≪fの高い周波数の実時間

         4部:鳥瞰:古い記事2~ホーン鳴き再現page150

部分での動作で出てくる波は実感・数学解析によって、間違いなく平面です。

・…宿題解答の過程で皮膚直観に頼ったところはありますが、物理数学解析に因って「実数部分でのホーン動作は室内でも平面波です。」…と言うことが出来ました。

・写真上は酷いピークでしたが布基礎でもない在来の古い和室ではホーン鳴きは微かで音楽を楽しむ上では聴き耳を起てさえしなければ~聴き耳を立てても…問題ないレベルでした。

・…ところが2022年9月号126pのサイドワインダー記載の通り、工作室の和室とほぼ同寸(天井高が若干高い)でしたが六面全面鉄筋コンクリートのオーディオルームでは、目も耳も覆うばかりのホーン鳴きでした。…リアルスペクトルアナライザー<:べーリンガー ultra curve pro moder DEQ2496と同機専用マイクロホン:>でも+10db以上のピークがあり…再生音楽を愉しんでいるのか?~長渡二人が合体してハイブリッド測定機器となり音楽も聴かず…なんの感慨もなく只ただピーク観察している…当初は…

・…ホーンスピーカーから出る平面波に対し、鉄筋コンクリートが共鳴していたのでした。対面に分厚い板を置いたところで定在波・ホーン鳴きに対してほぼ無効で鉄筋コンクリートの部屋のエージングを1年半ほど試みました。

・…少しずつは馴染んでは来たのですが余りに焦れったく、当初より想定していた“楔”の検討に入ることにしました。ホーン鳴きの対処は結果、開口部直近にタイトな楔を思いつくまで総期間3年オーダーでエージング~熟成を待つしかなかったということです。

(-理屈の上では-)

・振動数fが遮断周波数fcより高い場合…高ければ高いほ

           4部:鳥瞰:ホーン鳴き(理屈の上では)page151

ど、x軸の+方向と-方向に波動の伝達を双方とも許されます。

・また振動数fがfcより低い場合はx軸の+方向に波動が伝達されない、理屈の上ではそうなります。…跳ね返される…(ここはホーン開口部ではなく空気室内部に戻されるということです)それもしこたま強烈に…平面波だけに…

・そして私たちが今ここで見え・幻想しているものはディスプレーや白板・黒板の数式ではなく、スピーカーが所狭しと林立しその様は山脈、右が筑波・左が日光というところでしょうか…龍脈はそのまま北に向いている、ような…ささやかな東向きのオーディオルームです。出ている音は単一のサイン波の振動や音圧ではなく、命や情念を抱えた人たちがそれぞれの役割で自身の情念・命を思いながら曲を構想し譜面を作り、奏で、録り…、一方で再生システムを構想し造り、音源を買い重ねあわせて行く…そして一つ一つ私の内在重力~極低周波の流れで引き寄せ選んだ。…

(荒野で、平面波を耕す…飛び立つ)

・…ささやかな魔窟…審美宮といっては酷く嘘っぽいですが、そんな方向性をもって私はこの部屋を弄ってきました、かなり昔、オーディオのCMで「…この部屋は、ぼくの荒野です、…」なんてCMソングがありました、…荒野の方がしっくりくるでしょうか?…次元(1)の平面波が左右…の荒野で、潜在するものを抱えながらオーディオルームで一次元が三次元以上の世界…あるいは巨視的に見るとオーディオルームという点(0次元)へと花開く~結種するのです。スピーカーの手前のスピーカコードも平面波なのです、それ以前、無帰還アンプであれば少なくとも…CDプレーヤーが音声信号を合成するところまでは遡れると思います…お忘れなく。

・…だからこそ、CDプレーヤーで音を出すこと「-replay-」を再演とも、出力とも、訳しも・呼びもせず…、「再生」となんの躊躇なく訳し・呼び慣わしてきているのです。…背後

              4部:薀蓄鳥瞰:(荒野で…耕す)page152


に何らかの潜在力ありき…なのです。広い意味での呪術的甦生、微小で類比的時間跳躍タイムマシンならぬタイムリープなのであります。

(-エージングよもやま話-)

・ホーン鳴き対処の続きです。

・…現実の低音ホーンでは途中でちょん切っているため殆ど円錐ホーンやパラボリックホーンと大差なく設定したfcやfc以下の低周波でもx軸の+方向にも-方向にも共存がゆるされます。fc-遮断周波数の遮断がちょん切られているために曖昧になってしまうのです。今回作成したCW型-コンスタント・ウイズス-横幅一定のホーンではほぼ円錐ホーンの長方向(x軸+方向)ではホーンの断面積は辛うじて二次曲線に見えます。指数ホーンには正直見えません。

・ですから今回作成の本ホーンはfcが10Hz前後にした意味は無かったようにみえました。またくちばし(出口の嘴・楔)の附帯振動はあったものの、妙高オーディオ倶楽部で再生した16Hzのパイプオルガンの再生が破綻しなかったのは、◎最後でお話した通りです。

・最長のホーン長は3.8mで最低のL/4の閉管共鳴は23Hz、短いホーンのホーン長は2,4m、もうひとつの閉管共鳴は34Hzで16Hzの概ね倍音に救われ、その上、嘴~楔の所為で最低共鳴音が低くなったところもあると思います)

・…

・元々嘴は出てくる平面波を分断する目的で試行錯誤していましたが嘴と楔が指数ホーンより円錐ホーンに近似してきてしまい、極低音で実数次元の音圧成分が指数ホーンより増える一方、出てくる平面波は綺麗な平面波でないために部屋空間でのホーン鳴きが減った可能性を棄却できない…ということでしょうか。もう一つには嘴のよるホーンの出口と部屋の入り口で生じる反射が少ないことにも誘因があったのかもしれません。

           4部:薀蓄鳥瞰:(エージング四方山…)page153

・実は…「ホーン鳴きは、ホーンの開口部から出てくるのではないのです、覚悟してホーンの開口部に耳をあてても、所謂ホーン鳴きのボーボー・コーコーは逆向きの部屋の方から聞こえてくるのです。」

・ホーン鳴きもバスレフのブーミーも本来あるべき場所や周波数から離れて鳴っているために気になるのではないでしょうか?音源と同じ周波数だと+14~15dB強調されていてもキニスルのは測定器のほうで我達の耳はその程度の強調ではその音源の音楽性を壊さない。

・直観的には部屋の薄ベニヤの化粧板から聞こえるのでなく鉄筋コンクリートの家屋構造体から直接、直面しあう化粧壁面の距離とは関係ないものでした。

・部屋の実測を基に共鳴を計算しても、聴感として感じる共鳴周波数40、160、320(何れもHz)に対応する長さ~化粧壁面同士の距離は出てきませんし部屋からの音でした…でもこの数列は40の4倍と8倍…定在波としか考えられません。

・本器は在来工法の純和室で製作し視聴した際の再生音が優れていること、ホーン鳴きが予想外にあっさり小さいことを初回発表のAQ誌2016年8月号サイドワインダー123pに記載しました。またAQ誌2020年3月号136~137p31回妙高オーディオ倶楽部発表会レポートに「バックロードホーンは部屋の状態に8割超えで影響される」…なるコメントはこんな経験から出てきていました。

・…新築当初の壁・床は重量物を動かす落とす転ぶなどした際、ボーボー・ビンビンしていましたが…鉄筋の強度(鋼以外は何度か曲げる内に強度・剛性が上がり…延々繰り返すと、次第に剛性が劣化し終にはポキリと折れます…)コンクリも盛大に水分を出しながら軽く硬く、音圧・振動と一緒にエージングし同時に土壌とも馴染み密着してゆくせいでしょうか建築当初ほど鳴かなくなりました。

・…部屋内の壁と接している~密着している荷物~蔵書の量も好影響があるようです。

・…組んだ鉄線とコンクリとの共鳴の重ねあわせですから、計算は極めて厄介でしょうし木材のエージング以上の音圧をかけて揺さぶる必要もあって…とても焦れったいものです。

・六面鉄筋コンクリートエージングは厄介ですが、“嘴”は速効的でした…。(右斜め上下に、上2割:下8割で分割し沢山の桟をエポキシで付けて直角三角形に見えるのが本器の嘴です。MJ2022年,9月号126p写真1)ホーン鳴きはありま

           4部:薀蓄鳥瞰:(エージング四方山…)page154

すが気にならないくらいですがこれは心理的エージングの可能性がありそうですが、アナログ求道や人生と共鳴してそうで、検証の方法が思いつきません。

・…八割でなく、ホーンは部屋9割です。

(ケーブル=電線≠導線:弾性作用…押し返される潜在力)

・…ここで言うケーブルとは(光ファイバーでない電線の)海底ケーブルのことです、それと動物体内に張り巡らされている神経線維のことです。内部抵抗が大きいため導線や真空や音波の様な弾性作用-押し返される潜在力によって変位を隣に伝えてゆく伝播力が大きく障碍されすぐに伝わるべき変位が立ち消えてゆくのです。

・海底ケーブルではケーブルの回りの海水中のイオンがケーブル内の変位によって動かされ実数的なエネルギー消費によって、神経線維では導線となるべき金属は全部細胞内外に分布するイオンになって…導線=弾性作用=圧したら押し返される潜在力が働かないのです、まるでホーンの内部に吸音材を押し込んで吸音材の振動が熱エネルギー(…これも実数のみです)に換えられ隣に伝える伝播力を削いでしまうのと似ています。

・そこで、海底ケーブルでは所々に別枠のエネルギー供給でアンプを置き増幅して対処しています。神経では別枠で、燐酸化合物(ATPというヤツです)と酸素から実数的エネルギー供給をうけ、それぞれのそれぞれイオン(Na、K、Ca…など)のポンプを動かしたり緩めたりしながら(…停止はしませんエネルギー供給を受け緩いながら常時可動させています)、神経を静止電位と興奮電位の二相とその過渡現象を保守してゆき、…波の様に拡がらない現実に…、停止や大きな“電線内部”の内部抵抗~内部の消耗に対処しているのです。

・…したがって測定器に現れるケーブルや神経は波のカタチをしていますが、単発です。外部からエネルギー供給があるため局面でのエネルギー保存の法則も成り立たず、ケーブル

           4部:薀蓄鳥瞰:(ケーブル=神経解析)page155


&神経の解析につかわれる数学には不思議数iも出てきません。有限で実数的なエネルギー供給は呪いの如く不思議数iを忌み嫌います…不思議数iの呼び名からしてそうです。

・不思議数iはもうすこしちいさなナノ領域で大きな意味を持ってきますがこのサイズでは潜在するだけ実体を示さないまさに虚の数です。神経電位の過渡現象は波の様に見えますが…弾性作用…波動と同じように繰り返しはしませんし、その波の有り様が彼方まで・時の果てまでは伝播しないのです。

・…逆説的に“抗い”言い換えすと不思議数iの領域は、時のはじまりから彼方まで・空間の果てから果てまで影響していることを棄却出来ない。ということなのです。

(…波と同じように繰り返し・重ね合わせます)

・私は、ラッパの形~角を裏返したものに餓鬼の頃から魅了されていました、その一例がホーンスピーカーです。

・…ですが、そのスピーカーには格別難解な数式がついて回って来るものでした。齢を重ね気が付いたらそんな形のスピーカーシステムを作ってしまった。

・作業過程で殴り書いた図面と数式に付いてきた図面は殆ど相似でした、また数式は何かを隠し、同時に何かを顕しているのではないか?図と式と現物スピーカーと再生音を聞く度にそう思えてくるのでした。ホーンスピーカーは集成材ですが木目ははっきり見えます、伐採され一度樹木として命を失わされたモノがクソ餓鬼の妄想で組み直されネジとエポキシ系接着剤で貼り付けられ曲がりなりにも柔構造のラッパとして動作して、…そして録音媒体で時が止められたモノがふたたび蘇る。

・…この再生システムは何を顕している?もしかして何かを隠してきて…そのままになっている?

