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哲学について

作者: 丸峰

(a)この世には意味のある学問がある。

この世には、この世の原理を解き明かしたり、人間にとって有益となる情報を与えてくれる学問がある。

(b)意味のある学問とは論理性のある学問である。

意味のある学問は、完全列挙するといとまがないが、ひとつ、代表的なものとして挙げられるのが科学である。そして、科学のエッセンスはほかの意味のある学問にも通底している。科学は、論理と実証に裏打ちされた学問である。科学はそのどちらも欠けてはならない。とすると、意味のある学問のうち、少なくとも科学は論理性を有する。

(c)哲学は論理性を有する。

哲学は、私に思われた事柄から考えを巡らせる学問である。哲学のどのような例をとっても、それらは人間の理性によって高められたり、高められた痕跡がある。

(結論)哲学は意味のある学問である。

哲学は論理性を有し、その論理性を育む。そして論理性は科学に必要である。科学は意味のある学問であるから、そこから副次的に哲学も意味のある学問である。

(考えうる反論)論理性を育む学問は哲学だけではないから哲学の学問的必要性は相対的なものだ。

(再反論)相対的な必要性でさえ哲学を必要たらしめる。

意味のない学問がすべて相対的の時、それらの学問は全て同じスタートラインだ。そしてだれも研究しなくなったものから消えていく。つまり、哲学が今も消えず、何人かの研究者がいる時点で、その反論の有効性はない。


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