本編:常魔法-微睡み-いぬ:その10:(38):坩堝…と蟲 の続き 360p~ (40):歌とタイムトラベル~繰り返される波・リズム396p~
贄を拒絶する常魔法者…ちょっと嗅覚鋭敏な普通の人…。家業を継ぐ・継がないは別にして先細りしていた和田神社の研究会・兼合宿・兼呑み会を引き継ぐことになりました。…参加者は会を続けてきた旧文芸部顧問の逢坂黎一元1中校長と、新たに文芸部OG&OB。…それと…幽霊部員・マイクロバスドライバーの天本守弥…天本くん…彼、何か企んでいて…いるようです。 …そこは嗅覚系常魔法者、察知はするものの、へんなテンションになったままです。…おそらく閲覧のかたも妙な眠気…きてくるかも…。
コンテンツ:
(38):坩堝…と蟲 のつづき360p~ (39):換気~坩堝…和音・不協和音373p~ (40):歌とタイムトラベル396p~
なお、本文中には(38)(39)(40)の様なナンバリングはありません。…御容赦のほど
・「東京の匂い。」「瀕死の黒の匂い…」
・…「…恐らく?…感染症―成人T細胞白血病?で縄文人の
人口がその末期に劇変する、西関東・東北で三分の二になる
…ペストでもそんな酷い減りではなかった…東京近辺は十分
の1…ですから9割がいなくなる。」
・「ある時期、京の雅人はこの地に『穢土』の字をあててい
た。冬は乾燥するものの比較的暖かい、富士山の火山活動が
穏やかでさえあれば、風水的にも地政学的にも水運・農業的
にも恵まれ、傷ついた棄農の人々を支える、黒はそう言う色
合いの黒…雅人は黒に感染あるいは人口著減…あるいは不毛
を重ね合わせる。」 -360p
・…有妃らしき声が言う…「黒色に濡れ衣されたこの地の真
価を見出したのは、平安時代の平将門・戦国時代の太田道灌
…秀吉に敗流を言い渡されて、初めてここの地の利に気が付
いた徳川家康…恐らく知っていたのが頼朝帰京を諫めた北条
氏・板東武者…」
・「黒は縄文人にとってもっとも高貴で命に溢れた色…」
・…「だけど、黒は濡れ衣を着る。」…声には憤りが内藏さ
れていた…
・…自身も濡れ衣を着ているかのような…「邪魔色の黒。」
・
・…有妃らしからぬ声―仲山茅夏らしい声が言う…「白に呪
詛されない黒…」
・「史実・時間軸での確証はないまま、歴史文学では将門と
陰陽道の開祖安倍晴明との接点・密な交流を支持している作
者が多い…」
・
・
・…能直は深く寝ていた。
・
・
・…「だから!」…ハナシにドラマー陶内紀子が介入る。
・「だから、呪詛の際、この国独特のルールが出来てしまう
ことになるんです。…」
・「呪詛の際、大きな制約となってしまうのですが、」
・「坩堝の中から~もしかして坩堝の端~坩堝の辺縁から竃
門全体を見渡せる立ち位置に立ちやすい…」
・ -361p
・「…日本の呪いには重要なルールがあります、自明的に、
呪いを相手にかけると、…物理の作用・反作用の法則の様な
自明的・分析的デコードで、…呪いをかけられたのと同等の
邪気が呪いをかけた側にも生じ。…かけた側も反動的に呪わ
れるのでです、当然、邪法かけた側の格も下がります。…で
すから、呪いにより堕ちた格もエンコード=加筆する必要が
あワケです。…これも呪いで作用・反作用が生じますですか
ら、…最早、呪いをかけることが出来ない―至上・摂理をエ
ンコード=呪としなくてならなくなり―呪いをかけられた被
害者の方は最悪・悪魔・邪…復権出来も出来ない。…という
ことにデコード出来ます。」
・
・…「ですから、この呪いの掛け合いは果てのない至上と掛
け合いの第二位が最悪といった果てない…収拾・出口のない
坩堝…至上・摂理が唯一の勝者に冠を与えるあらゆる競技・
競争・闘争はこのエンコードから抜け出せないのです。」
・「私―陶内紀子はこの呪詛を含めたこの種の競技を否定は
しません…愚直に末席を濁しその行く末に『良きことあらむ』
と占い・デコードするのみです。」
・「敗者を呪っているため勝者は永遠に孤独なのです…さら
に2位の敗者にかけられた最悪の烙印を解除出来ないままな
のです。だから永遠に孤独なのです…参加するものの尊さ・
集うものの気高さを冒涜していることが隠蔽されたままでも
あるのです。」
・「天本さんが聞こえているなら…雑音として排除しないの
なら…『勝者・参加者への冒涜…』なんていいそうです。…
ですが選抜方法・稼点・マンパワー・資金・資材を集めるプ
ロセスに非人道的エンコードがあると、その競技は呪詛合戦
様になります…」
・「良くない事の上に果てがないのです…私―陶内紀子は競
技も持ち込まれるこの種の至上をエンコードされた呪が少し
でも少なくなること。果てのない坩堝に巻き取られ参加しな
がら、極力竃門全体を見渡す工夫・手立て・備えを既に持っ
ていることにアンテナ張り続けようと心懸けています~心懸
けます。」
・「そうなのですが…結局なにも分かっていないのかもしれ
ません。」
・… -362p
・「…ですが。 “ひらがな ”を介して自然の物象に喩える
と把握・理解のオサマリ~心内外のオサマリ、が大変秀でて
います…(少し関係のないハナシもします。心象風景として
の対象=自然の物象の“オサマリが双方とも秀でているとき
…”は、…心象風景としての対象はその本体を表している…
極端な喩えは“我思うゆえに対象在り”…とかです。宇宙は
人間原理…<現代物理学の人間原理>人間の身勝手な都合で諸
定数が決められている~構成されている…とかもその例でし
ょう。)これをデコードとかカタカムナと陶内は呼んでいま
す。…臨床のことは良く知りませんが近隣領域~物見遊山や
寺社廻りにまつわる心理学~神道…では、心象風景(心的内
界)が濁ったり確信に執着したままにしておくと世界や宇宙
が濁ったり・乱れたりする…もう一歩進めて心象風景が濁っ
たままで観察しても閉じて濁った宇宙~坩堝しか想像出来ま
せん。…『良きことあらむ』と願い、坩堝になりかかった穢
土の中でもその小宇宙内部にあるちいさな穏やかさ・願いは
宇宙を閉じたりはしない…これがお詣りや物見遊山の本体な
のです。名所・名刹にゆくと、ナゼカ気持ちが清々しくなり
ます、では清々しくなったなったのは訪れたヒトだけでしょ
うか?…そうなっているお社・拝殿・御神体だけでしょう
か?…鳥居や種々・諸々の結界の外側にはそのすがすがしさ
は届かないのでしょうか?…そんな宇宙~世界や小宇宙~命
は、坩堝と違って、閉じたりはしないのですから。…届いて
いると想います。…そんなことを少しだけ~前意識的に陶内
は分かり始めているのかも知れません。」
・
・
・…“キナ臭い”とも…“カネミ臭”とも!
・
・
・…「やっぱり、後。ホントうるさい。」天本はFMラジオ
のボリュームを大きく上げる。
・…「空気悪いし…窓開けて…全開。」
・
・
・…それは。聞こえるか・聞こえないか?…の“? ”
・…風が騒いだ…口を微かに開いた“ヒュ~”“ヒュ”…
・…風切り音の切片~ FMラジオは連続を断つ…
・その端からカネミ臭が起つ…
・…それは誰かの夢見の欠片、誰かの、あるいは著者の妄念
ないし雑念…あるいは不協和音…
・…無臭のノイズではな…く誰かしらの意図を孕んだ…
・
・
・
・御兼が、ふと。…“不協和音?”…呟く
・ -363p
・
・
・…ラジオの音が大きくて、…よく分からない…風切り音に
紛…イヤ違ウ、に乗って
・…誰かのモノローグも聞こえる…本のページをめくる音の
硬さを聞く。
・…携帯に配信されるアニメの音がイヤホンから漏れる。
・…語り部内の心裏…自我境界が揺らぎ~妄念が揺らぐ。
・…侵入した作為~意図が漏れ出す。
・…弱い数多の考慮が抗っている…微かな背景ノイズ…
・
・?…「この世界に大元の罪が、もし、あるとするなら…」
・?(異世界の人間がその軌跡をデコード=即ち多視点的に
解読すると、その大罪…実は取りさらわれるのではなく無限
に近い有限の遠点に猶予されるだけ、例えるなら―キリスト
の復活と同時にアンチキリストも復活する)…(彼方に猶予
されるというこの欠如~中空は、人間全体が他者に対してと
ても暴力的~限りなく暴力的にしてまう、…加害行為の当然
の反動として呪い返されないから~『呪われない。』と言い
くるめられているから、罪意識からも自由、しかしながらこ
の擬似安全保障にヒトの叡智が入り込めない。…入り込むこ
とはキリスト教社会では原罪という枷・禁止がかけられてい
る。共産主義の聖典にも全く同様の禁止がある。…日本語の
様な『てにをは』助詞・助動詞などを持たない言語では絶望
的に困難で…この事態を至福と感じてしまう絶望…これも所
謂エンコードというもので、個々人がデコード=即ちこの種
の他者に叡智を入り込むことが出来ない、摂理神のベールが
かけられ個々人はこれを取り払うことが出来ない。…それと、
だから、他者への果てない暴力から悪と魔が創造される…ヒ
トが他者・外部・異世界への叡智迷入の禁止~自制に因っ
て、魔王が誕生する…『てにをは』語圏のアニメではお決ま
りのもの…)
・?(それに…)
・?(…それに?)