・…だったら数式を解く作業…これだけでは長年繰り返して

          4部:薀蓄鳥瞰:(繰り返し重ね合わせ)page156


きたように眠くなるだけ…で、…数学の先生たちが嫌がっていた数式と日本語…出来れば神の目線・天井の音楽-数学の目線の「~だ、~である」ではなく。平民の「~です、~であります」で抗い・語ってみたくなった…というところなのです。…結論が出てくるか不確定なのですが…。

・実数部分や数式は硬いのですが、それを取り巻く殆どは柔構造~弾性体です、チラチラと出てくる脳も弾性~柔構造です…きっとそうでしょう。

・…負帰還を多様するソリッドステートアンプには全く当てはまらないことですが、真空管アンプやバックロードホーンではコード・ケーブルの類いは柔らかい方が音が冴えているように思います。…大して根拠はありません、上記のことと若干の関係はありそうです…。

・凍結した音楽データを時間軸で溶かした時から、またデータに固める前も柔構造で繋げられてきました。出力音声データ・無帰還アンプ・スピーカー・空気室・ホーン・開口部・オーディオルーム・外耳・中耳・内耳・脳(硬い記憶や演算脳もありますが、夢・潜在意識・無意識・自我・時間概念・漠然とした安心感などは明らかに脳は柔構造です)…と繋げられています。

(波動再考-REPLAY)

・自身の弾性構造の中に現れている硬い実数部分・数式をよりどころにして、脳は観察対象の中に弾性構造そのものを脳自身の弾性構造の類似物として(ナゼカ)察知します。巨きなものに対してでも脳は喩えを活用し出します。…(でも支配されたり・憑依されたり・束縛されたりしません)

・不思議数iが硬い粒状・塊状のものと流動・運動や律動との関係やら法則やらを繋いでいるのに似ています、その繋が

               4部:薀蓄鳥瞰:(REPLAY)page157

りを脳に直観させたり相容れないもの同士を喩えでつなぎ止めているのを援助します、あとで概説しますが多くの生化学の反応はナノレベルでは不思議数iによるトンネル効果用いないと説明がつかなくなっていて、…類比や直観支援しているようです。不思議数iが必要ということは波動的動きが恒常的あると想像されます。

・…始めに概説したとおり、波の大前提=果てを持っていないことが関与しています。

・脳内の心理現象が硬いイメージをもつ分子みたいな粒子によって説明できるものもあります、ですが大方は動きあるいは時間が関与しています、動く以上何処かに不思議数i関与し動く以上…波あるいは、有限の波束から組み上がり関与することもあるとも思います。波・波束は動いている限り、それらは果てのない波動現象そのものであることは棄却出来ないのです。…波束の成立は、(重ねあわせの原理に支えられた)果てを持たない波の波長が近しい(詳細略…)波動の総和によって果てを持つ波が成り立っているのです。

・(…関係あるかどうかわかりませんが、2022年9月号サイドワインダー130pの写真4、40Hzのテストトーンですがそれ以外の近接周波数に狭いスロープがあります…世界は柔構造なのです。)

・ホーン設計・製作の理論には恒常的・果てなく拡がる波動の理論が必要ですが、実際の音楽・音声は波束の集合体なのです。虚数は眼にも耳にも確たる不動の塊としては顕れません、ですが動いてゆく世界を翻訳し、そして多層・多面の幻影・幻想・イメージ・妄想を拡げ脳が勝手に楽しみだすのを擁護します。同時に抗いながらも実数での演算も手伝います。・世界・宇宙の弾性構造と同類構造を持つ脳が察知し拡張するそれも勝手に…きっとその勝手さは時や動いていることに伴って不思議数iも関与していると思います。(不思議数の実数演算を補足するだけものという枷を取り払うと色々な着想・イメージ・動機が自然発生してくるのです。) 

・…私たちの仮説です、有限の脳が、弾性構造の一面・一端と遭遇したとき、たとえばきっと無限であろう宇宙や世界や世間と出くわしたとき…恐らく有限:対:無限、…恐らく脳を支えている命は脳が処理できる実数部分の情報量と弾性構造が持っている全情報量の大小を峻別しているのではないでしょうか?…もちろん周りに遍在する弾性構造の方が圧倒的

               4部:薀蓄鳥瞰:(REPLAY)page158

に巨大でしょう…そうだとすると、脳と命は圧倒的劣勢で少ない情報処理力で弾性体の類縁属性・相似性・表象イメージ・象徴…時に言葉で推定~想像する…そんな仮説でしか情報等価性は担保出来ないようにおもいます。…この破綻は絶対者の構築でしょう…か?

・審美的でもある弾性構造は、剛性的制動(スタンドアローン-部屋に左右のスピーカーと専用スタンドだけ…装置も別部屋…といった類いの剛性制動)をかけない所為で、かえって直接音・間接音を鳴らし分けられ、今回のバックロードホーンではAQ誌2016年8月サイドワインダー121~123pに「管と弦と打楽器はきれいに表情の鳴らし分けが…云々」と書いたおぼえもあります。それ故、脳は空気感~演者のキモチ~間合いを幻想・妄想しやすくなるのかもしれません。

(ハイファイ難民)

・     …序:果てない波から限定の波を合成

・     …19pageへのトリップ~跳躍…再生可デス。

・…娑婆では、低音から高音まで特性に乱れが無いかどうか?(f特というある種のスペックです)…アナログレコードやCDに刻み込まれた以外の音が付け加えられていないか?(…歪率)…ハイファイ=高忠実度の基本を過剰制動=高負帰還で押し通されてしまいます…f特が乱れていたり異様に狭かったり歪が大きかったりするとハイファイなどと言うのがおこがましくなってきますが、“…では、この楽曲について通したい~拘りたい一本ありますか?…それは何ですか?”ハイファイはさしたる助言をしてくれない…どころかますますモヤモヤとどこか、高負帰還の過剰制御~スタンドアローン・システムは部屋の暗騒音をも制御する勢いが窮まって音全体が硬く濁って“複雑 ”がまるで綺麗だが窮屈な箱の中に折りたたまれてゆく様に思えます。

・メーカ―やメディアは良いものをより廉く作るためには、沢山売らなければならないので、共通の物差しf特とか、歪率とか半ば正義様で宣伝しなければならない。…難しい数学

            4部:薀蓄鳥瞰:(ハイファイ難民)page159


はさておいて…些末な行間~クオリティー~不確定な虚数部分もさておいて、実数で記載されるスペックを喧伝する…これは正しいことなのでしょうが、…その正しさ故に多くのハイファイ難民が生まれ、…ハイファイ迷宮ができて、ステレオ再生に目覚めたハナタレが彷徨い…終に一度はオーディオマニアを返上したのでした。…アア~、めでたしめでたし…。ハイファイ難民の烙印を引き受けその苦悩を返上出来たのですから…。

・ですが、微々たるとるに足らないまさに虚ろな切掛が折り重ね合わされ、…(論者の)ハイファイ難民の半生も複雑…他方、正しい事からちょっとでも離れる事を許されない社会もどこか複雑でもあろます…昨今の大国が掲げる「正義」には絶対を臭わせ…どこかその場限りの胡散臭い匂いが漏れ出てくる、明らかに「正義」が陰ってきています、しかも抗いがたいのです。

・…わかりやすさのために、内実の無い・行間を些少され・イメージの付与もできない「正義」と名付けられ、まるでパワーゲームの「カード」のように所有する~しない・奪い~奪われる・蹂躙する~されるだけの単純な構図に収斂されつつあるような気がします。…わかりやすさは本当にそれだけのためにあるのでしょうか?

・…ハナタレの愚者たちは放浪のすえ…ついに“自身がハイファイ難民であることに気が付くのです”

・…幸いハイファイ難民という極めて特異な情報難民は、清々しくも、窮屈な正常に抗いつつ自身が難民であることを自覚しているのです。わかりやすさに抗い、…(これも大事なことですが)正しさに従いつつ、虚しくても行間を膨らませることに些細な…ちいさな…まるで虚数の様な閃き・自覚と同時に、論者でもあるこのクソ餓鬼はホーンスピーカーを通じて萎んだ行間を再び膨らますのを試みることにしたのです。

・…通常の難民や情報難民の背後には、自国やその坩堝から脱出しようとも・その余力もない、…更に難民であることさえ気が付きもさせない大きな力・イニシエーションがガンとして在るのですが…。ハイファイ難民人生、一回限り。再現は困難…間違いなく不能、等価交換もできない…。但し観察対象の中に身を置く-オーディオという幸運・哲学、愚行かもしれませんがブランコ同様に哲学出来るチャンスもあった

           4部:薀蓄鳥瞰:(ハイファイ難民)page160


ワケです。

・…

・幸なのは、…難民であることを自覚出来たからです。拘りを通せれば良し・行間を拡げられたら佳し、…もし通せなくても、人は死んでしまえばおしまい、自ずと彼岸に回帰し向かうだけ…でも…それでも魂の果てとされる夜空は今夜も清々しいのです…巨きな力に怯えるでもなく、一人ですが孤独でもなく、些細な疑問を些少しなっっかった愚者が難民を自覚出来たのですから。

(静けさの喩え…“シーン”は耳鳴り?幻想?どこから?)

・…幻想は脳単独では生まれないでしょう。…きっと

・この幻想・妄想の一つの根拠は、生体マイクロフォン(柔構造)です。-この内耳も徹底した弾性構造です。

・…内耳はどんな侵入音波でも、聴神経に直結する有毛細胞(…複数で蝸牛管(見た目もカタツムリ)の基板に二回り半びっしり生えています…)これが、全て侵入してきた音波に反応し波打ちそれに応じて有毛細胞は微弱な電流を作り、…以降、エネルギー消費しながらケーブルである聴神経を介して脳に伝えてゆきます。

・…波形分析的なのです、また周波数によって蝸牛管のなかを一列に並べられた有毛細胞の何処が振幅が大きいか?で決定しています、周波数分析的でも共鳴的でもありますが、節・腹の様な振動共鳴ではなく水流に靡く一列の水草の様な動きが有毛細胞の動きのたとえです。…逆ホーンのような外耳道の終わりに鼓膜があり、鼓膜は空気の振動を特別な剛体-即ち膜の振動に転換し中耳に伝えます、中耳の三つの耳小骨はテコの原理で組み合わされ-音響インピーダンスを整合して振動の振幅をより小さく、その代わりに圧力の変動をより大きいカタチに変換します。ここからが内耳ですが大振幅・低圧変動の空気を微小振幅・高圧変動…とトランスのように

            4部:薀蓄鳥瞰:(静けさの喩え…)page161

変換して液体-水草を揺さぶりをかけられるだけの圧力変動に換えます。…内耳の蝸牛管に入った音は直後に静止・減衰せずしばらく蝸牛管内をほんの少しですがふらふら・フワフワしています。が…負帰還のような制動のメカニズムは一切ありませんし節や腹を作る剛構造もありません。共鳴があっても柔構造の上での共鳴・節腹のない共鳴なのです。デジタルっぽい作業の分析的解析はもっと上の脳みそに信号が昇っていってからなのです。…外耳・中耳・内耳までは徹頭徹尾、柔構造なのです。…それからデジタル処理をしている脳は恐らくβ波優位の剛構造でしょうが、ぼんやり脳はα波優位で、はてさて…どんな構造なのでしょうか?

