眠いから寝る(フラグ)
どうも、作者のえなめる線です
pixivから来ました。
特に書くことないですでは!
とあるMMORPG内
-11- 【あと少し!】
甘味 【決めちゃえ!線ちゃん!】
セン 【分かった!行くよ!『スキル:竜神之天眼』】
数学嫌いヤ 【っしゃーーーーーーやった!】
-11- 【C E Oベヒーモス最初の攻略】
セン 【みんなお疲れ様】
甘味 【疲れたし素材確認したら落ちよーぜ!】+3
私はしがないCEOのプレイヤーだ。
そして中身は男、チャットは女といういわゆるネカマと言うやつなのだろう。
それも楽しみ方の一つだし……
そんな俺のリアルの名前は『笹倉 有利』
ゲーム内では『セン』と名乗っている。
このゲームの意思疎通方法がテキストチャットしかないからよく変換ミスで『線』って言われたりもする。
というか『-11-』さん以外センって呼んでくれないんだけどね…
ちなみにこのゲームのテキストチャットは有能で、賛成反対ボタンがある。
チャットの読み返しとか、自分の発言の編集とか自動規制があるから非常に便利です。
数学嫌いヤ 【っヒョーー!やべぇマジレア泥やん!】
セン 【みんな欲しいものでた?】
甘味 【俺持ち武器の杖出た!】
甘味 【魔龍王アビスゲート(杖)だとさ】
-11- 【自分も出た、センさんはどうなの】
セン 【でたよ!魔龍王アビスアダト(大剣)】
-11- 【これもしかしたら確率じゃなくてベヒーモス戦内で使った最後の武器かもしれない】
数学嫌いヤ 【あー…ありえるな…俺も最後のやつだったし…魔龍王アビスレーイェ(盾)】
甘味 【装備すごいかっこいい!】
セン 【すご…やばいかも】
-11-【自分明日学校あるので抜けますねでわ】
システム【-11-がログアウトしました】
セン 【じゃあ私も抜けるねばいばーい!】
システム【センがログアウトしました】
「眠いし寝るか」
そう呟いて寝た俺であった。
…………………………………………
「あれ?ここは…、俺は確かCEOでベヒモス倒して寝たはず……もしかして異世界転生?」
気がつくと見知らぬ森にいた。
もう見飽きた様なテンプレだが多分そうだろう。
最近は異世界じゃなかったりもするらしいがここは紛れもなく異世界だろう。
現実的にありえない植物や見たことない動物。
何より体を巡る……
「魔力かなぁ…これ………試しにやってみるか。CEO基準でいいのかな?初級魔法にしとこう、『魔法:ファイアボール』……何も起こらないか………ステータスオープン」
名前 ユウリ
種族 ヒューマン→???
→???
歳 19
職業 オールスター
魔法 未取得
能力:言語理解・CEOに生きる者・翻訳(弱)
MP 開示スキル未取得
HP 開示スキル未取得
「こっちは大丈夫なのか…あとは……」
「誰か……いますか……?」
「えっ!」
思わず声を出したことに若干後悔しつつその方向に目を向ける
声は、女性を思わせる優美さと恐怖、その中に落ち着きが垣間見える
「あの…すみません、ここがどこだかわかりますか?」
そこに現れたのは俺にとってはもう見慣れたはずの容姿…もう二度と見れないと思って居たその人…CEOも精巧に作られていたが、目の前に体温等、より現実的な要素を持って現れた。
センちゃんの容姿
髪型:桜色の髪のストレート
左目:金 右目:銀
服(装備)魔龍王の外套(明るい紫色のコート)
狂戦者のベール
天魔の首飾り(魔龍王の外套の中にある)
試練の袴(試練装備はベヒーモス直前じゃないと手に入らない
傀儡の手袋(デザインもよし剣操作ができるようになる)
アビスアダト(めちゃんこかっこいい大剣、性能もよし!)
以上センちゃんの本気モードの装備でした
(普段は別のもの着てる)