・?…「クニのオリジン―ムラは価値・富を武力で擁護する
…のが多かった…」 -364p
・?…(神秘のベール・至福のベールも価値…護るべき価値)
・?(…だからどの国も西欧的近代化の過程で苦労する。)
・?…「双方に血が流れるが手っ取り早い…不幸にして、見
た目の分かりやすさがある。」
・?(だがその血は非戦闘員も巻き込む。)
・?(血が流れ命が蕩尽される。…そして魔や悪が量産され
る…逆にこれを逆手に取って敵意を贄に・巨大魔法を後ろ盾
に現代専制国家が次々に生まれてくる。…敵意の贄は安直な
メディア商売・革新イデオロギーにも結びつきやすい)…(多
くは専制国家であることを対外的にも内部でも内情を語らな
い…言わない~言う術がほぼない。…オリジンの国でもこの
逆手を使い出して国もある)。 ?…「問題は他にもある反
動の呪いが猶予されているだけなのである。」
・…?(当たり前のことは往々にして困難。)
・…?「困難さは競争下や坩堝内では困難だが…」
・…?(競争の離脱は絶望的困難じゃない。デコードを個人
が弁えるだけで…不自然なエンコードに惑わされない勇気・
覚悟を持つだけで巨大魔法を弱体化できる…無効化はできな
い…過剰に強大化し魔法全体は反って脆くなる。修正エンコ
ードには莫大なエネルギー・資金・人手と煙に巻く論理も必
要…。…何処かに敵意の贄代も生産される。)
・?…(当たり前のデコードはその勇気さえあれば誰にでも
とても安価に出来る…命を繋ぐ資金を脅かすようであれば止
めればいい…)
・?「…だけど、和田クンと有妃さんは邪魔だったの…、」
・?「あの人…学年主任で、有妃さんの暴行を加えた呑門。
あいつは、お人好しに成ってゆく東京人や、競争心も萎えて
しまった良い人たちの繋がりに赤旗を持ちこんだ。」「あい
つにとって文芸部は極めて不愉快なグループだった、」「早
い内から刈り取る…すると…本部にも名が通る…仔細感知し
ない本部はヤツラの筋さえ通せば問題ない 有史と言っても
大和時代からずっとあいつの血筋は宗主を大陸東部…あとは
言えないし」 -365p
・?「生産が数値化されると頻繁にゼロサム―無生産・無能
が明確化される。数値化が不十分だと食いぶち分によるマイ
ナスサムであっても担保されている備蓄・インフラ~ライフ
ラインによって大事には至らない、これまではずっと数値化
が適当だった。」
・?「流動するもの」「見た目実数値“0 サム”でも裏で創
造を誘導する幽霊~ポテンシャル…虚時空と言っても良いも
の…」
?・「実数~実動を辿っても見えない大事なもの…」
・
・?「最近成人したとは言え、年端もいかない若蔵者がいっ
ちょまえに御託並べられるのはね、ボク…ボクラはそれぞれ
の未来からの誘導~あるいは単純にお化けの所為…」
・
・
・
・…御兼がまた…「不協和音。」…っと
・
・
・
・?「ボクたちは何故か幽霊が見えない…如何にもソレ=幽
霊が見える瞳をしていない」
・?(あるいはボクラ自身がもう幽霊かもしれない。)
・?「でも、キミはあの学年主任―呑門じゃないよ。」
・?「運転手―天本守弥。巨悪出て行け、憑くいた依り童の
者は現在運転をしているのだ。…出て行け。だから、ちゃん
と運転しなさい。」
・「何言っているんだ?俺は俺、天本だよ。…キミは誰?」
・?…(ボクは風、昔から吹いている…だから未来からも吹
いてくる軟風でもある…前肢を地に付かなくなったサルに…
立位故、昇圧と覚醒ホルモンに依存せざる得なくなったサル
に…根っこを食べて頤が丈夫になって声が出せたサルに…腰
部を毛皮で覆ったサルに…『てにをは』を導いた…風。言葉
をムリクリ竜に押しつけた覇金の隕石ではないよ…ほら、ヒ
ュ~リラ。)
・?「…さもなければ情報ネットワークをAIそれも巨悪御
用達のAIに洗脳でもされたのだろうか?アマモト、モ~リ
ラ?」
・ -366p
・?(そこの幽霊たちは『遷都~遷宮が許される・出来る』
という選択肢を以て『何かある』と言いたげなのだ。…坩堝
に気が付き抜け出し竃門全体に気付けるインフラ―命を支え
る重要な社会基盤・担保なの…)
・
・
・?(…『何かある…』という形態の予言の的中率は百%…
但し『―何か…―』のことばは言語ではない、過去・未来を
往き来する風…あるいは風穴。だが、0%から100%の間
の無次元の数値=的中率など出てきてから、占いや宗教にお
ける信仰や占いの集中の格が下がってしまった。…的中率は
所謂邪教を沈静化する作用もあるが…真っ当な土俗信仰も抑
え・封じ込む。)
・?『なぜ』
・?…(邪教と同列にされ排除される、叡智の迷入が禁止禁
止されていない真っ当な土俗信仰もある…どっちも『なぜ』
に拘る)
・?「では?」
・?(減謀のための備え―制謀のための備え…)
・?「巨きなものは人を黙らす、洞察や観察を静止させたり、
選択肢の幅を減らしたりする…選択肢の幅を狭めることは極
端に分かり情報を加工することも含まれる、そして巨きさ・
数、善悪を超えた手段・暴力・権力の多さを、矛に。…精確
や正義を盾に。…判断を急かす…。巨きさや反復は物事を見
えにくくさせてしまうことを忘れてはならない。巨きなハカ
リゴトには決まったスタイルは無いと考える、だからハカリ
ゴトを減らすソナエで、減らす理論でもなければ完全に解消
する具体的手立てなどない。…だから、備え。」
・
・?「何よりある事件や変化・変更があったときに誰が得を
するか考えてみるのは陰謀発見の取っ掛かりになりやすい。
潜在的なムーブメントは知覚しにくいが変化や変更の下地に
量的な競いや質の差異や境界での不穏・格差がある…単純に
国境だけを言っているわけでは無い。」 -367p
・?「通常、真っ当な大きな力は多くの人の信頼を寄せられ
ているので変化・変更で棚ぼた式に旨すぎる利益が生じたと
きは、信頼を寄せる人たちに対し、棚ぼたが謀
ではなかった説明をする。…が…謀で棚ぼたが生じた場合策
謀する邪で巨なる存在は極端に注目されること恐れ説明をし
ない、邪さを隠す、あるいは不慮の出来事・想定外の事象と
して極端に説明を端折る。」
・?「~あるいはわかりやすさの特化を究め、その結果極め
て陳腐で受け手にとって不満足な説明をする~(受け手が飽
きる時まで)…繰り返す。」
・?「わかりにくいことは重々承知で繰り返すよ、言い始
めの通りだ、天本くん。…判断を急かす…。巨きさや反復は
物事を見えにくくさせてしまうことを忘れてはならない。巨
きなハカリゴトには決まった傾向も対策もお決まりのスタイ
ルも無いと考える、だからハカリゴトを減らすソナエで、減
らす理論でもなければ完全に解消する具体的手立てなどな
い。…備え。これは不精確を極める…匂うぞ臭いぞと言うフ
ェロモンを出しつつ、急かされた判断(~ワクグミ)・数の
巨さに乗らないこと。…数の多さに目を奪われないこと」
・…
・?「巨悪ってそれに加担するAI?…どちらがオリジンだ
か分からないけど核酸シークェンスも?…ウイルス観ても分
かるとおり一次元シークェンスの分自由だし倫理善悪の枷も
ない…でも、存亡の危機―リアリティーは共有出来るかも…」
・
・
・
・…諸々の背景ノイズが、一瞬。途切れる…。
・
・
・…「不協和音!」…
・
・
・…散乱するノイズを纏めたかのような声が通る…、
・
・