・…PCに喩えられる脳ですが、PCとは決定的に違い、果て~あるいは終末を知っています。…その内部、生体内の分子がその短い時の果てで朽ち・新陳代謝されて行くのを目の当たりに感じ、その崩壊と新生の中でのバランスを保つために依存し・その臑を齧っている外部環境からの安定的実数的エネルギー供給のことをぼんやりと知っています、情報量の桁が違ったとしても異常事態にはそれなりに備え…刻により抗います。…実体として迫って来なくても、脳は類比を駆使して備え・抗い・妄想します…今西錦司氏の言う類縁の認識で自ずが死んでしまうことを自ずと識り恐れます。…ここが決定的に違うのです…PCの突然のエネルギー供給が止まってメモリーや演算中のプログラムが吹き飛んでもPCはそれを恐れも苦にもしません、その代わり利用者である私達が大困りするのですが…。…もしかして連続量を出力出来る量子コンピュータ(保存が利く0-1のPCと違って)は生体内分子と似たような“果て”を素子内部に抱えられるのかもしれません、それ故量子コンピュータは原理的~内在的に果てや死の定義が出来るかも知れませんが…、…電源の安定供給が前提の普通の0-1のPCは、プログラムとして「果て」や「死」を定義しても<定義出来る優れたプログラマーがいても>私達の“果て”や“死”の有り様とは酷く異なることが想像出来ます。

・それからもう一方、デジタル処理をしていそうな脳は恐らく周波数13Hz以上の覚醒脳~集中脳を示すβ波が優位の剛構造でしょうが、ぼんやりの脳は8~13Hzのα波優位でしょうし、はてさて…中身はどんな構造なのでしょうか?

・…幻想は普段、覚醒脳の剛構造の中に潜み、行間をゆっくり拡げ・育み、覚醒が緩む脳波上のα波優位状態の時に幻想

            4部:薀蓄鳥瞰:(静けさの喩え…)page162


は次第次第にハッキリしてきます、(多くの発見はβ波優位の覚醒状態よりぼんやりしているα波優位の状態下に閃くことが多いようです。…乳母車に乗った幼児がボールを持っているのをぼんやり見てアインシュタインは特殊相対性理論を閃いたとも言われています。)…過剰覚醒脳では振り払うことも、聞きたくも無いノイズの中に行間や解釈は埋もれてしまいます、α波優位のぼんやり状態下のほうが脳は類似や喩えを引き寄せやすいのです、類比を見出す手立てに“真似”というのがあります-まねぶ・学ぶの語源です。ヒトの直立歩行も真似る大元を誰かが見せるから出来る様になってくるのです。…この屁理屈は、あとで使うかも知れません。

・蛇足ながら、直熱管も柔構造であることをお忘れなく。…直熱管の附帯音はホワイトノイズ・ハムノイスと同等の様に扱われて来ています。…私たちはノイズや耳鳴り(…私は耳をそばだてると、倍音を伴う約8kHz、15Hz辺りを浮動するビブラートや位相の揺らぎを伴いながらシンシンとした寒さやシーンとした静けさで強調されながら季節や環境と同期したのが聞こえています…おめでたいハイファイ難民ですから、気にしなければ聞こえなくなります…)そんな誰も取りただされないノイズや耳鳴りといった類いのモノに埋もれながら…、何処か、…類比や時間を踏み越えた共鳴を耳や脳の柔構造は物語っている様にも思えたりもします。

・測定器で定常状態でのノイズのレベルは測れます。この私でもアンプ作りの作法に則るとそこそこのノイズレベルのアンプが出来ます。静かな部屋では電源導入時に私の駄耳にも聞こえますが直に暗騒音に埋もれ…酷く流動的で、静けさの“シーン…”に紛れ聞こえなくなります…脳や内耳などの諸々の柔構造は、この過程に意味づけをします、…“とても静か…”であると…。きっと脳波を測ったらリラックスしていて8~13Hzのα波がでているのでしょう。

・…でも『シ~ンと静まりかえる』…誰かが言ったか・作品の中に書き置いたかの「シ~ン」とは音でしょうか?・半ば集団化され構造化された幻想なのでしょうか?

・ノイズに埋もれつつある残響さらに小さい音は余韻、…いわゆる空気感…なるものはシングルアンプのできあがりの良さのモノサシはきっとこの辺りを指しているのでしょう…この微少音の音響心理はほとんど荒野-フロンティアなのです。

             4部:薀蓄鳥瞰:(静けさの喩え…)page163

・…逆に、剛構造や高負帰還のお題目『ナニモ加サナイ、何モ引カ無イ』…ようなしっかりした構造も“振動の腹と硬い節を組み込んで…何もかもに制動を足し付け鋼の様に堅くしてしまいます。

・…微かな余韻-ノイズの近辺で埋もれつつ-まるでノイズを搬送波にしてゆらぎでも与えるかのような-微かな音・余韻。…微かさは実数的堅さによって、幾つのもの弾性構造とか空気感とかも含めて些少されている。…そう思います。…貧相ですが比較用にソリッドのハイエンド機がありますが、響きが小さいし何より硬いではないですか。リアルみたい聞こえますが生音はこんなに硬くないのです。

・…そもそもハナタレだった論者の番叔母-雪の高校生の頃、自作した真空管ギターアンプ(無帰還)にオーディオ信号をモノラルにして出したら凄く~途轍もなく良かった。…といった、散逸した記憶断片があります。…元より自分の耳の善し悪しに信頼など置いてなく偶然作った小出力五極管シングルの負帰還を取り去ってみたら出てくる音は私の意図していたものでも無い…喩えようがなく、いいのか悪いのかも分からず、それまでの負帰還の音は“凍っていた”~“死んでた~眠っていたんだ。”と思ったくらい…時間の軸が左右方向に移動した様な微かな眩暈を覚えました。

・…本論で、進行波に付いて語っていますが、ホーンの喉から開口それだけではなく開口部から喉の方―逆方向波もあることも波動では大きな前提なのです。複素数を使った波でも当てはまり、無帰還であってもスピーカーユニットから出た音が反射・反響してスピーカーに起電力を与え出力トランスを逆方向で電圧増幅をしてB電圧を変動させます。時間差がありますが絵を描いて、スピーカー(マイクロホン相当)→出力トランス二次→一次出力トランス(電圧増幅)→B電圧…を考えると逆相(弱負帰還)のようです。

・出力トランスの一次の負荷インピーダンスを上げると(スピーカーからの戻り電圧が増え)硬くはなりませんが少しだけ再生音が大人しくなります、これも弱負帰還の作用と考えられます。

・さらに、高負帰還アンプでは更に別ルートで負帰還回路を設ける訳です。…負帰還が過ぎるとアンプは信号増幅以上に莫大な電力とアンプの増幅機能を使って過剰な(剛構造による)制御もしていることになります、…高負帰還はアンプリ

             4部:薀蓄鳥瞰:(静けさの喩え…)page164

ファイアーと言うよりまるで莫大な駆動力(=内部抵抗0Ω)を使っての音響サーボで極めて煩雑なことをしているのです、姑息なスタンドアロンで音源以外の音を制御いるわけです。…そんな作業のすえの確認をわざわざ耳でもする、…お疲れさまです、省エネでもないです。

・…周波数一定の交流・定常信号なら…(定常-交流振動ではスピーカーの逆起電力によってスピーカーシステムのインピーダンスが増えました。…それに応じて制動を駆けます。それだけだから大丈夫…めでたし賀でたし…、だけなのですが、)なまもの(音声信号は定常交流ではありません)…命も含めてのナマモノ…流動的です、音楽再生ではこんな涼しげなことを言っていられないのではとも思っています。流動性が制御されてしまっているかも知れません…。(周波数特性の理論的根拠のフェーリエ解析も定常交流振動だからです。)

・数学的に複雑な倍音をもつ過渡音-波束は論者の知る限り十分に解析されていません…ですが…現代物理学の波束は……第1部に持続音のフーリエ解析の対極に…波を確認できない場所は多くの波が干渉しあって確認できないだけ…もし、微妙に振動数が近い~揺らいでいる波々の重ね合わせると単発のバースト・波束ができます…因果律として語り降ろすと、…単バーストあるい波束が確認できたとすると、その因は空間と時の果てからの振動数が似通った数多の波が予めあった…ということも出来ることにもなります。…(参照第4部-ハイファイ難民:page 159)

ですから論者である私たちの耳と直観~観察自我の有り様が唯一のモノサシなのです。

挿絵(By みてみん)

40Hz バックロード:サブウーファー比較


             4部:薀蓄鳥瞰:(静けさの喩え…)page165


・…“シーン-”という耳鳴りノイズには深い意味があるのです。…直観観察自我からの意味付与です。勿論、“シーン-”…精神疾患≒慢性疲労を溜め込みさえしなければ…長渡二人には“シーン-”がどれだけ音が大きくても『ココニイテモイイ!』という安堵の静けさを意味し~精神活動にも全く影響を与えません。…でも…どちらかというと、どこからか意味付与“サレテ”いるのです、…この一連の認識・認知

フワフワ雲のヨシミ(page10・11・12=序:不確定のヨシミ)に由来~波動共鳴するものでしょう…。ヨシミである限局の“波粒”波束:は:波動定義から“果て”=絶対温度3度の背景ノイズによると考えています。

(-ナニモ足サナイ-)

・…何も加さない、何も引か無い、という割に入っているはずの空気感~時間跳躍感は見えてきません。スウィング・グルーヴ・ノリ・タメ・マアイはあってもとても硬いのです。(真空管アンプで空気感は重要な評価項目ですが高負帰還のソリッドステートアンプではあまり見られず臨場感…みたいな用語があるくらいですが解像度の代用くらいのニュアンスしか持ってません、お粗末。)

・全く関係ない話ですがA=440Hzは最近で過去のAはもっと低振動だったようです…。

・剛構造のお題目が生きてくるのはマルチマイクの録音では無いでしょうか?、このジャンルでは…柔構造の無帰還は若干蔭が薄く妙に軟弱になってしまうように思えます…。

・マルチマイクと高帰還アンプでは実数和(正確には同位相)的な世界を作ることが出来ます、オーディオルームに響いている音はマルチマイク的実数和で多いほど空気感を損なったりしがちです。

・「所謂、オーケストラの最前でかぶりつく…」…お店の試聴室で感じた私の耳と脳にはそのような再生音は複素数的に(進相コンデンサー的に…)もう半歩進んでいて“指揮者の前より歩みでてソリストの直前(…いいえ+90度の直上)にかぶりついているような再生”…どうしてでしょう?聴き

         4部:薀蓄鳥瞰:(何も足さない?嘘でしょ)page166

手は自然に頚を90度前屈させていることが多いようにも感じます。私は取り敢えず剛構造も擁護します。

・…サイドワインダーとして展開します、いかなる温度であってもPV=nRTを固守する理想気体のなかを音が伝わるのでしょうか?そうではなく伝わる媒質は空気なのです、絶対0度で体積0…なんて信じられます?…イメージできます?

