ほしいまま、を使う時
久しぶりに投稿します。読む方が忙しいのと仕事のことで文章を作成する気力がなくてダメダメです。
ほしいまま【縦・恣・擅・肆】
(名・形動)
〔「ほしきまま」の転〕
やりたいままに振る舞うこと。自分の思いどおりに事を行うこと。また,そのさま。「▽縦▽恣▼擅▼肆の悪業」「一国の政治を▽縦▽恣▼擅▼肆にする」
(三省堂大辞林より引用)
あえて辞書から全文引用させていただきましたが、多くの作品に本来の意味とは違った形で記述がされているため、たまには慣用句など使い方が合っているか調べる手間を惜しまないでほしいと思っての投稿です。
よくあるのは「欲しいまま」と書かれている場合、おそらくは賞賛を受けるなどの意味ではないでしょうか。
これをそのような場面で使ってしまうと印象が全く逆になってしまうことになります。
ただ「名をほしいままに」は名声を博するという使い方でいいのでしょうから一般的なこととして、良い方向で使う例はあまり見かけないので、わかりやすく区分するならこの言葉は強引さを元にした、対象に対しての悪い方向で用いる、いわば「わがまま」に属する言葉であり、人物の好印象に使うものではないものです。
「欲しい」と認識してしまうとうっかり良い方にも使えそうだと思う、その落とし穴に注意してみてください。
思いつきの文ですが目に留まって読んでくださった方には感謝しかありません。指摘などいただけたらなお嬉しいです。