・「それはそうですね。リエチャン。」
・
・
・
・ -368p
・…「…私―リエはもやもやしながら。…リアリティー=和
音~和声…そんな存亡の危機が孕んでいるなら共有も…予知
というのはおこがましいけど、和声―和音には成っていそう。
それに乗って…唸りハモりビブラート―コブシ…みたいのを
感じるンです。…ある種…“予知的の括りの感覚”です。…
でも予知ではないのです―予知は無次元の的中率…というの
数値の奴隷ですから…。%は分母も分子も同次元の実体物理
量なので無次元(…物理実体のない数学概念…)です、いぬ
であっても少しでも抽象力がある演算プロセスのなかにでも
無次元~%は何処でも入ってゆけるのです、どこにでもあつ
かましく…。私も嫌がっていますが…。確率統計~検定で出
てくる%を露骨に嫌がったのは物理学者のパウリです、%の
無次元―質量も長さも時間もないものは何処にでも憑り込め
て…加えて重要な意味(例えば揺らぎ・不確定原理・誤差・
観察者効果~観察者問題)を内在している物理量を巨きなマ
スで統計大前提である“質 ”をも、挽きつぶすような無次
元の数値~『統計の振る舞い』を、パウリは酷く嫌悪してい
ました…『サイコロを振る不確定性原理』を嫌がったアイン
シュタインとも似ています。」
・
・…「和声?」
・
・
・…「リエチャン?和声って…」…天本守弥は FM ラジオを
ほんの少し絞る。
・
・「天本、運転!聴き耳しない。」
・「天本、ホント … 黙って。」
・「天本、ホント 静かでオネガイします…。」
・
・
・
・
・…能直は深く寝ていた、…。
・…だが寝息は風切り音・FMラジオと連動していた
・…寝返りしながら、能直は再び…「オレじゃない…」
・
・…「二笑…」「…相竦み」「手詰まり。」
・…「ねこ」「椰子の公女」「展覧会…昏と対峙…」 -369p
・
・
・…そして、もう一度寝返ったとき…
・
・…「大事な―ものの富、もののふが護る」
・…「護りきれない…ら…見えなくすれればいい」
・…「ハンター、は。…急・い・た…。」
・…「…贄が見えなくなればハンターは食い合う。」
・…微かに柔らかに微笑んだ。
・…「硬、拮抗、…急く、競う、では見えないまま…」「で
も、もう出口…。」…
・…そう言いかけ、また寝息をたてていた…。
・
・
・
・
・…「…少し俺に言わせてよ、和声って、俺の親類にお茶屋
~茶畑を運営しているのがいて、茶葉の出来・不出来は不二
尊の裾野の残雪で予知出来るって…ジイサン予知って言葉は
謂っていなかったかな…何だっけ…ともかく裾野の残雪でそ
の期の茶葉を刈り取るタイミングを決める、あ。…爺さんー
“ノリ ”って言っていた。…和声ってそんな感じの乗りで
いいんだよね?…その“ノリ ”でお茶の品質比較的安定…
でもそれは管理じゃない…残雪の量ではなく残雪の形だし、
刈り取るタイミングってのもジイサンの不整脈の落ち着き具
合とかキブンとかで決めている…トカ、サビとか、シメとか
…サッパリ分カラン。…」
・
・「ありがとうございます、先輩。」
・「フゥ~ン」
・「フゥ~ン」
・「…ヤルじゃないか、天本。」
・「でもそこのジイサン―爺、やる気まったくないんだ。本
当に…ビジネスで勝ち抜くつもりなんかハナッカラ…ないん
だょ…『あんなヤバい橋…』ってね。」
・「…それでいいんじゃないの…天本?」 -370p
・「何いってんだぃ。そいじゃ有妃さん、リスクも呑まない
と店潰れる。株価も本当に安定しないし…」
・「それはどうだろう?天本…、」「株は下がってゆくだろう
ね…でも坩堝からいつでも抜け出せる…」「御兼さん、これ
も坩堝でイインだよね?」「そのお茶屋さんの株、安定もし
ないし上がりもしない。…けど、株価の集団暴落のダメージ
…ボクは知らないけど…どうなんだい?」
・「…う~ん」天本守弥は黙ってしまった。
・「ナビの助言、…バックミラーの美女たちに気を散らさな
い。右後ろに湘州平野、左に三笠湾にも見とれてない…少し
キミはアブナイね、運転は商売と違う…リスクは完全に排除
しなければいけない。」元顧問―逢友もクギを刺した。
・「…68点!…68%…」
・…ハナシは白けかけていた…、「おっ…とっと、」一瞬、
車に軽い左の横Gがかかった。
・
・…車内は様々な溜息が出ていた。…眼前の車窓風景―68
点とは68%の無次元…次元制限のない68%、観察者天本
の無次元判断である…。天本は左側にいた地味な色の原付の
ラインを見誤った故の横Gであった。…まもなく『脇見運転
・禁止』の大きな看板があった。バックミラーの美女たちの
何人かは笑っていた、 “観察者問題 ”と呟く女子もいた、
初めは苦しそうにトイレも行かずほぼ寝込んでいた能直も…
目を瞑ったまま微笑していた、…いい夢でも見ているかのよ
うに、…言い出しっぺの古狸・逢友―元顧問は笑いを堪え含
み静かに左側に拡がる海をみていた。
・
・
・
・…混ざらない空気、匂い・夢見…多様な観察者…
・…ざわついた空気…
・…“遠い”観察者…たちが…
・…車窓風景―観察対象を―空模様や空気も歪め~変えてい
たからである。
・…車内の観察者は観察者であり続けたいと望みそして語る
が…、 -371p
・…元より、車内の観察者も“遠くの”観察者も…互いにそ
の対象物でもあり…、
・…トモドモ…坩堝の中に填め込まれている。
・…車内も硬く混じり合わない空気の坩堝のように…
・…車内は、まるで車外の包囲網からも坩堝に貶められてい
た。
・…カネミが匂う。…即ち、車外の“遠く”の観察者~ハン
ターがいた~狙っていた。
・…銃を向けられたときの、鋼くさい砲身の空洞から発する
共鳴の匂い?音?…強大・強力なホーンスピーカーが今将に
爆音を発しそうな…緊張と匂い…
・
・
・
・…そしてその困難状況は、能直を陰気と眠りに陥れる。
・…だが…。
・…車外のハンターも対象物であり、坩堝の中でそのことは
排除され混ざらなかった。
・…能直の狸寝入りの様な夢見とカネミの匂い~不協和音が
引き起こす誘いに…坩堝からの脱出口を探る。
・
・
・
・…こんな危機を知っていたのは顧問、察知したのは菅原と
出口…
・…カネミの毒魔での眠りの中―夢現の能直は藻掻き抗う。
・…そのことを夢見の介添え…菅原と出口はその資質・経験
で危機に応じた。
・…坩堝の中で贄となりかかった能直は介添えに支えられ、
ハンターの前で姿を隠せた。
・…車外のハンターたちは巨きなものを背負いそれ故、永遠
に観察者を続ける。
・…永久の観察者は、対象物=被観察・観察されるもの、と
なることはない。
・…だから狸寝入りで、観察者=ハンターたちの目前の贄が
消える
・…のであろう。 -372p
・…だから入眠の悪夢から中断なしに悪夢が解け能直は普通
の眠りになり
・…車外からハンターは丹念に対象の車を狙っていた…だが
狸が寝入って贄が消えた
・…のであろう。
・…車外のハンターたちは食い合ったかどうかは誰もが預か
り知らぬことだった。
・
・
・…だが能直の狸寝入りの中―夢見ではハンター達も車内同
様…混ざらず食い合っていた…様…だった。
・…そうではあったが、夢中の風は爽やかになっていた。
・
・
・…そうでもなかった。…まだ精緻な解読―形神名―カタカ
ナ~カタカムナ…が要る。
・…そのことに英雄でもない、無能力の彼等は気が付くだろ
うか?