・鼓膜までの空気自体が持つ内在歪率(直観的に90dbあたりで0.01%位でしょか?110dbでは相当で、歪んでいないと恐らく鼓膜や内耳がきっと損傷します。)…そんな柔構造の空気を高帰還アンプで~0.001%程度で制御してしまうわけです。この種の制御は微妙な音・表情を押さえ込んでしまい、ハッキリ・クッキリでも情感の乏しいものになってしまう可能性あることを含み置いての擁護です。

・…文明社会が出しているノイズが大きすぎて気にしても仕方ないのでしょうが、雑踏の中での低歪みが持つ音声の伝達力・貫通力は徴用に値すると思います。ですが、静まりかえったAM0時あたりでの再生音に高帰還やら剛制動や低歪みに大して意味はないと思います。

・この高帰還・低歪みによる剛構造はスピーカーユニットの弾性性を電気的に過剰に制御したり、スピーカーシステムと波の複素数成分が実数和的なマルチマイクとの相性には問題がありそうです。

・…書いている恵美に番の論者叔母-雪は…若いうちはそれはそれでゾクゾクするような…再生音が大きいほど増強されてくる快感がありましたが、還暦がチラつく年になって少しずつジワリジワリと体力的・気力的にキツくなってゆくというのも否めません…論者の番恵美は消化不良と妊孕性のポテンシャルを抱え苛立っています。齢重ねても~成熟しても…聴いて疲れない音。…これは実にありがたいことです。…

・少しだけハナシを戻します、…諺に「三つ子の魂、百まで」というのがあります、幼子の脳は(象徴的に)柔らかく何でも吸収し、まるで神経細胞の樹状突起のように何処にでも繋がろうとします。…後年、本を書くにつき寝入って夢を見るにつき少しずつ確かなものに繋がってゆきます、一方確かさは、柔らかさや融通を利かせ何でも吸収しようとしたり・繋がろうとしようとすることと少しずつ抑制をかけてゆきます。…平時では、確かさは柔らかさと原初的暴力衝動は繋げ難くさせています。…少年期以降、繋げて良いのは食欲と愛

         4部:薀蓄鳥瞰:(何も足さない?嘘でしょ)page167

ある対象への理性的希求、これくらいは抑制が掛かりにくくはなってきますが個人差あるかもしれません。

・…幼なこころは遊びを通じてその洗練を重ねてゆきます。学問の真似もその芯は遊びに通じるものがあります。

・…オーディオも然りです。(静けさの喩え…“シーン”は耳鳴り?幻想?どこから?)の“真似”…とも繋がっているところです、老若男女、オーディオが楽しいのは三つ子の魂が枯渇していないからで、今も何処かに繋がろうとし、その部分は柔らかい~柔らかな属性を持って潜ませています。

(―柔構造は何処かに繋がっている~繋がりやすい―)

・柔構造-弾性構造-複素時間、これらが積み重なるとか連結させると、それらが脳の記憶断片~弾性体の微小部分が体積変化するように伸縮するが故に音が飛ぶように、記憶が跳躍する。

・…柔構造の連結が搬送波みたいにその上に異次元のもの例えば命…歌心…空気感(…これって情緒~情念のマイクロタイムワープ?)なんてものを曳いて来やすいのではないでしょうか?そんなとこをもう少し考えてみることにします。

・プリアンプをドンドン繋げると音がよくなるとか、トランスを繋げると音が冴えるのも、(私が実験したのは二段構成の6SN7をトランスドライブして計三段845のシングルくらいです…845のカソードフォロアーより冴えていました…どう冴えているのか言葉になりませんが…ウーン…波束ガ、…見エル…曼陀羅の様に…?)頷けることです。

・…別の視点で語ってみましょう。録音は時間を凍結してしまう心象を私たちにもたらします。保存されたデーター(アナログレコード、CD、SACD、配信データ等)は極めて剛構造的…時間成分がないので波動方程式にもなっていません、が…解凍されるとふたたび複素時間が動き出します。

・…命に喩えると一つの解釈は録音によって「命が冬眠状態になる」、再生のよって「X秒後に目覚める」というもので

             4部:薀蓄鳥瞰:(柔構造≒繋がる)page168

す。もう一つの解釈は録音によって「停止されていた命・時が動き出し録音~編集終了時刻に呼び戻される」…という解釈となるでしょうか?。

(-脳は髄液中を幽体浮游している?その安全装置は?-)

・…脳はどちらの解釈も共存させているようです…もっとも後者は「音楽再生が終了すると時間がX秒逆跳躍して元の録音終了時刻に無事復帰する」…いわば時の迷子にならない安全装置もついています。ですからこのサイドワインダーもこの安全装置の所為でオカルトにならないのです。…また前者の解釈は剛構造的確固たる定常時間流ともとれますが、…脳はどちらの解釈も共存させている柔構造でその上に剛構造を組み込むことも可能にしています。

・オカルトついでにつけ加えます。基本、論者にはオカルト思考が若干あります、ですが(太古の叡智が個人の言語的意識野<架空の概念です>の中にそのまま移動する~あるいは出来る…)所謂アーカシックレコードは否定~否認しています。絶対に起こり得ないとまでは言いませんが、上記のアナログレコードやCD…のような安全装置はなく、これが出来る方は酷く短命だったり、脳のダメージが大きかったり、自明や常識が霞んでしまったりと、誰もが誰もがこの種のレコードにアクセス出来るわけではありません、生命は安全装置のないものをなんの備えもなく使いません…そこまで馬鹿ではありません。

・CDやアナログレコードのように振る舞うアーカシックレコードの虚数版・ポテンシャルみたいなモノがないわけではありません、人類が発達のプロセスで獲得する能力など…例えば二足歩行にはこれに似たものが虚数的・ポテンシャル的に関与します、…観察者~養育者がほぼ普遍的に抱え持つ“二足歩行”のイメージはアーカシックレコードの様に振る舞います。このイメージは言語的意識野に殆ど上ってこないため誰もが抱えられるため安全なのです。

         4部:薀蓄鳥瞰:(脳:安全装置:幽体浮游)page169

・-二足歩行のイメージを持っていない観察者~養育者の例があります。- 古い心理学の緒論には、狼に育てられた少女の事例が挙げられています、狼が養育者だったその少女は後年人間社会で育てられるようになっても馴染めず、まともな二足歩行が出来ず、四脚を使い這う方が速かった…。

・-仮説として…(二足歩行の文化はアーカシックレコードのように振る舞う…)と言えるかも知れません。言葉や言語的意識野に上らないまでも二足歩行のイメージは少なく見積もっても100万年くらいは私達人類の何処かに保存されているのではないでしょうか?…このイメージは時の迷子にもなっていないのです。二足歩行を創めた御先祖のイメージを「再生している…」とも言い得るのだと思います。脳は二足歩行を創めた“時”も、いまここで二足歩行を再現している“刻”も柔構造の上で抱え込むことが出来るのです。

・…

・測定器はそうはいきませんが、脳は“時を”少なくとも二つの解釈を同時~共時的にしている様です。

・しかしながら剛構造の上に柔構造を構築するのは可能でしょう、…多大な労力と莫大な統計的演算量を必要とし万一その演算上の実証結果…(・原発事故は数千万年に一度…とか・降圧剤Aには脳梗塞を阻止する…など{脳循環ニ必要ナ血流ヲ担保スルダケノ血圧モ下ゲテシマイ脳梗塞ヲ生ンダ可能性ヲ示唆スル事例ガ幾件アッタ}…実証に使われる暴君は裸…裸だった)…もし演算結果に齟齬があってもその修正が極めて困難…だからまるで暴君の圧政…殆ど誰もが気が付かない…モラトリアムの強要請…気が付いたときは後の祭りとか過去というより歴史的な遠い実事象になっていた…。

・この“王様は裸だった-モラトリアム”に抗う剛構造はそれ以上の淘尽がセットされているのではないか…と論者は勘ぐってしまいがちなのです。

・柔構造の脳はこの“王様は裸だった-モラトリアム”に違和感・未来視しながらも抗いうる潜在力何かを搬送するポテンシャルは担保されているように思います。反論もありましょうが、「REPLAY」を再生と変換出来る方や、MJならびに真空管フリークスのかたがたの中には賛同していただける方が何人かはいらっしゃると思います。文書入力などといった見た目孤独な作業ですが、孤独が巨きな力で論者に迫ってこないのは何人もの・幾人もの御賛同を論者が肌でも感じているからだとも思っています。

         4部:薀蓄鳥瞰:(脳:安全装置:幽体浮游)page170


(-私の耳は下位の耳、宇宙うみの響きを聞き浸る-)

・ジャンコクトーの有名な詩に因んでの戯れ言です…下位の耳とは高々12kHzしか聞き取れない論者の駄耳でも素朴な抗いを重ね合わせると色んなものが聞こえてくるということです。

・以前、ジャンクショップで手に入れたグラフィックイコライザーはありました…確かドルビー社だったような記憶があります、そのグライコは20kHzのスライダーの右に32kHzのスライダがついていました。小さい時から私の耳16kHzは聞こえ難く、20kHzなんて音は全く聞こえず…それ以上に20kHzのサイン波なんてイメージも出来ていませんでした…きっと若いときから20kHzは聞こえていなかったのかも知れません…が…、アナログレコード―ピックアップはデンオンのDL103の間にこの中古のグライコをいれてスライダーを動かして見ました…。

・全部フラット0dbで32kHzのスライダーを動かすと音の変化をはっきり感じました。ところが、16kHzのスライダーを下げてしまうと32kHzのスライダーをいくら動かしても変化を全く感じませんでした。…16kHzを下げたままでとなりの12kと20kHzのスライダーをマックスにしても同様に変化を感じることが出来ませんでした。…そのグライコはじきに壊れてしまったのですが、大変いい勉強をさせて貰いました。…フーリエ変換では説明がつかないことではないでしょうか?、近代の音楽論ができあがる前のゴスペル時代から基音に伴った倍音の概念…その重要性を改めて現代においても生きているのを実感したしだいです。基音(…拡張して搬送波…重ね合わせが喩えを曳く)がある~しっかりしていると、喩えとしての倍音が生きてくるということです。もう一つ、20kHzのサイン波が聞こえなくても基音のしっかりした倍音(…虚数の位相歪や基音~空気の非対称性<…イキ~モドリで波形が違う

           4部:(カイの耳、うみの響きを聞き浸る)page171


 …>から倍音は合成できます)であれば20kHz以上聞き判られるのだと思い安心して年をとれるようになってきました…最近、私も電気楽器の音響外傷的な恵美の耳も、テストトーンの12kHzも怪しくなってきましたが、そんなことでなんの落胆もしていません…逆に代替-物理データのない質感、、シンバルの響きやら、“…所謂、空気感”への感性が年と共に~成長するにつれ高まっている様な気さえします。

