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〘蠱読〙〜140字の毒〜  作者: 梶野カメムシ
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八四。山姥

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 山奥の小屋に独り暮らしの婆さんがいる。外で包丁を研ぐので山姥(やまんば)の噂が立ったが、配達人の俺は信じてない。聞けば元料理人で、届く荷物も酒や調味料だ。ある日、老夫婦と孫娘が高級車で訪れ、翌朝、満足顔で下山した。車内に孫が見えないが、膝で寝てるのだろう。今日も婆さんは包丁を研いでいる。



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