・…逃げたコンドルはまだ見つかっていない。
・
・
・
・
・-換気~坩堝…和音・不協和音ー
・
・
・
・
・
・…有妃が口を開く…。
・
・ -373p
・「…ボクはね、戦い・競い・闘争しようとすると…“空
”…かな、空に纏わるイメージ…衝動を伴うイメージが出て
くる。…ボクは何処かで競いにはバッカ馬っ鹿しい空しい衝
動が憑いて廻る…虚しいにはこの衝動がない―籠もるだけの
…変温動物的虚しいはボクにはない…最近変温爬虫類にボク
は観られてしまいようだが…坩堝の呪いに憑り込まれそうな
ときボクのこの空なる衝動は動かす…周りも動かすのかもし
れない。…そのノリでボクが爬虫類みたい見える…つまり今、
坩堝から窯門の例えでもないが竃門的なみたてをどこからか
要請されているのかもしれない…」
・「?…果てを観つめる海賊と一緒?」
・「?学園アニメの中の常魔法…?」…漏れ出ている
・「二中文芸部が何故集えたのか?私たちの周りにいい人…
例外もいますが、が集まれたのか?蟲の居所が分かった気も
してきました」
・…
・「思考を形にすることは、蟲さんの拠り所なるのかも…」
・…「今一度窓を開けます、入り込む風で閉じた~閉じかけ
た窓を開けて見てください。…交差点には赤信号でとまって
いるこのハイブリット車しかいません。」
・
・「淡い潮の香りと微かな潮騒…」
・
・「静か…です。とても静かで…それまでどれだけうるさい
ところにいたのか…し~んと言う音が聞こえているみたいで
す…し~んと静まりかえる…の“し~ん…”です。」
・
・…「ですが、し~んは一重ではないみたいです。戸波の喧
噪を裏返し…喧噪ゆえ~喧噪有るが故の…“し~ん…”の様
です。…何かを、支える背景ノイズ…」
・
・「車外…東京から引き摺っていた、混ざり合おうともしな
い空気は少しだけ和らいでいます。…坩堝も概ね同定され、
その出口も見えてきました。」
・…静かな交差点は車に青信号を指示する。
・…「換気終わりました、窓から粗い風が入ってきます。窓
はご自由に…」
・
・
・…「…ゴメンネ、リエチャン天本くんのガス抜き手間取っ
てしまって…また割り込んでくるかもしれないけど…リエチ
ャン?お話つづけて?いいかな?」
・ -374p
・
・
・…「不協和音はよく分かりません…テンション-コードと
でもいうのでしょうか?…私の中では曲に依りますが“香・
辛料”的和音…です。」
・「…では、とりあえず。…1オクターブ…例えばドともう
一つ上のドは直感的に振動数が倍なのは霊感的に…分かりま
すか?…」
・
・…“ウン!”…
・
・…「半音は振動数にして 1,059463…(極白身ーゴクシロミ)。
この半音増を十二回~「ゴクシロミ」の?乗すると…1オク
ターブは 1,99999786 …9が5桁続いて786…の誤差ほぼ二
倍になってゆきます、12等分の音階を12平均律といいま
す。今聞いているクラシック~ポップスまで殆どの音楽はこ
の音階で音楽を作り奏でています。」
・
・
・…「1,99999786 とキッカリ 2,0 …この二つの振動数比の弦が
あったとして…」
・
・…??「リエチャン?一緒に鳴らしたら、」
・…(2,0- 1,99999786 …)?基本の振動数
・「…の唸りが生じる?…え~と。約130時間周期のうなり」
・
・ -375p
・「…えぇそうです、 ギターなどの弦の音程を正しくする
には太い6弦の五番目のフレットと次の5弦の開放弦―0フ
レットを同時に弾きます。…酷くズレている場合は唸ります、
弦巻きで5弦を合わそうとすると唸りはどんどんユックリに
なってきます…ともに二つとも駒と 0フレットと 5フレット
とでボディー=胴と繋がっているため共鳴に関与してある程
度の幅があります。位相的には同相の0度で弦だけでなくボ
ディー=胴からも盛大に立体的~4次元的に“小さなコンサ
ートホール”みたいに壮大に鳴り響きます、これは通常共鳴
胴を持たないエレキギターでも同様で奏者だけが味わえる異
空間です。…唸りの小さい音のところは弦の位相同士が18
0度ちがって逆相になっているはずです。」
・…
・「…6弦5フレットと5弦の開放弦の振動数が近づくと私
達の耳は同じ音に聞こえて…先ほどのように調弦の糸巻きに
は巾があるのです。、…ですが何処かコンサートホールの扉
を閉めたような密閉感があります。…個人的にはこの胴共鳴
もし、その上で長周期の位相のずれがある空気感が好きです
…詳しくは知りませんが恵美が詳しい…虚数が絡んで来てい
て、コンサートホール以外の異世界とが虚数を介して繋がっ
ている…極長周期のうなり~揺らぎの明暗…そんな爽やか~
暖か~高揚~重厚…を自分で加減できる巾を許容してくれる
空気感があって、それがとても好きです…ひとえに調弦糸巻
きの巾ですが、…奏者してみると実はチューニング自体音楽
なのです…ですから音程調整=チューニングは機械でなくA
の音叉でやっています。」
・…
・…
・…
・…“長渡恵美がしゃしゃり出ます~言いたいです”…
・「永遠に二つの弦の振動に伴う位相が合い続ける?…恐ら
く片方=5弦の『A ~ラ』は不動~確定の整数値であっても
もう一方…6弦の5フレットは近似の有理数=循環小数…“
不確定”で…位相が合いつづけるのは起こり得ないことで
す!…。…ですがギターの駆体~共鳴胴を共有することによ
って…、…“空気感~風香る”同一振動~超長周期の唸りは
同一音として…私たちの耳・脳は感じてしまいます…。“そ
うです!”…量子同様…12平均律に限らず音階も『量子的
な振る舞い』をするのです…その上原理的には不確定で、か
つ別個の固有振動=6弦の5フレット& A の開放5弦です
が、」 -376p
・…「内界―別個の固有内部振動が駆体~共鳴胴=弾性要素
成分を介し。…更に、音階の不確定性を介して…私たち非内
部の観察外界では複数弦と弾性共鳴体が一体の共通固有振動
として実感~観察することが出来ます…弾性成分がある・共
鳴構造が~介在すると時空は実数単独・孤立でなく―『時空
は複素数』として然るべき相~実体~情緒を伴う実存として
現れるのです。…最もシンプルな弾性体は…空気・電磁気現
象とか… AQ 誌サイドワインダーで述べた…多くは叔母-雪
に依って述べられた通りです。」
・“ゴメンネ…リエちゃん”~:~“イイエ助かりましたょ。
スッゴク!”
・…“この弾性共鳴の『カタカムナ』…時間が掛かっても一
緒に洗練しよう…ょ…。”…“ぅん。共鳴が泣き止んでも…
”
・「アッ。・・・また誰かが弦を」
・「ウン。・・・弦を弾き謳う…」
・…“きぃっと…宇宙でも時でも同じこと…”
・…
・…
・…
・…「…取り敢えず、御兼は…ここでいいのかナと…」
・
・
・
・…「6弦と5弦の調弦が、終わりました。」
・「…この要領で次々と細い弦を調整してゆきます。」
・
・
・
・…「…ギターはその気になれば一度に6本の弦を弾くこと
が出来ます。」
・「調弦が終わった時は高々6本ですが和音を作れます、そ
の時の音はどちらかというとちいさめの音では、あまり空気
感ありません…綺麗ですが、世界?がギターの胴に圧し縮め
られ圧迫感…みたいな。“でももっと響かせれらるよ…リエ
チャン”…。みたいな…情緒~支え?…またすこし大きく掻
き鳴らすと空気感を少しずつ孕んで位相も開放的に、さらに
弦が切れるくらいだと和音に濁り、荒い勢いが出てきます。
これもギターが“鳴く”とか“歪”というやつです。」
・ -377p
・…「弦は強く弾くと振動数が微かに増えます、強い弾きが
弦の張力を増やします、ギターの6弦やより太いベースの弦
ではさらに顕著です。…きっとそんなことだとリエは思って
います。強く弾くから和音が乱れてゆくのです。」「リエが
ギター好きなのは閉塞感や空気感~清々しさ、そして滲み・
乱れ・濁るを自由~自在に操れるのが他の楽器に比べ著しく
得意だからです。」
・
・「ぇへ、…なんのハナシかというと、純正調の閉塞感のハ
ナシ…と、引き続き、平均律のハナシを混ぜてお話したいで
す、…ギターのための楽典みたいな…」
・
・「Cの純正調では1オクターブ上のド=Cを振動数比1:
2キッカリの出来ます。楽器数・音の数・和音が複雑になっ
て濁り・乱れはありませんが、2音で構成される和音では酷
く閉塞的です…遊びを許さず完全に調弦してしまうと…(ギ
ターでは“不確定”要素がてんこ盛りでほぼ無理です)頭痛
を引き起こしそうな…世界が坩堝…みたいな共鳴音になって
ゆきます、(電子楽器ではこの完全純正調チューニングは可
能でしょうが…スピーカーやヘッドホンがまだまだ超アナロ
グ<弾性体>なのでまだしばらくは問題ないかと思いま
す)。」
・「…」
・「多湿のここで、ハナシ続けると息が詰まりそうです… C
の純正調の御当地…寒冷期~乾冷地では気にならないと思い
ますが、」
・
・…「昨今の初夏・晩秋の湿った暑苦しさの中では、純正調