・出力トランスでも、広域であっても急峻にカットオフされるものより、狭くてもなだらかにロールオフしたトランス…具体的には同じトランスでも一次の真空管側の負荷抵抗を増やした方が表情が豊かな気がします、(「できるだけ一次を高く」はアンプ造りの定道ですよね…本稿の低ダンピングアンプとは主旨が違ってくるのですが…)ソリッドステートではエッジが立つとでも言うのでしょうが…急峻なカットオフのものは何処かカドがたって硬く何かを取り逃がし・かき乱してている…カドの向こうの余韻が見えない気さえします、…ここいらのアナログはホーンの開口部をできるだけしなやかに…そして急峻に拡げないのと、何処か似ている気がします。

・…蛇足ついでに、そして波だからこそ繰り返します。

・…私の仮説です、脳が弾性構造の一面・一端と遭遇したとき、恐らく有限(12kHz止まりの内耳と脳):無限(アナログ音源)、では…小さな有限の脳が処理できる実数部分の情報量と、弾性構造が全体が持っている無限の全情報量の大小を峻別していて…、脳とか命は圧倒的劣勢で少ない情報処理力で弾性体の類縁属性・表象イメージから差異を感じ取れた…読み盗っているのだと思います。

・何よりも、持続音では殆ど聞き取れなかった12kHz以上の波でも波束で基音がしっかりして重ね合わせが出来ていれば下位の耳でも判別できるということです。

・…この判別はヒトの生体分子の揺らぎによって過渡性波束がとヒトの認識の揺らぎとの共鳴がなせる技と思われます。…波束の認識には特別な感受性があるのだとおもいます。

(サイドワインダーとして。-ヒトヒネリ-)

                4部:薀蓄鳥瞰:(ひとひねり)page172


・既に結論めいた事柄は出揃っていますが、サイドワインダー的にもうひとヒネリ…位相変位を加えます。

・涙腺のハナシです。歳をとると涙腺が緩くなるのは本当のように思います。どういう涙腺かというと、「もののあはれ」に纏わるものです、「どこかしみじみしてくる気持ち…」とう現代語訳になるかとおもいます。これは…“彼はアワレ”―自分の内宇宙に彼なるもの現れてきてしみじみとした、何処か清々しい気持ちと伴に涙腺が緩んでくるようにおもいます。

・本稿は低ダンピングアンプ用・同相逆向きタンデム・節腹のない柔構造をコンセプトとしたバックロードホーンのエージングのハナシを続けているところでしたが、エージングによってバックロードホーンから出てくる音が纏まってくることは、集成材の木の部分だけで進むわけではなく即時に変わってゆかない潜在部分が時間をかけて馴染んでくる部分もあることはこれまで語ってきたところです。

・しかしながら時間経過全体を振り返って見ると、最もエージング―老化・加齢変性では無く、もっとっも熟成したのは、聞く耳の洗練と空気感への感性洗練にあったと思います。

・外世界の対象である、ユニット・ホーンを成り立たす箱・部屋…だけをエージングしていたつもりでしたが、自分の内側のエージングにもより大きく関与していた…酷く複雑ですがそういうことでした。

・無機物(本バックロードホーン)と有機物(私)と言った全く異質なもの同士が同じ時間かけて熟成し繋がりを持って時を進めてゆくと言うことでもあります。

・ハナタレというポテンシャル―潜在力が“バックロードホーンを作りたかった”とう言う以外の繋がりを探しても悪いことではないように思います。…そんな異質なもの同士繋がるような「喉」を探したって悪くはないと思います。





               4部:薀蓄鳥瞰:(ひとひねり)page173

(-喉とその鳥瞰その類比-)

・本スピーカー発案当初から、当事者であるガキは、もやもやとした思念が渦巻いていました。…もやもやにはカタチが出来てきて、「喉」と似たようなカタチをしたものが世界には幾つも既にあり、私がホーン理論に基づいて創造したのではなく、微かな記憶断片から真似しただけではなかったのか?…といった疑念です。

・またバックロードホーンスピーカに纏わる思考実験は高校生以来、何度も挫折しつつまた何度も顕れたりしたのでした、…何かがあった~何かから乞われた(主題)、…ホーンの持つ局面―カタチがあった(対象)、…そのカタチに乗った(何で?いのちが動き出した)…反復し明滅し虚時間を彷徨っていた疑念が遂に実時間(サイドワインダー投稿)を動かしたのでした。

・…行間を拡げる類比は喩えとして曳くことができます、もう一方で類比は何かを共鳴しつつ引き込むことだって在り得るのです。

・組み上がってしまったホーンのスピーカーユニットの背面は目に見えません、…恐らく逆相の世界で、時が融解しはじめる異世界でもあります。あるいは時が制止し、時が意味を持たないた過去への~過去からの窓口は、そこで時が溶け開闢し、造化の瞬間も象徴しています。この溶け出す虚時間でゴキゲンな音楽が繰り返される度に私の脳は、縁としての、初期宇宙論への直観的風景も反復されます。…反復し明滅し虚時間を彷徨っていた情念・情景が、加齢による空気感・風の感性が研ぎ澄まされるほど直観風景も擡げてきます…。

・…呼吸球モデルの初期宇宙では極小…というか“球の容積=0”の点から開始されるインピーダンスはべらぼうに高いのです…(ゴム風船や吹きガラス、ストローで膨らます駄菓

          4部:薀蓄鳥瞰:(喉その鳥瞰~宇宙開闢)page174


子屋で売っている風船が一番大変なのは膨らみ始める瞬間なのです)0からの一歩は0の∞倍、微小世界開闢ですからそんな簡単に宇宙は開闢しないはずでした。本来全く何もない所…目印もないところから何かが生じるのは、直観的に困難~いえ不可能です。

・…ところが喉を持つコニカルホーン(広がり率は4π?二乗の球表面もコニカルホーンに含まれます、球面とは言えx軸一方向に限定の歪なホーンですがこれもホーンです)…これは喉を持っているが故それほど高くなく、また開闢の喉で、何が起こっているのか…いたのか、バックロードホーンの喉と特に似ているところです。ここでの虚時間の振る舞いも何処か気になります。

・また実時間上での宇宙の進化はマクロでは銀河・恒星、ミクロではせいぜい水素分子までを作っていることを説明しているようです。惑星やヘリウム以上の原子は恒星が死滅しないがぎり恒星外の空間に浮游することは説明困難なのです。森羅万象、複雑怪奇…この地表面でもこの喉をスルリと通り抜け何らかの潜在力を与え続けているのでもない限り説明困難ではないですか。…少なくとも核酸やタンパク質以上が持っている生命独特の情念~抗い、「死んだり潰されたりバラされてやってもいいが…、簡単にはくたばらね・え~・ん・だよ!」…みたいな…あるいは死んだひと~別世界のひとの極めて静かで本当に優しい情念みたいなものの説明はとてつもなく困難に思います。(別世界~摂理の世界のけたたましいポゼッション~ミッションについてはこの話とは全く異質ですので釘を刺しておきます。)

(-抗い・アラガイ-)

・…脳と命は圧倒的劣勢で少ない情報処理力を弾性体の類縁属性・相似性・表象イメージ・象徴…そんな仮説を補いますが、これを放棄する、…この様な破綻は、硬い絶対者が出て

                4部:薀蓄鳥瞰:(アラガイ)page175

きて説明困難な事象を端折り取ってゆきます。虚時間で揺らぎ明滅してきたからこそ…ホーン理論の虚数~複素数から見えてきた問題です。実時間と定常交流信号のサイン波で考えるとホーンは強烈なホーン鳴きがあったり定常音のf特がデタラメだったり悲惨な事実しかありません。

・…しかしながら実数と複素数で引き合いに出したブランコでは、複素数を使わないと如何にもブランコらしく・ブランカならではの楽しいブランコを表記出来ないのです、実数だけで表記出来るのは微かに揺れているブランコと鎖が切れる・外れるで墜落するブランコだけ…複素数の放棄は、弾性体の類縁属性・象徴などの放棄に結びつき、限定的で半ば絶対者がしゃしゃり出て、つまらない実数現象と墜落という破綻しか導き出せません。

・不可解な複素数を忌み嫌わずきちんとイマジネーションを拡充してゆかないと、実時間に限定されたつまらない微小振動と墜落・CD一枚分高々70分程度の実時間を消費した徒労・宇宙開闢後の熱死(不思議数iのような反復や流動や符号変換の属性をもたない実時間で描かれた宇宙論…の終末は悲惨なもののようです…物理学者のアルコール依存や自死の遠因ともなっているようです)に自身の命(記憶《既に鬼籍の人の所作・演奏の記憶も含まれます》・自我《熱死に抗う自我》・夢見・音楽再生に於ける限定的タイムリープなど…)これらを限定することになりかねません。

・三次元と+方向に伸びてゆく実時間限定で現実社会は集約されていますが、それと命のありようを同次元に限定する必要はないはずです、AQ誌 読者諸氏・諸先輩・諸先哲の皆様が当たり前に窮屈な限定などされていないのでは?と私は思います。因みにAQ誌 の創刊も戦前・大正末期というのもきっと関係ないわけではありません。

・…ですから。この地表にある三次元以上のもの、流体、高分子や生物の関節などは、xyz-tの三次元+実時間だけでは説明しきれなかったので、ですから波のように繰り返してきました。

・…自身の命(記憶《既に鬼籍の人の所作・演奏の記憶も含まれます》・自我《熱死に抗う自我》・夢見・音楽再生に於ける限定的タイムリープなど…)もxyz-tの三次元+実時間では全く説明できないではないですか。

・こんなサイドワインダーになってしまったのも夢見も切掛でした、…転売の真際、完全無機質の素敵なハイブリッドの

                4部:薀蓄鳥瞰:(アラガイ)page176

愛車(叔母的に愛称を付けていました…)が、間接的に夢見の人物の暗示となって顕れたものだと思います。…“行間の放棄は絶対者が君臨し、つまらない現象と墜落という破綻しか導き出せない。”…は愛車が夢の中の人物を通じて語りかけてくれた風に思えるフレーズでした。

・…柔構造が何かを引き込ん産まれたのか…あるいは初期宇宙がわりと中エネルギーで多様に多く作られたのか…初期宇宙が多様な命を引き連れて創世したのか…考えてみる余地もあります。微小な創造は今でも起こっている…私はクリスチャンでも物理学者でもないので…こんなことに躊躇はしませんし加齢の所為でしょうか?何処で生じているか分からない罪悪感も希薄です。波が原理的に持つ重ね合わせやその果ての無さ、属性たる不思議数iが何処かで稼働しているのではと思います。

・数学の説明で(ほぼタブーとされる)デス・マス調の言語表現に拘ったのも日本語のデス・マスがときの流れさえも客観化出来そうな潜在性を持っているように思ったからですし、無味乾燥な数式を書きながらドンドン新しいものがみえてきました。…発案当初、腹・節の作る共鳴音がいやだった・硬く共鳴さえしない物体がいやだったそれだけだったのですが、柔構造~視点~覗き穴の柔構造への拘りは潜在していたと言うわけです、日本語侮り難し。…日本語の“カタカムナ”、抗い侮り難し…。です。

・…て・に・を・はを有し自在に語順を変えられる韓国語・トルコ語も類比に長け類比の基本“カタカムナ”たり得るのだと思います。…頑強な印欧語圏の方が少しだけ抗おうとしただけで自殺したりアル中のなったり病死してしまうのに対し…私たち長渡恵美・雪は結構、強かではないでしょうか?…どうしてでしょう?…きっとおそらく…多分勝ち負けの土俵に登らないからだと思っています。パワフルな点の視点では~確定的で行間を些少を旨とする数学界から~呪われそうな気もします…きっと勘違いするムキもあるかもしれません…でもおバカな難民ですし…勝ち負けの土俵にはのりませんよ!

