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百。蟲読(完)
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「蠱読」と呼ばれる呪法がある。蝟集した百の奇譚を、日次ぎ読ませて行う。文字の毒は心胆に滴り、やがて命を軽んじ、穢れに染まり、怪異に近づく。ひいては人を殺め、政を誤り、世に災いを為す。これを戯言と謂う者のみ呪いを逃れる。されど文字の毒は消えず、心胆に滴り続ける。
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