の音楽は、リエは駄目でした。…ホントに。」
・「私の理屈とは関係ないのですが、大音量で崩れないスピ
ーカは小音で閉塞感が顕著で…概して能率が悪いです。小音
量で風通しのよいスピーカーは音が大きくなるにつれて滲み
・乱れます…リエはオーディオにも向くと思いますが、楽器
用は専らコッチです。」
・ -378p
・「…それ以外の音階の音楽は…古典調律と表記されたり単
純に民俗音楽と表されりしています。その中には1オクター
ブを9等分(トルコ古典音楽)とか5等分(ガムラン・東ア
フリカの木琴)、7等分(タイ王国古典音楽・東南アフリカ
の木琴)や更に多い15等分―15平均律、17、19、22
…の平均律などもあります。これはともかく…デス。」
・
・
・…「平均律の長所はどんな転調でも同じような和音が聴け
ます、また十二平均律の和音は聞き様によって・聞く人によ
って空々しく聞こえたりします。」
・…
・御兼はバッグから携帯で何かを探しながら… 「えーと、
ドとソは大体 1,4983061 、…ドとミは 1,2599206 …振動比」
・
・…
・
・「これに比べ純正調はドとソ(完全5度)の振動比が綺麗
な分数でキッカリ3/2の 1,50000 … ドとミ(長3度)で
はピッタリ5/4の1,250000 …だからこの純正調のドミソ(基
音ドと半音4つ分・7つ分上のミ・ソ…コードで言うとCメ
ジャー~Aマイナー)は大変綺麗でその見事さは誰にでも判
ります…。滲みも無く、位相も揺らがないため閉塞感も来し
やすいのです。」
・「…因みに、レはドに対して9/8、ファは4/3、ラは5
/3、シは?/8です」
・「ですから純正調では…」
・「C=ドミソ、やF=ファラド、Gの=ソシレ…」
・「それぞれの振動比は4:5:6です。」
・「…純正調はこれで乱れもなく暗記もし易いのですが…」
・「…レとラの振動比は…3/2では無く…えぇとレの
9/8の逆数掛ける、ラの5/3、で…ウ~ンと、…ぇ~と、
<…8x5=40/9×3=27>…40/27=40対27
と響き合いがとても酷く醜いのになってしまいます。」
・
・
・…「アッ。…メモありました。」
・
・
…純正調で“ド”の振動を1とすると
“レ♭”は18/17
“レ”は9/8
“ミ♭”は19/16
“ミ”は5/4 -379p
“ファ”は4/3
“ソ♭”は24/17…平均律では√2…2乗すると2になる
“ソ”は3/2
“ラ♭”は25/16
“ラ”は5/3
“シ♭”は27/15
“シ”は15/8
・
・
・…「…で実は、12(分割)平均律から私が逆算した仮想純
正調の振動分数比です…まあ不思議なくらい分母も分子も高
々二桁…本態~本性~証明法はよく判りませんが分母・分子
が三桁~四桁にしても、上の分母・分子が 1 ~ 2 桁での分数
比が最接近します…きっと七桁以上ではさらに最接近できる
かもしれませんが…」
・「分母・分子が一桁のはレ・ミ・ファ・ソ・ラ・ドで 12 音の
内半分が整った~綺麗な比になっているのはどのような“え
にし~縁”なのでしょうか…時が関与する物理量は 6乃至 12
という数字~数量で纏まりやすいのも単なる偶然とはリエは
思えないのです…」
・
・「アサイくん…甲斐田くんがいればよかったのに…彼…ナ
ガちゃんからのはなしでは…ボーデの法則?っていうの?…
火星と木星との間に沢山の惑星群があって…アステロイドベ
ルト?って?…そこの平均公転軌道半径もカウントすると水
金地火木土天(海王星は…ボーデは知らな
かったみたい)綺麗な整数…二乗×整数+整数定数だとか…
」「アトは原子核を廻る電子の軌道にも整数の制約があるん
でしょ?」
・…「…“?”の切りがないので戻りますが、純正調での基調
シのメジャー=シ・ミ♭・ソ♭の比は綺麗ではありません
…」
・…
・「この音は誰が聞いても、聴き耳をたてなくても、綺麗な
分数比では無く濁った…最早、和音でさえ無い音です。」
・
・ -380p
・…
・
・…「リエは作曲の才能ないので分からないのですが、多く
の作曲家は主旋律の初めの一フレーズ閃いた時、その閃いた
1音・1音のフレーズの中に曲全体から組み上げられる和声
からの支援…そしてその曲には一つも使われない和声から不
干渉…ということは破壊的不協和音の不干渉・沈黙…みな時
間軸上では近未来からの支えがあって…1音・1音が成り立
ってくると言われるようです…作曲家の先生の作風タイプに
よって違うようですが、 閃いた1音には近未来から発する
幻覚的な響き~和声によって誘われて生まれ出てくる…次の
2音目は1音からの和声とこれまた近未来からの発する搬送
波の様な波動の支えで次々生まれ出てくる…きっと企業秘密
で作曲のノウハウなど明け透けにする御仁などいません。」
・…「…ですがこの拙い能力のリエでさえ、次の1音を感じ
たり出来たり、全体の構成が展望できたりするからです。…
単純にその作者の得意ジャンル・音楽の汎神に祝福されたジ
ャンル…と説明する事は出来ますが…音がなり出す直前、無
音と楽音の境目・境界部分は不思議としか言い様のない刹那
が実はあるのです。」
・
・「バラエティー番組でイントロ当てクイズでも…最初の1
音の音色…どんな楽器ではじめているのか…効果音のパター
ンだけで正解出来るのではないのかと思っています。何でも
そうです…最初に湧き出てくるものは全てを背負ってくるの
です。…神秘は日常の刹那に潜んでいるのです。…嵐の前と
でもいうのでしょうか?歌の始まりが近づくと、スーっとノ
イズレベルが下がりはじめ…鳴り出す直前は聴覚的に真っ暗
になります。誰かが霊気でも吸い込むのでしょうか?空気も
薄くなり俄に音が出てきます…この世に顕れ出るのは何でも
それなりの―テツヅキ―がいると思うのです。」 -381p
・「…逆、とでもいうのでしょうか?…セレクターかなんか
の拍子で突然フルボリウムで…それも音楽の途中から飛び出
てくると…出てくる方も・聞かされる何処かが壊れます、聴
き手は一瞬心臓が止ま…ったようにさえなります、世界が突
然破壊されたような…突発的に顕れた音楽の方もどれだけ美
しい音・和音でも荒々しくてノイズと大差有りません…おお
よそ1フレーズ分は音楽としては聞こえません…宇宙がしば
らく安定しないのです…。再生音楽~再生宇宙ではこんなル
ールがあるようです。」
・
・…「きっと、天本さんの農家のお爺さまのノリ・サビ・シ
メと違いますが繋がりの中で全て生きている~生きてくるの
だと思います。…作物の旬・シーズンみたいなリズム的な流
動をもつものが、歌にもあります。」
・
・
・
・
・「…私は勝手に…、」
・
・
『①:序奏―ハシリ。』
『②:…ネ→シテ→トメ。』
・~「…の循環するフレーズ…3つ各々を小フレーズという
ときがあります。フレーズあるいは循環フレーズを2~3回
ループして…」
『③:サビ~サビパート。』
・~「…<そのあとに再び②のフレーズと③のサビが入るこ
ともあります>」
『④:終わりは、シメ、シメパートあるいはククリ。』
・
・
・
・
・…
・「大体この①~④で組み立てられています。…歌が1番だ
けではこれだけです。」
・
・「歌に2番、3番が入ると…①②③、②③、②③…④…み
たいになります。」 -382p
・「歌の規模が少し大きくなると歌のない間奏が入ります…」
・「①のハシリもそうですが、①~④を凝縮した歌のない①
~④が間奏~カンソウです。」
・「…勢い、①のハシリに比べてサビの要素が強調する役割
のためサビと呼ぶことも…」 「また多くの歌は④のシメの
ところが大きくなって…」
・「歌詩なしでは②③④ときによっては②④の構成で、」
・「歌詞があるとさらに②③④がついて、シメパート~クク
リで歌が終わります。」
・
・
・…「歌は一端ここで終わりです。…歌には命みたいに初め
と終わりがあります。」
・
・
・…「ですが、不思議に歌を作るとすぐ…すぐです、歌は次
が創りたくなります。」
・
・
・「…芋蔓-イモヅル…これも不思議で繋がった夢を飛び飛び
で見ています。…これは“デコード?”なのでしょうか?」
・「私は3~4曲で憑依が一端収束します。」
・
・「歌の規模・構成を大きく複雑に出来ますが、坩堝の所為
か途端に長くなります。」
・「何故か摂理的要素で終わることに巨きな抵抗が…長大は
秀でて偉いのです。」
・「同時に歌い手さんの喉を守るためにでしょうか?…」
・「長い複雑な曲ほど歌声のないもの少ないものになってき
ます。」
・
・…「バリエーションは数多…歌の数・星の数ほどあります、
ハシリは歌の一句のループを凝縮したものか、…」
・「歌の始まりのネ、に相当するギターコードを定めます。」
・「ネ、のギターコードを、楽典ではトニック、と呼びます。」
・…「ピアノの鍵盤ではなく調弦されたギターとにらめっこ
します。」