                 4部:薀蓄鳥瞰:(アラガイ)page177


(-喉・鳥瞰その2-)…ここは恵美の覚醒の感…

・…さらに唐突と思いますが、喉とトンネル効果のハナシと、“粒”と“波”との関係のハナシです。

・…それに世界や宇宙を外から科学するだけではなく、そのうちの内部で哲学するとの関係です…対象が巨きいと絶対的実数差で観察者の自我を圧迫します、もし…確かさに拘る実数的な視点で、もし対象の崩壊・消滅・静止・均質~熱死があるとすれば観察者の自我を脅かします…若きホーキング先生をアル中に貶め、熱統計学の開祖ボルツマンの自死の遠因として追い詰めたりもその一例です。世界を覆っているのは実数だけではないのです…虚数も参与してます。

・…ですから<粒~波>も私達自身に内蔵され~かつ外界を覆うものと考える必要があるのではないか?という関係のハナシです。

・哲学的にかつ安全にブランコしたり、オーディオしたりということです。(着ぶくれての満員電車は痴漢の冤罪が怖いので~人混み嫌いなのでしませんが…)ブランコから手を放しての客観視的科学的観察…行間を端折るのもとても危ないのです。

・別の…喉…のハナシです。点の変わりの“喉”のハナシ

・…宇宙には喉の様な、h(プランク定数)というものがあります。

・…そのハナシをします。何でも暖める~エネルギーを与えると熱をもち発光しますが、…素粒子レベルの“粒”の熱振動と輻射電磁波の関係式の中にでてくる定数です。 hは6,6256?10の-27乗[単位はエネルギーの単位ergと時間secの積]です。外部に出てきて観察される熱振動-“波”のエネルギーは、このh?振動数の整数倍のみ、飛び飛びの値しか許されていないことから導き出された定数です。…連続量アナログではないのです。

・この定数は電子に“波でもある”電磁波エネルギーを当て

             4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page178


たとき、電子が弾き飛ばされ外部から観察できる様になります…電子の物理量-位置とか運動量を物理学者は知りたかったのですが…、“粒として”どの方向に弾き飛ばされるかは確定できないのです(どうでもいいのですがこれをコンプトン散乱といいます)全く確定出来ないかというとそうではなく…さきほどのhを使った式で不確定さを限定できることが想像可能なのです。

・べつの視点では点や質点が幅や容積をもたず、しかも位置のみを指定していてイメージ・喩え・日常的解釈を拒絶してきたことから異質ではありますがその拒絶を和らげています、同様のことが時刻も点ではなく幅を持った時間にしかなりえないということのようです。根本的に論者は頭が悪いのでこの行間を言葉で拡げることが出来ません。

・…少なくとも、日常では、物に纏わる物理量は同時・同瞬に測定できます…例えばビリヤードの球の位置・速度・回転・回転軸などは同時に測定可能です机の上を転がっていようが弾き飛ばされていようが確定可能です。

・…ところが電子のような素粒子あるいは素粒子サイズのものでは確定出来ず h(プランク定数)を介してある幅の範囲で限定しか出来ないのです。最も精密に測定できる位置⊿xと最も精密に測定できる運動量⊿pは…

 ⊿x・⊿p× h(プランク定数)  

  より大きくなってしまうと想像されます。

・同様に、限定的時間⊿t内に観察されるエネルギー範囲⊿Eとすると…

 ⊿E・⊿t× h(プランク定数) 

      …と色々と書き換えることも出来ます。

・…この思考実験(想像可能・想像されますは思考実験の結果です)がなされたときの測定精度はとても粗いものでしたが今日のナノレベルでもこの思考実験の反証は私が聞き及ぶ範囲ではありません。(1974年に出版された成書でも験証の記載がありました)

・もう少し具体的に言うと電子の位置⊿xを出来るだけ小さく・精密に測定しようとすると、電子の運動量(質量?速度)⊿pはドンドン大きくなってしまうわけです。


              4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page179


・この思考実験をHeisenbergはこれを汎化し、この逆(…即ちプランク定数hより小さい値のもの=二つの物理量の積は、存在を予想できない、…片方の物理量がべらぼうに小さければ他方の物理量は少々大きくても絶対的に存在の可能性を否定できない=予想もできない)、と言う逆も可能であることを1927年提唱し、原理の水準まで高めあげ、…(原理:疑義の申し立てを排除しました。~教原理主義と同様のことです)以降の物理学の方法論をガラリと変えてしまったということなのです。…理系科学はこの種の行間を正確に語ることに何処か罪悪感を抱えているようにも感じているのでしょうか…はっきり語りません。…大事なのは、周到な験証を繰り返してきたことです。いまでも、反証は出て来ていません。以降、幾つもの仮説が出てきています、有名なのはビッグバーン仮説です(遠くの銀河~銀河団は遠ければ遠いほど私たちの三次元座標から遠ざかっています…遠いという私たちの認識法は科学雑誌を参照して下さい。遠ざかっているという認識法は恒星が放つ主に可視光線スペクトルがドップラー効果で波長が伸び視覚的に赤みを帯びていることによる-赤方偏移といった手段で認知出来ます)

 …戻ってビッグバーンです、では時間を巻き戻したら?ドンドン小さく近づいて…宇宙開闢当初極めて小さな空間<時空>~あるいは一点(容積0)莫大なエネルギー(質量として顕れてもブラックホールにならない程度…?ヨクワカリマセン)があってそれが拡がっていったという仮説です。

・幾つもの訳があってこの仮説の反論仮説は省略します。

・…ですが。反論仮説の代わりに一つの開闢神話をお伝えします。

・…この世界は暗くゼロに果てなく連なる深淵の小穴が空いていました。時には不確さがなく確定的(…論者追記)で、そこに落ちたら戻ってこられません。初代の創世神は蜘蛛の身でそこにしなやかな蜘蛛の糸を張り待つことにしました。永いこと待っていると珊瑚虫とその欠片がふってきました。欠片は増え拡がり、次世にはナメクジとウジ虫が住み着きその粘液で赤い色に偏移した大地を作りました。…これが世界のはじまりです。「山の頂を目指さず~争わず孤独にも成ら

              4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page180

ず、仲良く深淵の穴を守った人たち~見守ってきた多くの総意」によって世界は組み上げられてゆきます。

・…海流の時計回りの渦に洗われるポリネシアの島の山岳地方の創世神話ですが、若干の解釈を加えています、ですがオリジナルにはそう解釈すべきと余韻・行間はささやいていました。…神話には合理を欠いた側面が多々ありますが、大きな役割があります。…神話の聴き手に「世界は時に荒々しいこともあります、でも、あなたは此所~この世にいてもよいのですよ…」と摂理より前に先駆けて、環境から自然発生する宇宙最強のメッセージを聴き手に伝えます…伝えてきました。

・…論者の出自は神話学や分析心理学だからなのです、また前項で、音楽ソフトが時間跳躍だけでなく時の迷子にならない…といった唐突さもこの背景に因り立つものだからです。

・また理数系がとことん行間を排除して受験的に難解になってゆくのは、行間の果てにある安全装置や最強のメッセージをも端折るためで、それ故この安全装置なしだと数理の行間が暴走する可能性があるからこそ難解になってゆくのです。…他にも数字・数式を見ると睡魔に襲われるのも安全装置かもしれません。…ともかく…

・天の音楽と数学と似ていると論者は思っています。ですが蜘蛛の糸は複素数のようです…トンネル効果が異世界の片道切符でないのとも似ています。二乗するとマイナスですから、四乗すると正の実数(1)に復帰出来るのです。

・申し訳ついでにここで、改めてトンネル効果の説明をします。…トンネル効果の最中は虚時間なのですから。…蛇足ながら量子コンピューターのことは甚だ勉強不足で纏まったことは言えませんが、量子コンピュータの演算プロセスは虚数を原理にしています。…便利だから使う代物ではないのです。…数学計算上の振る舞い(二乗でマイナス)はともかく実務機能は未確定的なモノを取り込みうる潜在力持っていそうですが、喩えも含めて測りかねる…のが正直なところです。

・…トンネル効果そのものは、Heisenbergの不確定性原理で説明出来そうです(素粒子レベルのものは“粒”でもあり“波”でもあることを許容しているものです、)。

・例えば原子核の周りを回っている電子は陽子の持っている

              4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page181

引力が作る場で原子核から離れられない壁(ポテンシャル障壁とも言われます)でそこから抜け出すことは通常出来ません。確定的実時間並びに粒子で考えると、そこの場が作る登り斜面を乗り越えようとすると、登り切る前に運動エネルギーがなくなってしまい原子核の陽子からの引力で原子核方向に引き寄せられてしまい原子核から離れることが出来ません。頻度もその原因・誘因も分かりませんが外からの影響力・エネルギー充填はないのに、原子核近辺を回っている電子の複素時間に虚数成分が増えると、原子核から離れられない障壁にトンネルが掘られその電子だけ自由電子になり永久に捕まっていた原子核と縁が切れてしまう現象…実時間が作るポテンシャル障壁を無視してその障壁を通り抜けてしまう量子サイズでの現象を総じて「トンネル効果」とよびます。

・どのような条件でこの効果が起こるのか、私は充分に説明出来るだけの情報を知り解釈できる由もありませんが、確認されているトンネル効果は…もう殆どSF的です。

・私がイメージ出来る領域のみでもあげてみることにします。

・恒星の中心部で行われる核融合は超高温・超高圧だけでは陽子同士が電気力・クーロン力で反発し合い融合は不可能(確率0)なのですが、トンネル効果はこの障壁を通り抜ける確率があるということです-だから恒星の芯で融合が起きるのです。

・宇宙空間~星間雲の中での中~高分子水素(水素原子二つ以上水素分子)や高分子水(水素2つと酸素1?nの分子)・氷、ホルムアルデヒド(有機物)の合成がトンネル効果で説明出来るようです。

・生物の領域では、電子のトンネリング・プロトンのトンネリングが重要視され、光合成・細胞内での呼吸、酵素反応、DNA(遺伝子)の複製~修復、さらにはDNAの自発変位(トンネルが可逆的なもの・不可逆的なもの二つあってこれを選ぶことで自発変位を遂げてしまうようです)、個体の老化(ここはエージングと訳さず普通の老化です)癌化などがそうです。…私の印象~直観では細胞表面のレセプターとトランスミッターの結合にもトンネル効果で成立しているのではと思います、(根拠は生体高分子の表面は電子は粒子でなく波動ないし存在確率の揺らぐ雲だからです)。

・半導体領域での電子の電界放出(強い電界をかけることによってエネルギー障壁が薄くなることによる)、熱電子放出

              4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page182


(所謂、真空管のフィラメントからのエミッションです)フラッシュメモリーもその動作においてトンネル効果で説明されています。

・太陽電池(多接合型)トンネルダイオード、VLSIチップ…です。

・生物の領域ではトンネル効果は多様されていて、ないと即死です。

・量子コンピュータも今のところは0・1のデジタルコンピュータの入力・出力形式を模倣していますが、本来的に挙動がトンネル効果・虚数なので…良い意味でも悪い意味でもとんでもないモノが出てきそうです。人類がコンピュータに指示した計算の最初の歴史は核爆弾の破壊力演算とうかがい聞いており、ハード面・ソフト面…出資者のかた方は哲人を心懸けて欲しいです、…昨今ホントに物騒で巨悪・諸々の巨資本も連動して蠢いているみたいなので…。

