表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

間髪とは

 直ちに、とかすぐさまなどを表すのによく使われるのが


 「間髪を容れず(または入れず)」「間髪容れず」


 ですが、読み方と表記に関してはおそらく合っていることが少ないかと思われる言葉なので、改めて確認していただきたいと思い取り上げます。


 中国の故事(牧乗「諌呉王書」「説苑」)に於いて対応を即起こしたことによる、時間をおかず行動する様を表したもので、あえて読み方を忠実にするなら


 「(かん)(はつ)()れず」となります。


 「かんぱつをいれず」「かんぱついれず」にはならないことに注意しましょう。


 似た言葉に


 「間一髪」(かんいっぱつ)


 がありますが、これは時間的要素は同じですが、用途としては「あぶないところ」「すんでのところ」など受動的な危機的状況に対しての結果を表します。

 能動的な「間髪を容れず」とは意味を違えていますので、間違うことはないでしょうが、この言葉があることで、「間」と「髪」が一つの熟語のように捉えられてしまい「間髪(かんぱつ)」というものだと広まったと考えられます。


 記述のしかたには厳密さを求めるのは息苦しいとは思いますが、読みを誘導するために、できれば「間、髪を容れず」とすることで読者も言葉を大事にするのではないかと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 間、髪を容れず この言葉も調べて作品に使っています。 知らない時は、漢字から見てもなんとなく髪の入る隙間もない的な感じかな?と思っていましたが、相容れないの「容れない」を他にどれで使うのか…
[気になる点] 綺羅星の如く ◯きら、ほしのごとく ×きらぼしのごとく 五十歩百歩 ◯ごじっぽひゃっぽ ×ごじゅっぽひゃっぽ  まぁ細かいですね。  小説投稿サイトだから問題ありませんが、日常生活…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