・「ギターは基本的のギターコード=3~5個の音のグルー
プが基本ですが…」 -383p
・3
・「ギターコードのハナシは後回しにします。また…」
・
・
・
・「不自然な外圧・外気・匂い…車内の不協和音が発端でしたネ。」
・
・
・
・…「楽典は難解です」「開発当時ヨーロッパでは数字に“0
”が無かった…さらに音楽の基本型はドミソのCをトニック
を基調とした綺麗な分数比の純正調でした…さっきもいった
とおり、この純正調はB=シ・ミ♭・ソ♭=シレ♯ファ♯です、
実際シンセサイザーでこの純正調を鳴らしてみると…」
・
・「純正調では完全にノイズ…一つの曲の中で転調させると
もはや音楽にならなくなってしまいます。この致命的な欠点
に手を差し伸べ楽曲に取り入れたのが音楽の父バッハでその
改 変が振動数二倍となる1オクターブをオーゴクシロミ=
1,059463 の 比で等比分割した 12 平均律でした。…」
・
・「そう言う純正調の経緯で、マイナーやセブンスやサスな
どのコードバリエーションはピアノの純正調Cのトニックの
みで開発・設定されています、…その感覚でギターの弦~フ
レットをみると…“セブンス= 7th”?七番目?なんの?…
先ほどお話しした当時のヨーロッパでは 0 が無かったのも相
まって…ギターを弾く人間には大きな困難があります。…な
にせギターは直感的に1オクターブが弦長半分・振動数二倍
…+7フレットで弦長2/3・振動数3/2など…フレット
と弦長・振動~“直感物理的な数”のイメージと『楽典の数』
のイメージの絶望的な解離があります。」
・
・…「この場では」
・
・「…ギターの横棒―フレットを押さえるのは0のイメージ
なのです。」
・「ギターに抱かれながらの楽典~音楽の数学は音を出すの
実数部分~数のイメージは0のイメージ…。です。」
・ -384p
・…「0のイメージがない楽典の数表記『1度・2度…』は
おバカなギタリストを混乱させます。」
・
・「ですから…、」
・
・
・
・
・『ネの基音を0とします…フレットの“足し算”をしない
から0です。…そんな"0"のイメージがあります。』
・『+1フレットはフレット1つ分、駒~ブリッジの方に動
かします、+2でも+3でも、+10のセブンス…(通常マ
イナーセブンスが略されています)(<マイナー>セブンス
[略号はm]はCのド《1度》ではじまる《7度目》=ピア
ノ白鍵盤“6つ隣”、更に<マイナー>なのでその下の黒鍵
盤。…というのが“マイナー7 th”の由来だと想像されま
す)。+11のメジャーセブンス[略号はM或いは△]でも
おなじでここは“6つ隣の白鍵盤”です』
・
・
・
・「ネ、=トニックのコードは0と+4と+7。」
・「…例えばCでは0、+4、+7はド・ミ・ソ。」
・
・「…しばらくCの“ネ”で話します。」
・
・「コードCのミはドの0フレット足す4フレット、」
・「同じくCのソは、足す7フレットです。」
・「精確にはCないしCメージャーといいます。」
・
・…「ネは以降の全ての音を予感させます。…ネの音が決ま
ると、…」
・「以降の音全てが決まり、曲が波うち、うねりだします。」
・「ハシリの初めも“ネ”、…あるいは“ネ”、と縁の深い音
なのです。」
・
・
「ネ、の次には…」 -385p
「シテ、=サブドミナントで、“ネ”、に対してF、+5、
+9、+12 or0です。」
「ネのCに対してのコード、Fはファ・ラ・ド。」
「これもFないしFメージャーといいます。」
「C→F→ C→F …を通常数回繰り返します。」
「“ネ”、=トニックのCとシテ、のサブドミナントは延々
と繰り返すことが出来ます。」
「基本これだけを延々繰り返す音楽もあります。」
・
・…「ですが人も汎神もミューズ神もこの繰り返しに飽きて
きます…」
・「この飽きの状況はトメ、=ドミナントを産み出す母体に
なります。」
・「トメ、=ドミナントはネ、のCに対してG、+7、+1
1、+14 or+2です。」
・「同じようにGあるいはGメージャーと言います、ソ・シ
・レです。」
・
・…「この+7で始まる和音はCのネの0、に対して振動数
比が大体3/2…」
・「Cのネ、の音の3倍音3倍の振動数と+7の2倍音が同
じです。ですから、」
・「…引力みたいな力が働き、トメ=ドミナントはネ=トニ
ックに戻ろうとします。」
・
・「直接ネ、=トニックに戻って、②のフレーズ・循環フレ
ーズが終わったり、…」
・「シテ、=サブドミナントに寄り道して②のフレーズ終わ
ることもあります。」
・
・
・
・「①から②までのまとめです。」
・…
・「“ネ”、で枠組されたハシリ、に始まり…」
・「“ネ”、シテ、を繰り返しトメ、を経て“ネ”、に戻って
②のフレーズが終わります。同様に、」 -386p
・「トニック、サブドミナント、を繰り返しドミナントを経
て戻るワケです…」
・「これが①から始まる②の基本で、…“ネ”、が決まると
曲~あるいは曲全体が予想されるわけです。」
・
・
・「引き続いて、③のサビ、の話です。」
・
・…
・「…サビとして決定させるのは…」
・「“ネ”、の0、に対してサビ、は、Eマイナーで、+4、
+7、+11…」
・「“ネ”、の0、Cに対してサビ、のコードはEマイナーミ
・ソ・シです。」
・…
・「サビ、と相性の良いトメ、のG、+7、+11、+14 or
+2です。」
・「このトメ、とサビ、の関係を楽典ではレラティブといい
ます。」
・「サビ、は曲全体から眺めると陰く湿った響きで、トメ、
は陽るい乾いた響きになります。」
・「なお、サビ、は、“ネ”、の+4と+7と共通なので“ネ
”、=トニックに戻ろうとする引力~重力?が生じます。」
・「間奏―サビ、が出てくると…そろそろ終わりましょうか?
のメッセージです。」
・
・「再び…“ネ”、シテ、を繰り返しトメ、を経て“ネ”、に
戻って」
・「サビ、~トメ、のコンビで一度“ネ”、に戻ります。」
・
・「④の話です。」
・「本当に終わるためにはサビ、~トメ、のコンビの様なの
が“ネ”のつがいに必要なのです。」
・「それがシメ。“ネ”、の0、Cに対してAマイナー+9,
+0、+4で」 -387p
・「“ネ”、のCに対してAマイナーはラ・ド・ミです。」
・「シメ、は、“ネ”、の+4と+0とが共通で、この関係も
レラティブです。」
・
・
・
・「①。次…“ネ”、シテ、の②を繰り返しトメ、を経て一
度ネ、に戻り②が終わります…」
・「これに加えて、③サビ、―トメ、コンビでそろそろ終わ
りの合図…」
・「最後に、④シメ、―“ネ”、のコンビで曲が、『ククリ』、
オワリ//となります。」
・
・「比較的簡単で聞き飽きにくいのがこの『ひとククリ』で
すが…」
・
・「このハシリ①、とククリで挟まれた部分を繰り返しを…」
・「『一つの塊~ククリ」として歌の1番・2番…とするこ
ともあります。」
・
・
・
・
・
・
~~Cこの指Fパパ、C太っちょFぱぱ、
~~G=トメ”ヤーヤ~あハハ~
~~CおはFなし“G=トメ”為C=“ネ”ククリ
(もう古歌とも言うべき良質童謡です)…
・…「“ネ”C、シテFを繰り返し、童謡にはじめてでてく
る…G」
・
・「G、+7、+11、+14 or +2=ソ・シ・レは、トメ
で…『ヤーヤ~あハハ』…」
・「次の『為』に先立つGはのシメ的なEマイナーの代理~
適当のレラティブです。」
・「ここで終わっても不自然さはありません。…②のループ
が完結しているからです。」 -388p
・「②だけの歌です、適当でも不都合、酷い不合理、不協和
音がなければ問題ないのです。」
・「ここに①を前足しし、②を繰り返し、③を複雑にして歌
の一番…そして二番・三番…」 「…を足し、サビパートも
③の要素だけでなく①~③をふんだんに盛り込むこと…」
・「…ができます。」「このまま④でシメ、てもいいですし、
…」
・「④をシメパートとして①~④を膨らますことも有りで
す。」
・
・
・…
・「規模さえ巨きくしなければ複雑にしても問題はないので
す。」
・
・
・
・「…あとはどのように複雑にするかです。…ここではじめ
てコード=和音・和声の話をします。歌は幾つもの音が時間
軸の沿って幾つか並べられています。」
・
・「“ネ”、シテ、トメ、サビ、シメ。で構成された①②③④
…所謂コード進行の大枠の話を為ておかないと、メジャー・
マイナー以外の複雑なコードが濁音~雑音にしか聞こえてき
ません…コードのの経時的進行~変化があるからこそ複雑な
コードが生きてくるのです。」
・…「例えば、単独に複雑なコードを『ジャラ~ン』と弾い
ても単に雑音なのです…から。」
・
・「えぇ~では、少し難しいコードの話をします。」
・
・
・
・…「“ネ”、をC=ド…ここを0とするCメージャーは先
ほど出てきました。」
・…「コードはギターのうえで平面的な広がりがあります。」
・
・
・
・…絵を送ります!!!