・私達も脳もある部分は曖昧なことや喩えを巧みに・したたかに取り扱えるある種の量子コンピュータなのですから人ごとではありません…物量・実数の論理から勝つ・叩き潰すのではなく…やり流す・双方尊重して棲み分けるみたいな対処を洗練する必要があるのかもしれません。

・粒や波束には時・広がりの果てを持たない波動が前提です、…生体の分子も私達も世間も宇宙も、粒や波束で構成されています…粒や波束は果てない波動があって創めて成り立つのです。

・…もう一度トンネル効果についてさらってみます、

…実時間・粒子としてはポテンシャル障壁から飛び越え抜け出すことは通常出来ません。素粒子サイズでの複素時間に虚数成分が増えると、素粒子は波動・虚時間のように振る舞い、その実時間では絶対越えられない障壁にあたかもトンネルが掘られ、障壁を抜け出てしまう現象を総じてトンネル効果といわれています。

・エージングという洗練・熟成、…硬い因果律とは少し距離のあるものです。柔らかな構造をふんだんに使って、こころ打ち震える再生音(Audio)で洞察(Quest)をする…年はとってみるものです。

・とはいえ、トンネル効果、波動、複素時間について回るのは共通項は、実数値の周波数…反復するということでしょう

              4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page183

か?。何よりトンネル効果は確率1でもないし0でもなく不安定で、これに対し実時間は直線的で確定的で揺らぎを許容しません。何より波動は顕在領域だけと繋がっているのではなく潜在領域ともつながっています、バックロードホーンでも柔構造です、身体も脳も柔構造で、特に脳は無意識と呼ばれる潜在領域と繋がっています、柔構造には搬送波的役割がしっかりあります(再現性に問題がありますがそこが美点・悦でしょう)。宇宙だけが剛構造…それも波動・トンネル効果がどの切り口でも・スケールでも“ふんだん”の宇宙が、剛構造というのは腑に落ちません。揺るぎなさを許容しない~例えば惑星運動でも、もっと長い時間スケールでは、柔らかな反復をささえているのではないでしょうか?…真っ暗な新月の寂しい夜空でさえ気持ちが清々しくなるのはなぜですか?…。もう一度いいます・繰り還します!…手灯りにもならない、目が慣れなければ真っ暗で微かな星屑だけの寂しい夜空でさえ魂が癒やされるのはなぜですか?…何故を語ると完全にオカルトになってしまいますが、毎夜星辰のエネルギーは振ってきます。

・…真面目で実直な統合失調症の方々に取り憑いたけたたましい強圧的ポゼッションに取込まれもせず、ぼんやりと潜在的に複素数的に、楽しく、オーディオの再生を止めさえすれば…安全でコントローラブルな幻想・妄想を実時間の隙間に滑り込ませ、楽しんでいます…。リアリズムを格上げするための手段はボリュームまわすことだけではないのです。…そんな爆音出さなくても耳に優しい音量で音源の側にいるはずの人達は、オーディオルームにやって来ていただけるのです。加齢あるいは老化あるいは認知症かもしれませんがはた迷惑な周辺症状も暗騒音レベルで微かには漏らしていますが問題は今のところないみたいです…あったらすぐやめます…。

・…この様に、遮断周波数fc近辺では動作が複雑で多く~多層の潜在力が動き、ホーンを通じても外気-オーディオルームに出てこられないエネルギーがどんな悪戯~良戯イタズラをするのか…虚時間~複素時間も一枚噛んでいると思えます。…アンプに入力音声信号を増幅する以外のこと(負帰還)をさせる意味…とか…取り敢えず屁理屈丸出しの、無帰還・ローダンピングファクターでしばらく、このタンデム・同相逆向き・フカフカ吸音材なし・節腹少なめ-柔構造-木を生かして・fc低め・嘴~楔で外気とのマッチングを図った…。

              4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page184

・…そのホーンスピーカーを探索枝として使って、じっくり脳味噌を音楽再生で柔らかくしながら、他方で剛めの思考実験を継続してゆこうと思います。私たちは実数的進む硬めの時刻にとらわれすぎているのではないでしょうか?…複素数的な時間はひどく厄介で反復も共鳴も絡んでいてかなり面白いものなのではないでしょうか?

・ただ一つに正解を旨とする数学と違い、本論は無難な広がりを持つ解釈のホンの一例です、読者の皆さんが数式にアナログ的意味付与~行間拡張のしかたは皆さんの数だけあります。…間違いありません。音楽ソフトの再生でもそんな多義的なものだと思います…それにくわえ安全に出来ます…

・数多くの音楽ソフトの解釈をし・重ね、その上で真空管アンプを組みあげるのに…「唯一の正解」など考えていたら…熱死の坩堝か煉獄です。妙高オーディオ倶楽部をはじめ全国で開催されているアンプビルダーのための発表会にいらしていただければ納得出来るかと思います…比べるとか優劣はナンセンス!そんなこと考えたら音源のミュージシャンもその聴き手も寝入ることさえ許されぬ煉獄の坩堝です…ナンセンスなのです。

・…そうです!…

・男性に“も”出来る、それぞれが魅惑的な世界創造です。…ある時期を境に…自身の持ち実時間のほうが手持ちの音楽ソフトが聞き直すより短くなってしまっていることに気が付く…、遠方の銀河団が赤方偏移して消えてゆくように…、楽器や部屋の残響が暗騒音に消えゆくように、いつか自身の持ち時間もゆっくりと寝入るように…シームレスに静止してしまう…。そこでハタッ!と気が付く世界創造です。…熟練のビルダーが選び・組み上げ・作り遂げる<ホントに聴きたい音楽ソフト>と<自作アンプ>との相性にはそんな広大な行間が横たわっています。

・…論者の私たちにだって拘りがあります、セロニアス・モンクと伊福部昭作品です…モンクや伊福部を彷彿とさせる独特のノリ・マアイを抱える作品群にストラビンスキーやハードロック、他にこのような宇宙を感じされるのは声優でもあり歌手でも作詞家でもある小松未可子さんにも同様な不思議な縁を感じます、時を超えたり、果てにある背景放射をさり

              4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page185


げなく肌で感じられる師匠みたいな…。…実時間の中で。反復を繰り返す諸相に思いをはせながら向き合ううち込み原稿に、論者は半ばイライラしながらその帰結・終末を望みます。…早く仕上げて、複素時間優位の常世的な音楽の中に埋没したいです。“この曲専用のシステム”-<タイムマシン・システム>の道程もまだまだですから…。

・儚い私達は、手堅い確かさに…実数的・直線的不朽的な在り方に縋りがちです、拠り所にしがちです。しかしその縋り方・拠り所は虚数的・流動的…時がないと無意味で微かなものを端折ってゆきます。…「理数的には演算上のスピードアップ要請で突然、『無限遠』から巨視的に眺め、微かなモノも・行間もを些少するお作法なのです。」-(この『無限遠』なる文言は本論初出です。…なお無限小に纏わる数式とくに分数の分母の破綻の取り繕いは微分として概略お話してきました。)

・…ゆえ論者である私たちは、数学~物理学の前提と行間に固執してきました。…それも流動的・似た類比を繰り返し繰り還し~固執し、確かさの情報サイズの圧倒的に格差に抗おうとしてきました。…その抗いはきっと…3~4分で終わってしまう曲-波束の集合体に、一時間を超える大作・大曲からほとばしる波束の集合体に聴き入るのも抗いなのだとおもいます、音楽は“安全装置付き”で安全に出来る抗いなのでしょう、私達が『ここに居てもいい?…そう佳いのだ!』と結論してしまう私達は抗いきれたことになるのかもしれません。

・物理学的なモノサシに換えると私達は波束の様です…どれだけ波束がシンプルでもどれだけ波束が難解で複雑な構成でも感情移入~“あ~我”の様な<もののあわれ~しみじみしたとした>気持ちになり得るからです。波束は、数学的に果てのない波動を足し併せて~波束自らが引き寄せてつくるからです(ここから少しだけオカルトです-ご容赦)…ここに数学的虚数は関わっていないのかもしれませんが解りません、外在的電源の意向で拵えたモノではなく波束自らが引き寄せるのです。(何故なら外在的エネルギー供給があるなら“ここに居てもいい?”で私達はこんなに苦しんでこないはずです…ここでオカルト終了…ご理解出来ない方も論者がブ

              4部:薀蓄鳥瞰:(喉その2:覚醒)page186

ディストとして括って頂きたくお願いします。)


・…ここのパートは少しだけ耳鼻科医の雪が口を挟みます、勿論基調は恵美です…

・「ホーン(構造)から出てくる波は平面波か?」という宿題は、数多の行間を孕ませながら“なんとか”…、なまじ頭の良いヒトは行間を端折り血の気や五感を疎み摂理神にあやかろうとします~ですからオバカな長渡二人が…。ハイファイ難民同様オバカを自覚~実存認識しさえすれば“結構いける”ものです苦手をきちんと認識すれば恐いものなど無いのです“ともかく”…こうして“辛うじて”ここまで…(ホーン=山彦召喚魔法構文解説まで…)たどり着けました。

・…ですがこれで全て解決というワケではありません、…実際のバックロードホーンはA)空気室やB)スロート比<喉:x=0のホーン断面積÷振動板の実面積>やこれに纏わる諸々のC)諸属性D)その他、相互の弱い関係性についての検討がまだだからです。

・…数学の行間に佇む『点~0の弱点』を薄ら伺い知り…取り沙汰し加害することを避けつつ…波風を立てずに“◎常魔法”的に修復することも上手くいったと思います…◎少し清々しいです…。…ですが、他方~取っ掛かりの糸口さえ分からない、物理学者&分析心理学者パウリの常套句-「問題にもならない」「間違いにも~至れない」=『物理学的次元を持たない“自然数1”』<言い出しっぺは『日本のこころ』の著者、勲章辞退-栄誉競争に与しない?常魔法的数学者、岡潔さん>…次元を持たない故何処にでも存在~実存しうる…ですが無次元のため形而下の実体がない『点~0』ほどキワモノの“◎匂い”はありませんが、こころの虚数的カタスミに留めおきエージングしたいものです。