・
・ -389p
・
・
メジャー(=トニック)
0、+4、+7
+は加え高くするフレット“ネ”では【C】の…ド、ミ、ソ。
・
・
・
・…「0=ネ=基音=ルート音、を基調に基調以外の音の関
係性=『メジャーコード』の話です。」
・
・
・
・
・…基音=(メジャー明るい和音の基本)ルート音を、 例えば…、
…【D】なら0をレ、とすれば、+4はファ♯ +7はラ、です。
…【E】なら0をミ、なら…、…+4はソ♯、 +7はシ…です。
…【F】なら0がファですので+4はラ、 +7はド…です。
…【G】なら0がソ、ですので+4はシ、+7はレで…。
…【A】なら0がラ、ならば+4はド♯ +7はミ…。
…【B】なら0がシ、なら+4がレ♯、+7はファ♯…。
とすればすればいいです。
・
・…明るい基本の『メジャーコード』0+4+7=0、4、7
・…のバリエーションです。
『マイナー』(=パラレルといういいかたもあります)
0、3、7
『マイナー 7th』(マイナーセブンス)
0、3、7、11
『add 11』(アッドイレブン)
0、4、(5)、7、17=5
『add 9』(アッドナイン)
0、(2)、4、7、14=2
『7th』(マイナーセブンスあるいは単純にセブンス=半音低いセブンス=+10)
0、4、7、10
『sus4』(サスフォー)
0、5、7
『m 6th』(マイナーシックス)
0、3、7、9
『M 7th』=『△7th』(メイジャーセブンス=本来のセブンス=+11)
0、4、7、11
『 7th sus4』(セブンスサスフォーここも半音低いセブンス=+10)
0、5、7、10
『 6th』(シックス)
0、4、7、9
-390p
『 aug』(オーグメント)
0、4、8
『m 7th♭ 5』(マイナーセブンスフラットファイブ)
0、3、6、10
『m♭ 5』(マイナーフラットファイブ)
0、3、6
『dim』(ディミニッシュ)
0、3、6、9 マイナーの0、3、7を飛び越え真っ暗
・…「です。」
・
・…「因みに」
・「…参孝までにトニックのCのルート音のモノサシでは…」
・
・「サブドミナントのFのルート音は…」
F のルート→ 5 ,9,0
・「ドミナントのGのルート音は」
G のルート→ 7 ,11,2
・「レラティブサブドミナントの Dmのルート音は」
Dm のルート→ 2 ,5,9
・「レラティブドミナントの Emのルート音は」
Em のルート→ 4 ,7,11
・「レラティブの Amのルート音は」
Am のルート→ 9 ,0,4
・…「 Cの0,4,7 …とかなり重なります」
・
・
・
・
・
―テンションコード…先に挙げた
(マイナー=0、3、7、+10)
(メジャー=0、4、7、+10)…の基本コードに+10
・ -391p
・…<マイナーセブンス>m7Th=+10を加えた四つの音に
さらに音を足してテンション≒緊張感を足します…
・
・…濁りにくい(コードだけだとテンションコードは大体濁
って聞こえます…)コード…
を挙げると…
・
♭9 Th-は+13 9 Th-+は14 ♯9 Th-は+15
11 Th-は+17 13 Th-は+21 …を追加し
…[…]♭9 th …等と記載します。[…]括弧の中はコー
ド名とメジャ 0,4,7,10 ~マイナー 0,3,7,10 をつけ加えます。…
+10hが入って1るので 7th ですが習わしではこの 7th は
略しています。
・…たとえば「Cメジャー♭9」中身は、
→0.4,7.10.13=+13=♭9が足されたのです。
・
・
・…このテンションコードを私が使うときたなく成りがち
で、アクセントやコードとコードの移行~繋ぎにチョロリ
使うのが無難…と私は思っています。
・
…なお、フッレト足す+16は+4と同じで、+18は+6
で dim とかぶって汚く、+19は+5と同じ、+22も7 Th
の+10と同じ…+23は+11と同じでしかも濁って聞こ
えることが多く余り出てきません。
・一般にテンションコードは濁って聞こえやすく、曲や気分、
この曲面で濁って欲しくないときは臨機応変の出音-弾く音
を端折ったりもします。…不思議なことにこの濁り満載~香
辛料、単独では食べられない…このテンションコード<の濁
り>が反って曲全体を引き締めたり…楽器の素材…特に木材
の響きを美しくさせたりもあるので…本当に不思議です。
・
・
・…こんな不協和音的組み合わせもあります。名無しです。
…0、+2、+4
…これは“ネ”、をド、とすると…ド、レ、ミ…なんて和
音のありそうです…弾いてみると少しぎこちないですが柑橘
系の爽やかさ有ります、…先ほどテンションコードはその場
その場で端折って弾かないのもありです、…といいましたの
で…このド、レ、ミのコードは add 9=0、+2、+4、+
7、+14…に吸収されていると考えます。 -392p
・…右の方が細い1弦で、下にゆくほど高い音のでる(-)
フレットです。
・
・
・
・
・…次の表はFやAやDのメジャーのギターコードの押さえ
です。
・
・
・
・単音と歪をメインとするリードギターとコードメインのサ
イドギターとの相互の互換性を図るためのものです。F系、
A系…はリードとの繋がり良く近接するコード、テンショ
ンコードを参考までに書き加えてみました。…もッとも重要
なのは+0のルート音、“ネ”、の+0の音をRとして送っ
た表に入れています。
・…リードの弾き終わりは原則的にコードの+0ルート音だ
からです。
・…また、コードの弾き終わりでリード移るときもルート音
+0はリード弾き始めの目安だからです。…ルート以外、短
調のとき+3…③や長調のとき+4…④、フュージョンでは
+5…⑤で上手くいくときもあろうかと…書き込みました。
…リード←→サイドの切り替えはR、ルート、+0、?が無
難みたいです。
・…ギタリストにギターを持たせると、ポロポロと不思議な
フレーズ~コード不詳な音を脈絡なく引き続けるのは…手探
りでこんなことを探しているのです…。(そんな風に弾いて
イイワケです。)…幸い御兼の手許にはギターがないの手で
でなく…口が動きます…
・
・
・もう少し以下の表に説明を加えます。記号の説明です…
・
・
〇省略可です通常触ってミュ~ト…
ゆとりが出来ると◎をミュ~トしたり前後に動かすの
もありです(…F攻略秘技)
◎人差し指の腹で沢山の弦をしっかり押さえる
…特に初心者の方 -393p
●押さえるところ
←…中指・薬指・小指で工夫を凝らし押えてください
…指が疲れない・関節が痛まないこと大事です。
○に中に数:…はRルート音=0から…超えた~
増えたフレット数を指します。
・
・
私は指が短いのでコードブックとはかなり違います
…◎・〇がギター本体の0フレット―骨か樹脂のフレ
ットの場合は、…人差し指が自由に使えます
…R=0、ルート和音の架空+0フレットにあたります…
メジャーコードはR=0④⑦ですので
+0はR, +4は④ +7は⑦です
…m、はマイナー+3 =③です (④●を離すとマイナー
0③⑦になります)
…セブンス(精確にはマイナーセブンス)は+10
…Δメイジャー7Th= +11は…⑪と表記します
… sus はサス0⑤⑦…サスを強調するのは⑤なので sus
aug はオーグメント0④⑧…強調するのは⑧で aug
… dim はディミニッシュ0③⑥⑨です。暗い3の足算です
・
・
・
Fハイコード(→0フレット近辺から離れる)
バリエーション系
↓ : これがギターの1fならF、
3fならG。5fならA。
8fならCです。
・ -394p
【-】がフレットのイメージです
↓◎人差し指でおさえる
↓の<-> はフレットのイメージです。
1弦:R ◎-① -9th -min -10th
2弦: ◎-aug-6th -7th -△
3弦: ◎-● -sus -⑥ -⑦ -aug … 中指離すと min③
4弦: ◎-⑪ -●R -① -② -③ … =R小指推奨
5弦: 〇-⑥ -● -aug -6th -7th -△ … =⑦薬指推奨
6弦: R〇-① -9th -min -10th -⑤ …5~6弦の”○”は人差し指
・ ですが、暫くは無理せずに
・
・
・
Aハイコード(→0フレット近辺から離れる)
A系ハイコード・バリエーション
↓ :ここがギターの1フレットB♭、3フレットならC、
5フレットならD…、7フレットならEです。
↓
1弦: ◎-aug -6th -7th -△
2弦: ◎-③ -● -sus -⑥ ●=④で指を1つ下げ変ると minに
3弦:7th=◎-△ -●R-① -9th -min Rを離すと 7th
4弦: ◎-⑥ -● -aug -6th -7th -△ ●は⑦を押さえています
5弦: R◎-① -9th -min -④ -sus=⑤
6弦: 〇-aug -6th -7th -△=⑪ 因みにaugは⑧です。
・
・
・
・
・因みに…例外的にパフェルベルのカノンのコード進行は…
①のところで②のパターンを延々繰り返す…
~~C、G、 Am、 Em、 F、 C、 F、 G
…この繰り返しです。+数:は繰り上げるフレットで
…m:はマイナーコード(0,3,7のコンビです)
~~0 +7 +9m +4m +5 0 +5 +7
…この繰り返しで、<ネ・シテ・トメ:シメ・サビ>では…
~~ネ、トメ、シメ、 サビ、 シテ、ネ、 シテ、 トメ、
…曲はこの延々の繰り返しです…繰り返しです!! -395p
・…このコード進行は…早々トメ、シメで…結局のところト
メでループする循環パターンです、コードの変更は多くはあ
りますが、コード変更は②のままで③にも④にも行かない…
でも飽きない不思議なコードの変更…“初めも終わりもない
…?”のがループするのです。②のまま…あるいは①のまま
…③・④に辿り着かない…コードの循環ループには飽きられ
やすい危険もありますが、繰り返しに内在する不思議を顕か
にする…探索枝みたいな事もあるのです。
・
・
・②のブギ的コード進行
↓同期コード
Aネ Dシテ Aネ~
? あ。 ぁ~も ~ぅ 。
Dシテ
Aネ
? もう駄目~ 残念コード
“Eトメ”―初
Dシテ Aネ ~Eトメ
? “陽の目”見るぅ その 日 まで~ //
②のブルース的コード進行
↓Am+5(5フレット分プラス)
コード→ Aネ D♭mシメ(=早く終わらせるシメ)
?