・…時の経過あるいは長渡恵美・雪の進化~音響工学の理解が深化すれば数学的に解析できるものとおもっていましたが、スピーカーあるいは声帯は、幾つもの構成属性で出来あがっています。…ですからホーン構造のように一筋縄(数学一本)ではいかなかったことに気がつきました。…★(スピーカーは大きく:振動板その重さ~大きさ~硬さ=伝播速度~内部損失・これを支える周囲のエッジ・ボイスコイル・ボイスコイルを支持するダンパー・ボイスコイルを貫く磁力線=磁気回路…に属性分離できます)-★(声帯は甲状軟骨<喉仏>の内腔に幾つかの筋肉で吊された開閉できる番の膜です…カタチはシンプルですが声を出すメカニズムは先のスピーカー系統の録音再生-文明システムより複雑です。:声帯は身体全体で支えられています…一方声帯も声を出す機能のほか肺に飲食物が入らない様…むせ込み防止・吸気の清浄化~咳・クシャミ<気道内異物除去>の引き金などおおきな保安システムも担い支え合っています…声帯は属性分離が酷く困難ですが、波動属性がどのサイズでも垣間見えてしまいます:なによりスピーカーの録音再生-文明システム同様『何を声に込め附帯させ意味・真意を伝えるか?』…例えば山彦召喚の「ヤッホー」の波動にも果て-境界からの相互共鳴~相互に清々しくなるのに欠かせない訳-意味があったわけです。~刹那であれ“ヤッホー”とか「波、乃至波打つものが目撃された」ということは、=波の定義の大前提からして“時と~空間の果てから果てまで”遍く拡がる振動数の似通った幾つかの波が重ね合わされたこと…と数学的に全く同値なのです(残念ながら、この現象のどちらが先か~鶏が先か?卵が先か?『自然数1』同様どうも答える術がありません。)…:page19~21-副題<果てない波から限定の波>-御参照ください

                     page187+1

:…この件でのみ早熟の恵美が話した通りで、長渡二人黙々とバックロードホーンを作りながら異~色々かんがえてしまった結果。…そんなワケ“ですから”…

・…勿論、電子が作る生体内分子境界も声帯が生物個体との複雑な支え同様に生体内分子境界も「ヤッホー」と支え合い“相互に清々しくなる”-“ワケ”でもあります。…波だけに)

・…その様な相互関係においてはスピーカーも声帯も同様に数学一本ではいきません。しかしながら互いの相互に大事なことを往き来~相互共鳴ができるワケです…夜になると虚空が『ココニイテモイイ』…と囁きそれを受けて生体内分子境界も「此所に居ても良い」と認識し個々の境界も安定するワケです、…もしかして私たちが「ココニイテモイイ」と認識しうることで、もしかして果てもココニイテモイイ!と…共鳴だけに感じているのかもしれません…この深化なければ数学的に追求はまだ先…諸属性の関係くらいは伺い知ることは可能です。…

・さておき。実際のバックロードホーンの諸属性A)B)C)D)…の相互関係は数学主導ではなく、集合的に経験的に…あるいは長渡二人がバックロードホーン製作の失敗経験から編み出されたものがあります、紹介させてください。

・●大きな要素はバックロードホーンの空気室の大小です。

・●もう一つは以下の“スロート比”です。

・●最後の一つは共振鋭度Q0(本来ここの0は小さめの文字で表記します)

・…以上3つ

・…共振鋭度Q0とは:スピーカーの振動板が軽いほど、同じく振動板がしなやかで硬く自体の伝播速度が速いほど、ボイスコイルの巻き数が多くボイスコイルが軽いほど、そしてボイスコイルを貫く磁石-磁気回路強力なほど…

・…共振鋭度Q0は低い値を示します。…通常スピーカーは0,2から1,0ぐらいの値です。

・今日的にはこのQ0は低めの方が良いとされています、しかし低すぎると強力な磁気回路とボイスコイルでつくられるスピーカーの動きで発生する起電力<いわゆる逆起電力といわれているものです>で大体オーディオアンプの出力部分の内部抵抗はたいしたことないので<モノによってはほぼ0Ωというものまであります>この少ない出力部分の内部抵抗のせいで、振動板の無用な<音声出力信号と関係のない>振動板の動きを過剰に抑えこむ傾向を強く強烈に持ちます。“実数的”には聞こえが良いようですが、振動数が振動板と空気室が共同で作る最低共振周波数近辺ではこの逆起電力によって振動板は過剰の制御され、±端子をショートしてみれば分かります、低音が殆ど出て来ない貧素でクールな音のスピーカーシステムとなります。…したがってQ0が0に近いスピーカーはバックロードホーン専用です。バックロードホーンに組み込んだQ0の低いものは、ボイスコイルと強力な磁気回路がつくるエネルギーを振動板の過剰な制動に向かわせるのではなくホーンと空気室を介して3次元の空気の圧力変化~エネルギー変換していることになります。…ホーン動作が上手くいっているスピーカーが振動板=コーン紙が殆ど動きません…少しは動きますがバスレフ型の様には盛大にゆさゆさしません。…あるいは低音部ユニット=ウーハーで強力な磁気回路をうたっているものは低音がでない馥郁としたのが出ない…

                     page188+2

か、低音を出すためにやたら重い振動板を動かす(概して出てくる音も重たく追従性が悪く低音部の音を引き摺る傾向があります)ための磁気回路と考えていいと思います。…また逆にQ0が高いスピーカーは振動板が重い(低音の再生下限周波数特性を引き落とし拡げるために振動板を帳尻あわせに重くすることもありうるわけです…)…重いか磁気回路が極めて貧弱過ぎるスピーカーはQ0が高くなります。

・…この三属性でバックロードホーンをつくってみましょうか…経験的に出てくる音のキャラクターを伺い知ることが出来ます。

・…一般に流布している空気室とスロート比(:x=0の喉の面積÷振動板面積)で場合分けしてみます。

①-空気室:小・スロート比:小

②-空気室:小・スロート比:大

③-空気室:大・スロート比:小

④-空気室:大・スロート比:大

挿絵(By みてみん)

①-室小・比小

:欠点:ユニットの背面の音が逃げにくく低域に三次歪み=非直線歪が増える。Q0が低い駆動力の強いユニットでその傾向~欠点が強くでる。

:利点:ユニットとホーンが小さい空気室で接合されるためホーン鳴きの付帯音が少ないQ0の大きい非力なユニット向きで、ホーン負荷をかけやすい。Q0の大きいのを小さい空気室にいれると空気室と振動板での共同のピークが出来そうでした…。スロート比が極端-☆(…0.3以下?因みにし共同のピークが恐くて試験を兼ねてスロート比を小さく0,25にした<一号機>のホーンから如何なる音もでて来ませんでした→片チャンネルQ0高め8連のトーンゾイレシステムのスピーカーを2個減らし6連のシステムしたら歪の少ないホーンとなりました。因みに出るようになったスロート比は0,33でした。…)☆-で無いかぎりホーンが外気とマッチングしてくれるため?(上記経験を解釈しなおすと?…ホーンの喉が可動の空気室壁面となり硬い設定の空気室の性質を変えた?数学ややこしそうです大変に)…想定されたピークも出ませんでした。

②-室小・比大

:欠点:空気室の緩衝作用≒比喩的にコンデンサーの並列接続が小さいため?ホーンから中高域が出て振動板から出た直接音と背面からのホーン音が緩衝して粗いざらついた音になります。また、Q0の高いと制動が効かずその傾向が強くなる…と、いわれて来ています。

:利点:磁気回路が強くQ0が低い強力な磁気回路をもつバックロード専用用ユニットだと豊かな中低音を得やすい。長岡氏設計のホーンはこのタイプがおおく良質のトランジェント(=追従性…余計な音を出さず引き摺らずその上で豊かな)低域がしっかり出ている。

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③-室大・比小

: 欠点:空気室の緩衝作用が大きくなるため、ホーンからは中高音ばかりか低域の音も出にくくなる、また空気室の緩衝作用が大きいためホーンによる振動板の制御不確かで実際振動板=コーン紙がよく動きました。<二号機スピーカーはQ0高めも禍して>音も追従性悪くバスレフそのものの音でした。

: 利点:Q0の高い非力なバスレフユニットでも使用可能ですホーンがバスレフダクトの様…音もバスレフになる。「グラフ4」のfc=ホーンの遮断周波数を低くすると極低域でもホーン負荷がかかり得る。…☆…<“二号機-改”→空気室を小さくする~空気室に角材を詰め込み空気室を小さく概ね三割減したところ、バスレフ様は幾分改善し極低音でも再生可能となりました…蜜蜂の羽音?8~10Hz辺りでしょうか…ドキッとするくらいリアルでした…民族音楽でこの様な極低音が入っているソフトはありますが、クラシックやポップスでは低音で破綻しない安心感「ココニイテモイイ」はありましたが、ここの利点は大きくはいかせませんでした。>

④-室大・比大

:欠点:制動しにくくホーホー・ボーボーなりやすい。Q0が高い非力なユニットでこの傾向が顕著。

:利点:Q0の低いバックロードホーン専用ユニットだと開放的で豊かな低音がでる。構造的に共鳴管に近い。…Q0が低い専用ユニットは概して高価で…旨くいかなかかった場合の対処は思いつかなかったのでここから派生する試験機~可変してみる属性も見当たらず設計・製作には至れませんでした…

・…ということで、<実は…本論のタンデム柔構造低遮断周波数のバックロードホーン上記試験機1&2号機を踏まえ修復が難しいスロート比は極端に低くせず…でもやや低め…Q0高くてもOKで③のパターン、バスレフ様になっても空気室を加減できる様な…三号機が本論の基本となった次第です。…理論通り平面波はコンクリ製の部屋で苦労しましたが…へや…主にコンクリ壁のエージングに7年強費やしてしまいましたが、快適な音響空間になっています…。>…何処かで繰り返している気もしますが、足かけ8年バックロードホーンに附帯するホーン鳴き=ホーンの平面波&コンクリ壁との共鳴を“どう我慢するか?”あるいは諦めて気密性の乏しい古い家{本作品-三号機製作場所の様な…}に暮らしなおすか?辺りは避けて通れないのかとおもいます。…ですが「桃栗3ホーン餓鬼8年」…ホーンビルダーのため、意外な果実もたらすとも思って筆を執り続けてきました…ハイファイ難民という事態を疎み・気きにもつかず巨きなものに畏怖し、常にダレカから煽り続けられる怒りや憎悪…そんな哀しい幸せもは…勿論アりです…。


                     page190+4




・…

・サイドワインダーの宿題を兼ねて、バックロードホーンの理論と虚数の振るまいの行間を科学的~哲学的~異世界的~比喩・類比的に膨らませて見ました。…、鬼籍に居られる佐久間駿先生のタイムマシンにはマダマダ、たどり着けませんが、ワープロ入力中の午前2時の空…は静かできれいです、先生が塗りこんだ絶対温度+3度の背景放射も微かに揺らいでいます、もう少しだけ辿っていこうかな…。と思います。…でも、先生、もう生まれ変わっているのもしれませんね。

・…機会がありましたら、空気室・絞り率との関係やら、バスレフ(巨大バスレフとしての後面解放型も含めます…後面解放の貧素な物理データーは無響室が産み出し、無響室のみで適応されるものだからです…実働は巨大バスレフです。)のことも考えてみたいものです。…が、さておき。

・…

挿絵(By みてみん)


          ハード=№リングした数式の展望を取り込んだ図譜2(図譜1.1)


・と、マア…。幽界を往き来しつつ、現世に強かに生息する。…ガンとして(…点を巡る?…)『競い』には乗らないフワフワ不思議チャン~不思議オバサン?姐さん。「ョ!」の一応の生成と相成りました。…錯覚=「点の煉獄」とその“脱錯覚”…デコード…ロックしながらナント!…海賊~宇宙海賊の行動・願望属性である「果て願望」。

・…その…“果てに詣でていた”。…この法悦…

・では…また…何処かで…

…以上、をもって。

黎明前史ーAQ誌宛て「サイドワインダー」投稿論文ー前史終了です。

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