やだよ~
もういいよ。
Dシテ Adim(シテシメ代理…D 7th に♭ 5 足す)
?その気無のに のらりくらり
Aネ Dシテ “Eトメ”-初 Aネ…Eトメ
? 遠くで見てるよ “このボク” だから //
・
・
・
・
・-古歌とタイムトラベル~繰り返される波・リズム- - 396p
・
・
・
・
・
②の唱歌的コード進行
古歌的名歌
…『赤 10 んぼ』 作詞-3 木 10000 風 作曲-80 田耕 39 コ
ード変更しています。
「コードの話なので、一番のみです…」
↓コード
Aネ
~
Dシテ Aネ
? U-8 け Co8 け~の 赤 10ん ぼ~
“G♭ m-シメ” Dシテ Aネ “E-トメ” Aネ
? OOれて
3 たの ~は 1つの日~ か //
・「…『(OO れて)追われて』…の歌詞にシメ=レラティブ―G♭mを使う
のは少し強い気もするのですが、『1 つの~
日~か』の、“日 ”のトメEがしっかり活きてきます。…
②のコード進行の王道です。西洋音楽の小歌曲と比べてもこ
れっぽちも見劣りしません。…」
・
・
・
・
・…「ちょっと…ドライバーは目下、運転に集中しながら…、
差し挟みますよ。でも、」
・…
・…「もしかして…リエチャン。歌の『オワレ~て見た…』
は追うじゃなくって…」
・「 “背負う―のおぅわれ… ”のイントネーションでし
ょ?」
・ -397p
・
・…ェ。
・
・
・「えっ?」…「え~、え~…!」
・
・―御兼利恵子は何かを思い出すように、生まれ変わった赤
子のような眼で…周りを見、…あるいは誰かの記憶~記憶の
微小断片でも拾うかのように…、…首を傾げ、…何か…思い
出したかのように―口を開いて…瞬きしながら、…何回もし
続けながら、彼女の涼しげな両眼からほろり~ほろりと…
・…今度はしばらくうるうるの眼を見開いたまま…御兼は…
ボソボソとリズミカルに…
・…
・「 オワレ~…いつの~ひ~か。」
・「 …桑の…摘む―まぼろし。」
・「 …姐や、たより―絶え果て…。」
・「 …赤とんぼ…とまっているよ、竿の竹。」
・…
・
・…と何回か利恵子は『赤 10 んぼ』の歌詞の断片を小声で
繰り返し。
・…眼と首を回しながら辺りを見回していた。
・
・
・
・
・…途中トイレも行かず爆睡と微睡みを繰り返していた和田
が…クス…。…と、しみじみと笑った。
・…「ア。すいません…銀ヤンマの夢見に今の話が混ざって
…」
・「御兼さんの仕草が、昔、銀ヤンマの目の前で指を回した
同じ感じ…だったので…」
・「…でも…なんかジン~と…」
・ -398p
・…車外空気の緊張は解消されていなかったが、能直は既に
ある種の安堵を得たようで、~またすぐに深く寝いってしま
った。
・
・
・「そ、そう…ね、和、田クンと一緒…」…「文語の歌詞か
と…」
・「ずっと、赤とんぼ…追いかけて…」…「…と。」
・
・…濁り声の御兼が、「すいません、取り乱して…首を回し
ながら…」
・
・
・「ちょっとした時間旅行をしていました…ので…」「とて
も素敵…っな…」
・
・
・…御兼の眼からまた泪が溢れた。
・「胸とお腹が暖かく…それは母の体温…」…「見ていたの
か思っただけなのか?」
・「分かりませんが…赤とんぼの群れを…母の背中で見てい
た…」
・
・
・…「リエチャン、それ変だよ、ボク等が子供の頃…東京は
公害で赤とんぼはあの頃、いなかった、…運転は集中してい
るよ。ナカヤ。…お母さんかおばあちゃんのビジョンを背中
の体温を経由して見ていた…、変だけど…『背中で見ていた
…』のは間違えじゃない。…もう一つ…ボク等の親の世代の
方が東京の環境は酷かった…。」
・…「…アリガト、…言われてみれば赤とんぼ…見られるよ
うになったの最近…天本さんと同じで私、田舎…ないという
か田舎…ここですので。地方の何処かで…というのもなしで
しょうか?…」
・
・
・…「ここからは、歌の『赤10んぼ』では無く。祝詞の『赤
とんぼ』として…語ります。」
・ -399p
・「…『赤とんぼ』の歌詞はとても錬れている…というか…」
・「…魔法と言うにはバランスが良すぎます…普通すぎる…」
・「魔法というより…」…「常法…か、言い方変えますと…
最高位安全魔法…常魔法。」
・
・
・…
・
・
・…御兼は息を整える。
・
・…「リエは小さい時から…文集作成のときも普通~常なる
ものに拘っていたフシがあります…今でも。…そのフツウに
は『魔』は付けても良いのかもしれません、魔法規模は小さ
いのですが、魔の上に安全を含意した常魔法とでも言うべき
ものが、善意…どう扱っても悪の増幅を許容しない…持続的
に。…そんな低位の贄の要らない“フツウ”の魔法は必ずあ
るとおもってきました。」
・
・
・「…『負われて見たのは…何時の日か…』…しみじみとし
た…<時間旅行…の開始の“祝詞”…>。」
・…「その時間旅行は、実体を現世に遺して幻想だけのもの
です…」
・「その“祝詞”が『小駕籠に摘んだは…まぼろしか』…で
す。」
・「時間旅行は続きます、…なのですが…時間旅行自身も時
間を消費します。」
・
・少し粗くなった息を利恵子は整えていた。
・ -400p
・…「摂理や戦神に縋らなくても…契約しなくても時間旅行
をして無事に帰れるのです…多くの契約は常に戦神や摂理の
しらないところで堕天使や悪魔の契約改竄されている…現在
形です、…安全確認せずに…“見切り発車 ”古代は契約
悪魔~契約に潜む悪意の見定めもしないで…悪魔にも公平さ
を担保し、契約者同士・相互の安全の欠如…で見切り…。―
現代はネットワークコンピュータの起ち上げの際ウイルスの
リスクに対しても見切り発車…です。…ソレト、見切り発車
は、競争に因る。…のではないでしょうか…」
・
・…「私達の時間~世界は1秒間に1秒だけ時間が進む世界
です。」
・…「作詞者・作曲者・歌い手・演奏者・放送~録音媒体製
作の方々…」
・「そして時を超えてこの歌を聴き~あるいはその時の記憶
・その記憶断片の解釈…」
・「流行を超えた愛唱歌-古歌自体…時の旅人…それでも消
えゆく時があるのかもしれません。」
・
・「…『…姐やは 嫁に行き …たよりも 絶え果てた…』
…この三番の歌は多様の解釈をゆるすところです…
次巻…(40):歌とタイムトラベル の続き 400pからです。




